中学までは丸暗記でもある程度は通用した英語。しかし、高校では「読む」量も増え、「聞く」「書く」「話す」もより高度な内容となります。
大学入試では、文系・理系を問わず英語が課される大学がほとんどで、「英語を使いこなす力」が問われています。
高校で英語をニガテにせずに、うまく学ぶにはどうしたらいいでしょうか?
そのための勉強法を、「高校講座」英語編集担当の清水が解説します!
「高校講座」英語編集担当の清水です。
海外の映画を字幕なしで見たいと思って勉強し続けてきた英語。どんどん好きになって、仕事でつかうのはもちろん、英語でいろいろな国の人と交流もできるようになりました。
英語は、自分の未来と可能性を広げてくれます。
「高校講座」では テキストやアプリで英語を使えるようにしていきます。
普段の勉強法からテスト対策、英単語の暗記術まで、英語が得意になる極意を伝授します。
【基本的な考え方】文法をしっかり学んで、原理原則を使って読む!
高校の英語では、単語数も文法事項もどんどん増えていくので、丸暗記しようとすると必ずどこかで破綻することになります。
そうならないように、高1・2のうちは文法をしっかり学ぶようにしましょう。
文法で学んだルール・原理原則を使って読めば、どんな英文に当たっても英語が読めるようになります。
また、単語を覚えるときは品詞に注目するようにしましょう。品詞まで覚えるのは大変だけど、頭に入れておくと文型がわかるので、正しく意味をつかめるようになります。
英文の読解は、中学までは、単語の意味がわかればなんとかなることがほとんどでしたが、文章が難しくなる高校からは、単語がわかるだけでは不十分です。
そういった単語だけでは読めなそうなところが大学入試では問われてくるので、文法の学習も大事にしていきましょう。
【普段の予習・復習】予習だけじゃなく復習も大事!ノートまとめで理解度UP
「英語は予習だけやっておけばいいかな」と思っている人はいませんか?実は、復習もとても大事なんです。
予習は、学校の先生からの指示があれば、それに従いましょう。できれば、辞書で単語・品詞は調べておくとよいですね。
そして、とにかく授業をしっかり聞くこと。
復習では最低でもポイントになった単語や文法をしっかりおさえるようにしよう!
復習は、教科書の音読とノートまとめがオススメです。
教科書の音声があればそれも使って、すらすら読めるようになるまで音読をしましょう。リスニングとスピーキングの対策になります。
ノートは、授業の内容を自分なりにまとめなおし、重要な文法事項や単語を整理しておきます。「チャレンジ」も活用して理解を深めておきましょう。
【リスニング対策】毎日取り組むことが大事!リスニング力を上げる3つのポイント
リーディングよりもさらに根気強く時間をかかる必要があるのが、リスニング対策です。そのリスニング対策として実行してほしいのが、次の3つ。
①大前提となる単語・文法・読解力
②スキマ時間を有効に使う
③長文素材を使う
リスニングも毎日継続して取り組むことが大切です。3つのポイントの詳しい内容はこちらの記事で解説しているので、ぜひ参考に!
【ニガテ克服】絶対に放置しない!基本ができるように、先に進まず振り返ることを大切に
英語はできない分野がわかっていれば、必ず復習するようにしましょう。そこを把握することが、ニガテ克服のきっかけになります。
放置したままでいると絶対にわからなくなります。先に進むよりも、振り返って基本ができるように、復習することを大事にしてください。
高1になってから中学の英語をやるのも、まったく恥ずかしいことではありません。むしろ中学のワークをこなして基本を振り返ることは、ニガテ克服に効果的なのです!
【テスト勉強】インプット重視の勉強が大事!
英語はワークや予想問題集を解くアウトプットよりも、インプット重視で勉強したほうが効果的です。読解などで英語の文章に数多く触れていくうちに、自然と正しくアウトプットできるようになります。
インプット重視の勉強をするときに役立つのが、先ほどもオススメしたノートまとめです。
ノートに問題をまとめたり、単語カードを作ったりするだけでも、想像以上にやる気ができますよ!
【英単語の暗記法】基本の単語を増やしていくことで、暗記がどんどんラクになる!
悩む人が多い英単語の暗記術。次のうち単語を覚えやすいのはどちらでしょう?
①1日10個、7日で70個覚える
②1日70個、7日繰り返して70個覚える
正解は②でした!なぜなら、覚えている単語数が増えれば増えるほど、関連語も増えていくからです。
関連語が増えれば、それだけ単語を覚えるヒントがある状態になるので、どんどん覚えやすくなります。1日70個覚えられなくてもいいから、毎日1周することが大事なんです。
英語はとにかく継続して取り組むことが大事
リーディングからリスニング、英単語の暗記術まで、幅広い英語の勉強法の全体像がこれでハッキリ見えてきたかと思います。
それと同時に膨大な「やらなきゃいけないこと」も見えてきたかもしれません。そう、英語はできるようになるまでに時間がかかる教科です。
だからこそ、毎日少しずつでもいいから取り組むことが大事です。
一度ニガテになってしまうと、克服するのが難しい教科でもあるので、この記事を読んだ今からでも、しっかり英語に取り組んでみてくださいね!
<この記事を書いた人>
進研ゼミ高校講座
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。
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