みなさんは、テスト直前に徹夜で一夜漬けしたことありますか?
私は寝ないとパフォーマンスが発揮できないタイプなので、徹夜して一夜漬けをしたことはありません。
ただ、受験に使わない社会科目や、音楽・保健体育の暗記などは、どうしても気分が乗らずに直前まで放置して、短期集中で取り組んでいました。
そんな時私は、"漬け"ではなく、"熟成"の暗記術を実践して、高校3年間ずっとほぼ全ての教科で、学年トップクラスの成績を取っていました。
今日は、北海道大先輩チューター・ばろっくから、熟成暗記術の"旨味"をみなさんにお伝えしたいと思います。
熟成暗記術のやり方
熟成暗記術に重要なのは、「夜寝る前」と「朝起きた後」!
夜寝る前に暗記をして、熟成の準備を整えた後、朝起きた後に熟成度合いをチェックします。
実際私は、この方法で、試験前にどうしても覚えられない語句の暗記をしていました。
試験前日~当日の一晩の熟成でも、だいぶ効果がありました。
具体的な勉強方法として、例えば定期試験直前の英単語の暗記では、以下のことを行います。
1 寝る前(15~60分くらい)
① 寝る準備をする
(いつ眠くなってもよいように)
② 再び勉強机に向かう
(ベッドで寝ながら書き作業ができるならそれでもよい)
③ 覚えていない単語を洗い出す
(試験範囲の英単語を実際に一問一答形式で解いてみる)
④ 暗記すべき単語を紙に書く
(英語と日本語両方書いて単語帳のようにするのがおすすめ)。
⑤ ぐっすり寝る
時間の目安としては、15分~1時間くらいかなと思います(暗記量によって変わります)。
頑張りすぎて寝不足にならないよう要注意!
2 朝起きてから
① きちんと暗記できているかチェック
(起きた直後に前夜に作った単語帳を解く)
② 暗記しきれてないものは、登校中・テスト直前に確認!
といったやり方を実践していました。
英単語だけでなく、社会科・音楽・美術・保健体育など、様々な科目の一問一答形式の問題に応用可能な旨味のある勉強法です!
裏ワザ:お昼寝タイムを活用
お昼寝をよくする人は、お昼寝タイムに熟成させるのもおすすめです。
私の通っていた高校は、試験期間中、お昼で下校することが多かったので、おうちに帰って、お昼ご飯を食べて、少し暗記をして、お昼寝して、熟成の効果を確かめて、試験勉強をしていました。
授業中にお昼寝して、暗記事項を熟成しないように気を付けてください。
熟成暗記の注意点
一夜熟成はすぐ忘れる
暗記の基本は、「短時間を何度も繰り返しコツコツと」です。
今回紹介した熟成暗記術は、試験直前の限られた時間(一晩の熟成)での効果は期待できますが、充分な定着は期待できません。
私も、一夜熟成で覚えた事柄はすぐに忘れてしまっていました。
定期試験を乗り切るための勉強であれば一晩の熟成でも良いかもしれませんが、受験に向けた日々の勉強では、毎日コツコツ熟成させて、じっくり旨味を育てていくのがおすすめです。
<この記事を書いた人>
北海道大薬学部 先輩チューター ばろっく
熟成した食べ物は旨味があっておいしい!
※この記事は公開日時点の情報に基づいて制作しております。
匿名
2020年5月25日 13:23
暗記の仕方に困っていたので、とても参考になりました。実際にやってみようと思います。
ありがとうございました。
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