むかしむかし、あるところに、どうしても広島大学に受かりたいと願う一人の受験生がおりました。
10月から11月くらいになって、皆が「併願する大学決めた?」という話をしていた中、この受験生は「いや俺は広大一本で行くわ!!」と豪語していました。
実は関西の私大を少し調べていましたが、モチベーションが上がらず、考えるのがめんどくさかったのが8割、あとは一発勝負で広島大学に合格する方がかっこいいと思っていたのが2割で、結局彼は併願大を全く受験せずに受験することになりました。
迎えた広島大学二次試験、併願大を受験せずに、正真正銘の一発勝負になった彼は、極度の緊張に襲われ、ペンを持つ手が震えて字を書くにも四苦八苦したという...
「併願大」、決めた?
冒頭の話の受験生は、何とか合格を掴み取り、今は先輩チューターとしてその経験をゼミ生に伝えているようです、誰のことかなあ~~~~。
本命大の受験で手一杯なのに、併願大の事まで考えられない...と困っている受験生も多いと思います。
ただ事実、先に併願大の合格を決めておくと、4月以降の進路の選択肢が一つ増えますし、本命大の受験を落ち着いて受けるためにも併願大の対策は侮れません。
人によって併願大に対する考え方は違いますが、今回は併願大を受験しなかった人の目線で、過去の自分にどうアドバイスするか考えながらお話していきます!
最優先=本命大の負担にならないことが最優先も...
当たり前ですが、国公立大学を受験する受験生の最大の目標は、二次試験を突破して第一志望の大学に合格することです。
そのため、併願大を受験しても結局進学しないかもしれない、ということを考えてどうしても優先順位は下がってきがちです。
ただそれでも私は、併願大について調べておき、私立であろうと国公立の後期であろうと、少なくとも1校は受験しておくことを強くおすすめします。
(もちろん多額のお金が動くことですので、両親とよく相談することが重要です)
やはり試験慣れができることと、合格さえすればある程度安心して本命大の受験に臨めるということのアドバンテージは大きいです。
体力的、精神的な負担も考慮しよう
ならばどの大学を受験するか?というお話ですが、学力レベルだけでなく、日程や地域にも気を配る必要があります。
本命大受験の直前に遠方の大学を受験したり、試験が立て続けになったりしてしまうのは避けたいところです。
日程に余裕がなかったり、本命大対策に集中したいという場合には共通テスト利用型の入試(私立)もおすすめです。
冒頭の受験生のようにモチベーションが上がらずとも、やはり併願大についても詳しく調べ、受験する方が結果的に本命大の合格を近づけることになります。
どう対策する?
個人的には、、日々の勉強に少しだけ私大対策の意識を入れることで本命大と併願大対策の両立が出来るのかなと思いました。
例えば、共通テスト用に日本史の勉強をしていて、復習の際にその時取り組んだ分野で、私大の個別試験で問われるような深い知識を資料集や用語集で確認する、なんてどうでしょうか。
よほど高いレベルを目指すのでなければ、日々の勉強も十分に併願大の対策になり得ると思います。
もちろん受験が近づくにつれて過去問演習等は必要になってきますが、特別に併願大の対策用の勉強をしなくてはならない、というケースは少ないと思います。
まとめ
忘れないでほしいのは、
【併願大について考えておくことで本命大の受験に安心して臨むことができる】
ことです!
本命大の対策も進めながら、少しずつ考えていきましょう。
我々先輩チューターも共に駆け抜けます!一緒に頑張りましょう!
※志望大学の絞り方については前に記事を書いたので、こちらも見てもらえるとうれしいです!
<この記事を書いた人>
広島大 ゆうくん
※この記事は公開日時点の情報を基にしています。
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