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- 【過去3年の推移】東京大学の合格最低点・合格者平均点データ解説
【過去3年の推移】東京大学の合格最低点・合格者平均点データ解説
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- 2025/02/25

「東大に合格するためには、何点取ればいいのか?」東大を志望する受験生なら誰もが気になるポイントですよね。
東京大学の入試では、共通テストと二次試験の合計点で最終合格が決まります。しかし、その前に第1段階選抜が行われることがあるため、「そもそも二次試験を受けられるのか?」という不安を抱える人も多いはず。
この記事では、東大の合格最低点(文系・理系別)を中心に、過去の推移から難易度の変動を分析します。
■合格・不合格のボーダーラインとなる点数の目安
■過去3年間の合格最低点の推移と傾向
志望校を東大にするか、他大学を受験するかの判断材料として、ぜひ参考にしてください。
※この記事、およびこの記事内記載の平均点は、東京大学公表の2022年度~2024年度入試結果をもとに、ベネッセ作成。
- 目次
-
東京大学 過去3年の合格最低点・合格者平均点データ
この記事では、各科類ごとの共通テストおよび総得点の合格者平均点をまとめ、2022年度から2024年度までの過去3年間の推移を分析しました。
合格最低点の変化と傾向を知ることで、より効果的な受験対策を立てることができます。
第1段階選抜と第2次学力試験
東京大学の入試は2段階選抜方式を採用しており、共通テストの成績によって二次試験に進めるかどうかが決まる「第1段階選抜」が実施されることがあります。
実施の有無は、募集定員に対する志願者の倍率によって決定し、下記表の倍率が実施目安となっています。
科類 | 第1段階選抜が行われる倍率 |
---|---|
文科一類 | 約2.5倍 |
文科二類 | 約2.5倍 |
文科三類 | 約2.5倍 |
理科一類 | 約2.3倍 |
理科二類 | 約3.0倍 |
理科三類 | 約3.0倍 |
学力試験の算出方法
共通テストの得点が110点に換算され、二次試験の得点440点と合わせて550点満点で合否が判定されます。
【大学入学共通テスト】
配点110点(1000点満点を110点に換算)
※2025年度入試より1000点満点。24年度入試までは900点満点
【2次試験の成績】
配点440点
【総合】
550点満点
共通テストが苦手でも二次試験で挽回することは可能ですが、第1次段階選抜の合格ラインを超えられなければ受験すらできないため、バランスの取れた対策が必要です。
東京大学は科目別の合格最低点・合格者平均点は公表していない
東京大学では、合格者の最低点や平均点のデータは公表されていますが、各科目の得点や平均点は非公開となっています。
「英語で何点取ればいいのか?」「数学が苦手でも合格できるのか?」といった科目ごとの具体的な目安を考えるよりも、配点を考慮しながら自分の得意・苦手科目を踏まえて合格ラインを超えるための戦略を立てることが重要です。
第1段階選抜の合格最低点・合格者平均点
■文科一類
■文科二類
■文科三類
■理科一類
■理科二類
■理科三類
文科一類
入試年度 | 配点 | 合格最低点 | 最低得点率 | 合格者平均点 | 平均得点率 |
---|---|---|---|---|---|
2024※ | 900 | 226.0 | 25.1% | 724.1 | 80.5% |
2023 | 900 | 479.0 | 53.2% | 734.9 | 81.7% |
2022 | 900 | 520.0 | 57.8% | 692.2 | 76.9% |
※2024年度は第1段階選抜を実施していません。無資格者を除く志願者の成績を記載。
第1段階選抜(共通テストの点数による)合格・不合格のボーダーラインは?
東京大学文科一類では、2022年度と2023年度に第1段階選抜が実施されています。
2022年度と2023年度の共通テストの最低得点率が53.2%~57.8%の範囲で推移しており、合格と不合格のボーダーラインは55.5%程度の得点になります。
文科二類
入試年度 | 配点 | 合格最低点 | 最低得点率 | 合格者平均点 | 平均得点率 |
---|---|---|---|---|---|
2024※ | 900 | 210.0 | 23.3% | 725.9 | 80.7% |
2023 | 900 | 454.0 | 50.4% | 725.0 | 80.6% |
2022 | 900 | 435.0 | 48.3% | 701.8 | 78.0% |
※2024年度は第1段階選抜を実施していません。無資格者を除く志願者の成績を記載。
第1段階選抜(共通テストの点数による)合格・不合格のボーダーラインは?
東京大学文科二類では、2022年度と2023年度に第1段階選抜が実施されています。
2022年度と2023年度の第1段階選抜では、共通テストの最低得点率が48.3%~50.4%の範囲で推移しており、合格と不合格のボーダーラインは49.4%程度の得点になります。
文科三類
入試年度 | 配点 | 合格最低点 | 最低得点率 | 合格者平均点 | 平均得点率 |
---|---|---|---|---|---|
2024 | 900 | 623.0 | 69.2% | 742.7 | 82.5% |
2023※ | 900 | 189.0 | 21.0% | 736.8 | 81.9% |
2022 | 900 | 595.0 | 66.1% | 710.8 | 79.0% |
※2023年度は第1段階選抜を実施していません。無資格者を除く志願者の成績を記載。
第1段階選抜(共通テストの点数による)合格・不合格のボーダーラインは?
東京大学文科三類では、2022年度と2024年度に第1段階選抜が実施されています。
2022年度と2024年度の第1段階選抜では、共通テストの最低得点率が66.1%~69.2%の範囲で推移しており、合格と不合格のボーダーラインは67.7%程度の得点になります。
理科一類
入試年度 | 配点 | 合格最低点 | 最低得点率 | 合格者平均点 | 平均得点率 |
---|---|---|---|---|---|
2024 | 900 | 703.0 | 78.1% | 788.0 | 87.6% |
2023 | 900 | 543.0 | 60.3% | 773.2 | 85.9% |
2022 | 900 | 630.0 | 70.0% | 745.5 | 82.8% |
第1段階選抜(共通テストの点数による)合格・不合格のボーダーラインは?
東京大学理科一類の第1段階選抜では、共通テストの最低得点率が60.3%~78.1%の範囲で推移しており、合格・不合格のボーダーラインの変動幅が20%近くと大きくなっています。
理科二類
入試年度 | 配点 | 合格最低点 | 最低得点率 | 合格者平均点 | 平均得点率 |
---|---|---|---|---|---|
2024 | 900 | 682.0 | 75.8% | 764.5 | 84.9% |
2023 | 900 | 711.0 | 79.0% | 769.8 | 85.5% |
2022 | 900 | 646.0 | 71.8% | 724.8 | 80.5% |
第1段階選抜(共通テストの点数による)合格・不合格のボーダーラインは?
東京大学理科二類の第1段階選抜では、共通テストの最低得点率が71.8%~79.0%の範囲で推移しており、合格と不合格のボーダーラインは75.5%程度の得点になります。
理科三類
入試年度 | 配点 | 合格最低点 | 最低得点率 | 合格者平均点 | 平均得点率 |
---|---|---|---|---|---|
2024 | 900 | 691.0 | 76.8% | 803.2 | 89.2% |
2023 | 900 | 640.0 | 71.1% | 782.7 | 87.0% |
2022 | 900 | 529.0 | 58.8% | 713.6 | 79.3% |
第1段階選抜(共通テストの点数による)合格・不合格のボーダーラインは?
東京大学理科三類の第1段階選抜では、共通テストの最低得点率が58.8%~76.8%の範囲で推移しており、合格・不合格のボーダーラインの変動幅が20%近くと大きくなっています。
第2次学力試験の合格最低点・合格者平均点
■文科一類
■文科二類
■文科三類
■理科一類
■理科二類
■理科三類
文科一類
入試年度 | 配点 | 合格最低点 | 最低得点率 | 合格者平均点 | 平均得点率 |
---|---|---|---|---|---|
2024 | 550 | 331.0 | 60.2% | 357.9 | 65.1% |
2023 | 550 | 343.9 | 62.5% | 371.4 | 67.5% |
2022 | 550 | 302.6 | 55.0% | 331.5 | 60.3% |
合格・不合格のボーダーラインは?
東京大学文科一類では、総合点の最低得点率が55.0%~62.5%の範囲で推移しており、合格と不合格のボーダーラインは59.2%程度の得点になります。
合格をめざす場合は、3年間の合格者平均点の平均値を目安に、総合点で64.3%を目標にするとよいでしょう。
文科二類
入試年度 | 配点 | 合格最低点 | 最低得点率 | 合格者平均点 | 平均得点率 |
---|---|---|---|---|---|
2024 | 550 | 332.2 | 60.4% | 357.0 | 64.9% |
2023 | 550 | 342.4 | 62.3% | 368.9 | 67.1% |
2022 | 550 | 306.1 | 55.7% | 329.5 | 59.9% |
合格・不合格のボーダーラインは?
東京大学文科二類では、総合点の最低得点率が55.7%~62.3%の範囲で推移しており、合格と不合格のボーダーラインは59.5%程度の得点になります。
合格をめざす場合は、3年間の合格者平均点の平均値を目安に、総合点で64.0%を目標にするとよいでしょう。
文科三類
入試年度 | 配点 | 合格最低点 | 最低得点率 | 合格者平均点 | 平均得点率 |
---|---|---|---|---|---|
2024 | 550 | 331.1 | 60.2% | 353.2 | 64.2% |
2023 | 550 | 340.3 | 61.9% | 363.9 | 66.2% |
2022 | 550 | 305.4 | 55.5% | 327.7 | 59.6% |
合格・不合格のボーダーラインは?
東京大学文科三類では、総合点の最低得点率が55.5%~61.9%の範囲で推移しており、合格と不合格のボーダーラインは59.2%程度の得点になります。
合格をめざす場合は、3年間の合格者平均点の平均値を目安に、総合点で63.3%を目標にするとよいでしょう。
理科一類
入試年度 | 配点 | 合格最低点 | 最低得点率 | 合格者平均点 | 平均得点率 |
---|---|---|---|---|---|
2024 | 550 | 326.2 | 59.3% | 355.6 | 64.7% |
2023 | 550 | 315.0 | 57.3% | 345.2 | 62.8% |
2022 | 550 | 303.2 | 55.1% | 334.4 | 60.8% |
合格・不合格のボーダーラインは?
東京大学理科一類では、総合点の最低得点率が55.1%~59.3%の範囲で推移しており、合格と不合格のボーダーラインは57.2%程度の得点になります。
合格をめざす場合は、3年間の合格者平均点の平均値を目安に、総合点で62.8%を目標にするとよいでしょう。
理科二類
入試年度 | 配点 | 合格最低点 | 最低得点率 | 合格者平均点 | 平均得点率 |
---|---|---|---|---|---|
2024 | 550 | 314.1 | 57.1% | 338.4 | 61.5% |
2023 | 550 | 313.0 | 56.9% | 334.8 | 60.9% |
2022 | 550 | 287.4 | 52.3% | 313.0 | 56.9% |
合格・不合格のボーダーラインは?
東京大学理科二類では、総合点の最低得点率が52.3%~57.1%の範囲で推移しており、合格と不合格のボーダーラインは55.4%程度の得点になります。
合格をめざす場合は、3年間の合格者平均点の平均値を目安に、総合点で59.7%を目標にするとよいでしょう。
理科三類
入試年度 | 配点 | 合格最低点 | 最低得点率 | 合格者平均点 | 平均得点率 |
---|---|---|---|---|---|
2024 | 550 | 380.5 | 69.2% | 404.0 | 73.5% |
2023 | 550 | 357.7 | 65.0% | 389.2 | 70.8% |
2022 | 550 | 347.5 | 63.2% | 377.1 | 68.6% |
合格・不合格のボーダーラインは?
東京大学理科三類では、総合点の最低得点率が63.2%~69.2%の範囲で推移しており、合格と不合格のボーダーラインは65.8%程度の得点になります。
合格をめざす場合は、3年間の合格者平均点の平均値を目安に、総合点で70.9%を目標にするとよいでしょう。
東京大学で合格最低点を超えるための勉強法・対策とは?
東京大学の合格最低点の推移を把握することで、現在の実力と合格最低ラインを比較し、まずはその最低ラインを目指して効率的な受験対策を進めることができます。
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※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。