演奏会を成功させるために、心がけていることは？

選曲にかなり力を入れていますね。例えば、幅広い世代の方に楽しんでいただくサマーコンサートでは、クラシックだけでなくポップスも演奏。
一方、一年の締めくくりとなる年末の定期演奏会は、クラシックファンのお客さまを意識してクラシック１本でプログラムを組み立てます。

ポップスはどんな曲を？

小さいお客さんの多い演奏会では、『崖の上のポニョ』や『名探偵コナン』といったアニメの曲を演奏しています。

それは盛り上がりそう！

小学生向けの鑑賞教室では、楽器ごとのソロがある曲や、情景が浮かぶような曲も交えて、音楽の素晴らしさを知ってもらえるような工夫もしますし、立ち上がって演奏するなどの演出を加える時もありますよ。

なるほど。客層や演奏会の趣旨に合わせて、演奏曲や演出を工夫するんですね。

そうですね。演奏会って「演奏」「企画」「お客さま」の３つがそろって成り立つもの。だから、日々の練習（演奏）や選曲の工夫（企画）に力を入れていますし、チラシをつくってみんなで配るような広報活動も頑張っています。

ただ演奏しさえすればいいわけではない、と。

たくさんの方に演奏を聴いていただき、「また聴きたい」と思ってもらえることが一番です！

大学の吹奏楽部、どうですか？

大学でも吹奏楽をやるとなると、吹奏楽が好きで好きで...と入団する人が多くて楽しいです！

練習中のみなさんの集中力も印象的でした。

高校の時と違って、団員の授業の時間割はバラバラだけど、そんな限られた時間のなかで、時間を合わせて練習していますから。

年間を通して、演奏会もありますね。

コンクールで金賞を目指すだけでなく、聞いていただく機会がいっぱいです。
そんな演奏会で温かい拍手をいただくたびに、「吹奏楽を続けてよかったな」と思います。

来年度に向けて意気込みをどうぞ！

伝統ある静岡大学吹奏楽団の演奏を通して、音楽というものの温かさをみなさんに伝えていくことができたらいいなと思います。