東京大、京都大、東北大に次ぐ４番目の帝国大学として 1911年に創設された九州大。約1 万 9000人の学生が、４つのキャンパスで学んでいます。どんな学部・学科で、どんな学びがあるのでしょうか。

４つのキャンパスに12学部

九州大には、共創学部、文学部、教育学部、法学部、経済学部、理学部、医学部、歯学部、薬学部、工学部、芸術工学部、農学部という12の学部 が設置されています。

入学後の１年間は、全学生が「伊都キャンパス」へ。

そこで幅広い知識と教養を身につけたのち、２年目から学部によって「伊那キャンパス」「病院キャンパス」「筑紫キャンパス」「大橋キャンパス」に分かれ、専門分野を究めていきます。

九州大の学び、ここがすごい！

先輩は九州大でどんなことを学んでいるのでしょうか。

九州大の大学生が、学部・学科の「ここがすごい！」を紹介してもらいましょう。

●共創学部

共創学部とは、自分で課題を見つけ、それを解決していくために必要な専門性を身につけていく学部です。

文系と理系の枠を超えて学ぶのが特徴で、留学生をのぞく全学生に、１か月以上の留学が義務付けられています。

●工学部

先端技術に関する電気と情報について学ぶ「電気情報工学科」、宇宙飛行士の若田光一さんも学んだ「航空宇宙工学科」、海洋の有効利用のための技術を習得する「船舶海洋工学科」、地球規模のさまざまな課題に取り組む「地球資源システム工学科」など、12の学科にわかれて学びます。

また、入試時点で学科を決められない人には、２年生に上がるタイミングで学科を選択できる「Ⅵ群」という入試選抜の枠組みも あるほか、英語のみで学位が取得できる国際コースも あります。

●経済学部

経済学部には２つの学科があります。

まずは、現代経済社会が直面する諸問題に的確に対処し、解決策を見出す力をつけていく「経済・経営学科」。

もう一つは、情報技術や工学的な手法の活用や、政策分析など経済に多角的にアプローチするという、全国的に見てもユニークな「経済工学科」です。

キャンパスの広さは日本最大規模

４つのキャンパスのうち入学後 １年間を過ごす 「伊都キャンパス」は、2018年に完成した新しいキャンパスです。

その広さは日本最大級 ！

食堂・カフェテリアからグラウンド、広い図書館に至るまで、施設も充実していて学びに集中できる環境が整っています。

「駅から遠い」など、広いがゆえに移動が大変という声も聞かれますが、キャンパス内には、乗りたいときに行きたい場所まで自由に移動できる、AI オンデマンド学内バス「 aimo （アイモ）」も。

何事も、百聞は一見に如かずです。

九州大のことが気になったら、まずは大学のホームページをチェックしたり、オープンキャンパスに参加したりと、自分の目でもぜひ確認してみてくださいね。

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