学部・学科選び、悩んでいませんか?
この記事では6月26日に配信された先輩のツイキャス「後悔しない学部・学科選び」のポイントを紹介します!
学部・学科選びは「就職によさそう」とか「今注目の学問だから」などイメージだけでなんとなく選んでしまうと、いざ大学生になったとき 「全然興味のない講義ばっかりでしんどい〜!」 ...などと後悔してしまいがちです。
今からじっくり考えて、悔いのない選択をしたいですね!
とはいえ「家から通える地元の国公立で」など家庭の条件もあるし...と思っている人もいると思います。
また「興味のある学問が複数あって決められないよ〜」と悩んでいる人もいるかもしれません。
今回はそんなお悩みや迷いのある人にもぴったりの先輩たちが登場していますよ!
先輩の紹介!
まず1人目は、ストーン先輩
ストーン先輩は、都市環境学部という文理融合学部で学んでおり、受験科目は、数Ⅲや理科(専門)で受験しています。
学科は「観光科学」。
「自然環境を生かした観光地作り」に興味があります。
そして2人目 りく先輩!
りく先輩は高校時代から特に国語(古典)が好き。
現在は文学部で「源氏物語」を中心に研究しています。
また中学時代から教員になるのが夢で、文学部で好きな勉強をしながら、教職課程もかけ持ちで履修しています。
さっそく二人の学部・学科選択のプロセスをみてみましょう!
Q 学部・学科、どうやって決めたの?
ストーン先輩の場合
ストーン先輩は、中学の頃から進路について考え、少しでも興味があることには積極的に参加していました。
そのなかでもとくに野外研究に興味をもっていたそうです。
そんなストーン先輩、高1の夏のオープンキャンパスで「観光科学」という文理融合の学問に出会います。
文系にも理系にも興味のあったストーン先輩にとって、「文理融合」は魅力的に感じられました。
また中学での野外学習の経験から、フィールドワークの多い「観光科学」という学問に、面白さを感じました!
そこでストーン先輩は、「大学のHPやパンフレット」「マナビジョン」、体験授業や大学祭への参加などしながら、
その大学の雰囲気が本当に自分に合っているか?
入学後の研究内容はどんなものか?
という観点で徹底的にリサーチし、他の大学・学部・学科とも比較していきました。
また、ストーン先輩は「家から通える国公立大」という保護者からの条件に合った大学の中から、自分の希望が一番叶いそうな学部・学科を探していました。
その結果、「緑豊かな郊外のキャンパス」が魅力的で、中学の頃から好きだった「フィールドワークが豊富」な、東京都立大の観光科学科を第一志望に決めたのです!
ここでストーン先輩が大学で面白かった実際のフィールドワークを紹介!
これは「動物園の観光客の動きを読み取ろう」という研究で、ストーン先輩はモルモット小屋を訪れる観光客の人数を数えて、時間帯・客層ごとにどのような傾向があるのかについて考察しました。
ストーン先輩にとって、「座学だけでは得られない情報やデータを、自分の手で得る達成感」が、フィールドワークの大きな魅力だそうです。
りく先輩の場合
一方、りく先輩の大学・学部選びのきっかけは高1の頃。
国語の授業やテストで、とくに小説などで文章のとらえ方が1つに決められていることに疑問を感じていました。
そこで「文学部ならもっと広い文章のとらえ方、感じ方ができるのではないか?」と思い、文学部に行きたいと思いました。
そんなりく先輩、中学の頃から友達に勉強を教えると「わかりやすい!」と言ってもらえた経験から、将来は教員になろうと思っていました。
そこで教育関係に強い大学、かつ興味のある文学を学べる大学を調べた結果、文教大に決定したのです!
Q2 選択に迷ったことは?
二人の先輩たちにも学部・学科を決意するまでには、迷った時期がありました。
ストーン先輩の場合
ストーン先輩は、高1の夏に「観光科学」学科に出会い、面白さを直感したものの、高3になってみると「本当にこの進路でよいのだろうか?」という迷いが出てきたそうです。
しかもまだなりたい職業が決まっていない状況でした。
そこでストーン先輩はあらためて、
「『観光科学』にどうして興味をもったのか?」
「大学で本当にやりたいことは?」
という自分の希望をしっかり整理し直したそうです。
すると「志望動機」が明確になり、自分の選択に自信がもてるようになったので迷いが消えました!
りく先輩の場合
りく先輩の迷いは、教育学部か文学部か? でした。
文教大は、教育学部のイメージが強い大学です。
だから文学を研究できる文学部に行きたいけれど、将来教員になるなら教育学部を選ぶべき? という迷いが出てきたのです。
学部選択で迷いに迷ったりく先輩は、オープンキャンパスや大学のパンフレット、教育実習生の体験談などをいろいろ調べました。
各学部で学べる内容もリストアップしました。
そんな中、文教大では文学部でも追加で教職課程がとれることがわかったのです!
大好きなことを最優先して文学部に行っても教員になれる!
とわかったりく先輩は、文学部に進み、加えて教職課程も学ぶ決意をしました。
迷ったり悩んだりしながらとことん調べて考え抜いたからこそ、本当に納得して満足のいく学部・学科を選べるのかもしれません。
Q3 学部・学科を決めた後、注意することは?
ストーン先輩のアドバイス
ストーン先輩からのアドバイスは、「文理融合学部」に関するもの。
「文理融合学部は文理問わず様々な分野に興味がある人、将来なりたい職業が決まっていない人にもおすすめですが、どの科目もおろそかにしない、いわゆる"捨て教科"を作らないで」とのこと。
その理由として、大学では高校で学んだ多くの科目の知識をベースとして使うので、高校で基礎をしっかり身につけておくと大学で深く学ぶことができるからだそうです。
また、仮に進路を変える場合、選択肢の幅が広がるので、捨て教科は作らないほうがよいということです。
りく先輩のアドバイス
りく先輩からは、「文学部」を考えている人へのアドバイスです。
文学はジャンルが広い学問です。
古典は、平安文学や鎌倉文学といった時代、近代は、芥川龍之介や太宰治などの文豪に分けられて研究されています。
その中で、自分の本当に研究したいジャンルは、どこの学科・研究室でできるのか?
それらをリサーチすることが必要だそうです。
各大学の教授が何を専門とするかは、大学のパンフレットなどに詳しく載っていることがあるのでチェックしましょう!
もう1つのアドバイスは「志望大の受験科目は、出題範囲まで今からチェックしておく」です。
そうすれば、むだなく勉強を進められるし、モチベーションも上がるそうです。
たとえば、国語でいうと、
『評論は出るけど、小説はそれほど出ない』
『漢文はそこまで出ない...』 など、
志望大の出題範囲には傾向があるはずです。
詳しくは自分の気になる大学のWebサイトや過去問などでチェックしましょう!
【大満足の学部・学科選びのまとめ】
ストーン先輩&りく先輩の学部・学科選び、いかがでしたか?
ストーン先輩は、「自宅から通える国公立大」という条件と、「大学でこんなことがしたい!」という自分の希望をマッチングさせて後悔のない学科選択をしました。
一方りく先輩は、教育学部と文学部で学べる内容を調べ、最後は自分の学びたいこと最優先で学部を決定しています!
あなたも、今回の先輩の選択を参考に、悔いのない、大満足の大学・学部選びを成功させてくださいね!
6月26日配信の実際のツイキャス録画動画はこちらでみられますよ↓
\30分で見られます/
また録画動画では、みんなからの質疑応答コーナーもあります。
他の人の質疑応答を見たら、あなたの迷いやお悩みもさらに解消できるかもしれませんよ。
>>6/26配信の「学部・学科選択法」ツイキャス動画を見る!
7/3LIVE配信の録画「志望大の選び方」もおすすめ!
\30分で見られます/
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<この記事を書いた人>
進研ゼミ高校講座
ライター 長谷川ヨスコ
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。
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