コロナ禍で注目を集め、超高齢化社会に向けて益々ニーズが高まる看護師。
進研ゼミ高校講座では、この夏、看護師という職業をピックアップして、興味を持っている方、進路として考えている方を応援しています!
そんな中、看護師志望の方からよく「看護師を志望するときに大切なのは、患者さんに寄り添い、思いやる気持ちですよね」とご相談をいただきます。
もちろん重要なのですが、看護師になるためには、思いだけでなく、高校生のうちにやるべきことがあるんです。
病棟勤務歴13年の元看護師ライター、まぁです!
高校生活の中でも、看護師を目指すのに必要なこと、看護師になってから役立つ力を身に付けることができます。今回は、現役看護師の視点から、今やっておくべき3つのことをお伝えします!
①どのような看護師になりたい?志望理由を掘り下げよう!
まず大切なことは「どんな看護師になりたいか」「看護師になってどのように活躍したいのか」を考えることです。
看護系の学部等に進学する場合、看護師という将来の仕事までが明確な道筋として見えています。
「看護師に興味がある」「看護師に憧れてる」というふわっとした部分を掘り下げて、看護師になりたい理由を考えると、この先の受験勉強や大学での勉強でも強みになります!
そのためには、今こんなことをやっておくと、効果的です。
具体的にやるべきこと
【看護師を志望する理由を考える】
看護師になって何をしたいのか、どういう人を助けたいのかを自分自身の言葉で語れるようになりましょう。
【看護師についての知識・理解】
志望理由を語るためには、看護師には「どのような役割があるのか」を知る必要があります。
看護師がどんな働き方をしていて、どんなことにやりがいを感じるのかを知ることが、志望理由を深掘りして考えるヒントになります。
とくに高校生の段階では、看護師の仕事をイメージできることが大切!動画などを活用して、看護師についての知識・理解を深めよう!
\看護師の仕事を動画でチェック/
②取れる資格が違います!なりたい看護師への進学ルートを調べよう!
看護職の中には、看護師以外にも様々な職業・資格があります。
例えば、『助産師』や学校の保健室や保健所などで働く『保健師』。実務経験や大学院での勉強が条件となっている看護師のエキスパート資格もあります。
自分のなりたい看護師像によって、なるためのステップが異なります。
進学してから「資格が取れなくて、やりたかった仕事ができない!」とならないように、高校生のうちに進学先を調べておきましょう。
具体的にやるべきこと
【進学ルートを調べる】
看護師になるためには、指定の大学・専門・短大を卒業して『看護師国家試験』に合格する必要があります。
ほかに取得できる資格も含めて、自分のなりたい看護師像を実現するためには、どこに進学するのがよいか、以下のポイントを確認しておきましょう。
◆得られる資格、取得できる資格
◆学ぶ期間、働く時期
◆実習先(病院付属なのか、興味のある診療科などがあるか)
また、進学ルートと併せて、入試方法を調べておくと、受験に備えてどんなことをしておけばいいかが明確になります。
具体的にやるべきこと
【入試方法を調べる】
国公立大の一般選抜でも、小論文と面接が併せて実施されたり、小論文や面接だけで選抜を行う場合もあります。
私立大の一般選抜では、英語・数学が必須となっている場合が多く、国・理・地歴公民の中から選択するケースが多いです。小論文・面接を実施するところも。
③看護師に必要な「やり遂げる力」「共感する力」を高めよう!
最後に、高校生の今から身に付けたい力、そのためにどんな行動をするべきなのかを考えてみましょう。
具体的にやるべきこと
【「やり遂げる力」を身に付ける】
人の命と向き合う仕事なので、やり遂げる力が重要になります。
高校生活の中で、学習だけでなく、部活・趣味など「やると決めたことをやり遂げる」、「継続する力」を高めましょう。
また、「患者さんへの想い・姿勢」だけでなく、実際の看護現場でも役立つ力を今から身に付けることもできます。
具体的にやるべきこと
【「共感する力」を身に付ける】
患者さんと触れ合うには「人に興味を持って、コミュニケーションをとること」が重要です。
友達や家族が普段しないことをしたら、何があったのかを想像し、相手を理解するために声をかけるなどを実践しましょう。
また、コミュニケーションをとるために「社会に対する興味をもつ」ことも大切です。
今はインターネットで自分が興味のある情報を簡単に得ることができますが、興味がない分野の情報にも関心をもつことで視野を広げましょう。
看護師の現場では「小さな変化」を見抜く力も求められるので、「人に興味を持つ」訓練をすることはとても有効です。
例えば、言葉でのコミュニケーションができない赤ちゃんだったり、医療従事者以外には気付けない変化に気付いたり、そこを見抜ける力が患者さんを救うこともあります。
高校生のうちに、この3つを実行しておくと、大学等に進学したときや看護師になったときに必ず役立ちます。
ぜひ今のうちから実践してみてください。
<この記事を書いた人>
進研ゼミ高校講座
元看護師ライター/まぁ
私は高校生のときに、日本看護協会が実施する『ふれあい看護体験』に行きました!実際に白衣(ナース服)を着て、病院で看護師さんに仕事を教わるイベントです。
仕事の大変さだけでなく、やりがいや魅力にも気付けたので、看護師になった自分を強くイメージできました。何より白衣(ナース服)を着れたのが嬉しかった!
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。
匿名
2022年6月 6日 16:34
とてもさんこうになりました
大学でもがんばり、りっぱなかんごしになります!
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