先輩ナビ 合格を引き寄せた秋からの学習戦略 いよいよ受験のラストスパート!ゼミで合格した先輩達が実践していた「合格を引き寄せる学習法」を紹介するよ!先輩ナビ 合格を引き寄せた秋からの学習戦略 いよいよ受験のラストスパート!ゼミで合格した先輩達が実践していた「合格を引き寄せる学習法」を紹介するよ!

問題が難しくて解けない! こんなときどうする?問題が難しくて解けない! こんなときどうする?

「難問熟成」戦略で合格を引き寄せた!

もん先輩

京都大 農学部もん先輩

◆入試形態:一般入試
◆入試科目:英・数・国・化・物(センターのみ日本史)
◆得意科目:化学
◆苦手科目:数学・物理

夏休み後の気持ちは?

夏休み中に苦手科目の基礎固めが終わらなかった私…。夏休み後の学校の授業では、入試対策として応用問題ばかり扱うようになりました。でも、基礎が十分に固まっていない私にとっては、ちんぷんかんぷんな問題ばかりに見えて、焦りを感じていました。

合格を引き寄せた秋以降の学習戦略とは?

秋以降に心がけたのは、難しい問題は一旦熟成させて、力をつけてから再挑戦するということ。考えてもわからないような難しい問題に出会った時、解法を思いつかないままその問題に30分、1時間と考えこんで結局答えを赤ペンで書き写すだけだと、腕の筋肉が鍛えられるだけ。とても効率が悪いんです。

いっそ難しい問題は一旦解くのをやめて、熟成させるのがオススメ! 代わりに、なぜその問題が解けないのか、自分に足りていない力は何か考えて、それを補う勉強をしましょう!

秋からのオススメ学習とは?

1「○分考えても全然解けない問題は一旦置く」というようにマイルールを決める。一旦置いておく問題に出会ったら、解けなかった理由を考える。

例)・公式の暗記が不十分だった。
・このパターンの応用問題と初めて出会ったので、何をしたらよいのかわからなかった。

2弱点を埋めるための勉強をする。

例)・似たタイプの問題を「ゼミ」教材から探して解いてみる。
・普段使っている問題集からその分野の基礎問題だけを選んで解いてみる。

3①で解けなかった問題に再挑戦してみる。

■ポイント「この時期に基礎固めなんてしていたら、間に合わない…」と感じる人もいるかもしれません。でもね、難しい問題も結局は基礎の組合せです。難しく感じていた問題も、基礎が身につくと楽に解けるようになることがあります。「急がば回れ」です!

もん

「もう9月」か「まだ9月」か?「もう9月」か「まだ9月」か?

夏休みが終わりました。「もう9月」と考えると、志望大とのギャップを感じて焦っている人もいるかと思います。

でも「まだ9月」です! あと5カ月でできることはたくさんあります。5カ月前の自分を考えると、成長したところも多くあるんじゃないかな。まだ9月。諦めるにはまだ早いです。

今から覚えられる公式も単語もたくさんあります。解けるようになる応用問題もまだまだあります。

これからも着実に実力をつけて、合格めざして一緒に頑張っていこうね!!

センター試験と二次試験。時間配分はどうする?センター試験と二次試験。時間配分はどうする?

切り替え型学習プランで合格を引き寄せた!

こめちゃん先輩

お茶の水女子大 文教育学部こめちゃん先輩

◆入試形態:一般入試
◆入試科目:英・数・国・生基・地基・日・倫
◆得意科目:英語・日本史
◆苦手科目:数学・古文・漢文

夏休み後の気持ちは?

「どうにか基礎固めが一周終わったけれど、果たして模試で使えるほど身についているか?」とソワソワ。
秋にはお茶の水女子大の推薦も受験予定だったので、センター試験対策と推薦対策のバランスをどう取っていくか迷っていました。

合格を引き寄せた秋以降の学習戦略とは?

「併願私大の分まで筆記対策をやるのは厳しい!」と判断。行きたい大学のレベルに届きそうだったこともあり、私大のほとんどはセンター利用型で受験することにしました。夏休み明けからは、一般入試と併願私大対策として、センター試験対策に取り組みました。基礎固めにもつながって、効率よく勉強を進めることができました!

秋からのオススメ学習とは?

1一般入試での合格を考えていたので、秋からはセンター試験対策ばかりしていました。推薦入試前には、定期的に先生に小論文の添削をお願いしていました。

2週末や時間に余裕のある時には、志望大の過去問を解くことも。入試までに到達したいレベルがわかるので、ちょこちょこと過去問に触れておくのは、オススメです。

3センター試験が終わってからは、詰め込むように10年分の過去問解きました!複数年に取り組むと、志望大の問題傾向に慣れることができました。

■ポイント迫っている試験の対策を第一に!二次の過去問は難しいものが多いので、やればやるほど不安になることも。センター試験対策の時間が減ってしまうなら、センター試験が終わるまであまり触れないのも一つの手だと思います。

こめちゃん

自分に必要なものは何か?決めたものに向かって突き進む!自分に必要なものは何か?決めたものに向かって突き進む!

受験は、十人十色という事を常に忘れないようにしよう! たくさんの先輩の経験談やアドバイスを見ることは、情報を得るいい機会になるし、これから自分がどんな生活を送るのかイメージしやすくなると思います。でも、今の自分と同じ学部を志望していた先輩でも、併願大や入試形態の関係で、まったく違う勉強プランを立てていたということも。

先輩の体験談をもとに、「じゃあ今の自分はどんな計画を立てていったら合格に近づけるかな?」と自分に必要なものを考えることを忘れず、進んでいってください!

推薦入試間近。直前対策はどうする?推薦入試間近。直前対策はどうする?

くり返し練習で合格を引き寄せた!

ゆう先輩

千葉大 教育学部ゆう先輩

◆入試形態:公募推薦入試
◆入試科目:面接・センター試験(英・数ⅠA・数ⅡB・現・古・漢・化基・生基・地B・現社)
◆得意科目:化学
◆苦手科目:数学・英語

夏休み後の気持ちは?

私が推薦入試の受験を決めたのは、高3の8月。夏休み中は、一般入試の対策しかしていなかったうえに、ずっとE判定でした。「絶対千葉大に合格したい!」という気持ちが強い反面、一般入試ですらE判定なのに推薦入試で合格できるのかと不安も感じていました。

合格を引き寄せた秋以降の学習戦略とは?

推薦入試は、特に面接が大切。質問に対し、どのように答えるかをしっかり考え、ノートにまとめるようにしました。「面接では志願書に書かれたことからも聞かれることが多い」と先生から聞いていたので、志願書の内容についても質問に答えられるようにノートにまとめました。そのうえで、友達と先生にお願いして面接練習。練習を重ねるごとにだんだん自信がついていきました。

秋からのオススメ学習とは?

1まずは、志願書を書く準備をしました。なぜこの大学を志願するのか、合格したらやりたいことなど、【大学に関すること】と【自分が頑張ってきたことなど高校までのこと】をノートにまとめました。

2①のノートを基に、志願書を書きました。下書きができたら、先生に見てもらいました。

3友達と先生にお願いして、面接の練習をしました。友達には、受け答えの態度や表情、答えた内容の確認をしてもらいました。練習前に、答える内容はノートにまとめておき、「絶対に言う!」と決めたワードは蛍光ペンでマーカーしていました。
面接の2週間くらい前からいろいろな先生方にも練習をしてもらいました。複数人に見てもらうことで、どんな試験官にも対応できる自信がつきました。

ゆう

私が思う、推薦入試で大切なこと!

夏休みが終わって、「頑張れた!」という人と「うまく過ごせなかった」という人、様々いると思います。大切なのは「自分がこの大学に行く!」という気持ちをしっかり持つことです。私の場合は、推薦入試の志願書を書くことが、自分の気持ちを考えるきっかけとなりました。

推薦入試では面接が課されることが多いと思うのですが「自分の言葉で気持ち、考えを伝えること」「笑顔ではきはきと話すこと」が合格のカギになってくると思います。

反対にこれができていれば面接中に予想していなかった質問をされても乗り越えられます!私がそうでした。志望大に行きたいという強い気持ちを出してきてくださいね。