今と未来の両方から、大学と社会について考えを深めることで納得いく進路選択を。
大学選びは、学力や好きな学問だけではなく、変化する社会で自立し、活躍する強みが見つけられるか、という視点も大切になってきます。
大学選びのその先にある、どんな分野で、どんな風に働きたいか、という未来についても、時間のある高校生のうちから考えを深めることで、納得のいく進路選択につながるはずです。
今回は、「どんな風に働きたいか」に焦点を当てて考えていきましょう。そのキーワードの1つが――"長時間労働"です。
働き方の現実を知らないまま、大人になる高校生たち
「大学に行ったら就職活動」 「大きな会社に入れば安泰」
そんな風に、なんとなく"将来の働く姿"をイメージしている人も多いのではないでしょうか。 でも実際に働きはじめると、多くの人がぶつかるのが――"時間の壁"です。
・終電まで働き続ける
・休日も仕事が頭から離れない
・家に帰っても寝るだけ
そんな毎日が当たり前になっている大人もいます。
就職活動で見るべきは「福利厚生」...だけじゃない
大学生の就職活動では、「福利厚生が整っている会社に行きたい」と答える人が多くいます。 たとえば、
・有給休暇が取りやすいか
・家賃補助があるか
・男性も育休が取れるか
...など。でも、それって"制度"の話なんです。
大事なのは、その制度が「実際に使えるかどうか」。 制度があっても、使いづらい空気や長時間働くのが当たり前の社風があると、意味がありません。
「長く働く=えらい」は、もう時代遅れ
長時間働く人が評価された時代もかつてありました。
でも今では、それが日本社会全体に悪影響を与えていることが明らかになっています。
長時間労働が当たり前になると、公私の切り替えができず、心身に不調をきたしたり、働くこと自体が難しくなったりすることもあります。また、家庭を築いている場合には、片方に家事負担が集中する、といったことが起こり、ひいては希望する数の子どもが持てない、といった影響も出てきます。
その結果、経済にダメ―ジを与えることに繋がります。
「今、働ける人」も「将来の働き手」も減ってしまうことになるのです。
これは、日本の経済にとって大きな損失です。
だからこそ、"高校生の今"から考えてほしいこと
社会に出てからでは、選べる選択肢が限られてしまうこともあります。でも、高校生の今なら、将来に向けて準備ができます。
たとえば...
■ 自分にとって、仕事とプライベートのバランスがとれるライフスタイルをイメージしておく
■ どんな働き方を大事にしたいか、価値観を言葉にしておく
■ 社会に向けて、働き方について提案してみる
など、高校生でも、できることはあります。
高校生が企業に"働き方改革"を提案できるコンテストでは、本気で社会を変えたいと思っている企業の人たちに、あなたの声を届けることができますよ。
高校生が企業に"働き方改革"を提案できる!
高校生・高専生によるプレゼンテーションコンテスト
「労働の未来会議2025」
【開催日時】
・1日目:2025年8月19日(火) 13:00~16:00
・2日目:2025年8月20日(水) 13:00~16:00
・3日目:2025年8月21日(木) 13:00~16:00
・4日目:2025年8月22日(金) 11:00~17:00
【形式】オンライン(Zoom使用)
8月15日、申し込み締め切り!
\詳しくはこちら/
「長時間働かないといけない社会」は、もういらない。これからは、「みんなが働きやすい社会」をつくる時代。
あなたの将来の働き方も、あなたの未来も、そして日本の経済も――
"働き方"をどうするかで、大きく変わっていきます。その一歩を、高校生の今から始めてみませんか?
<この記事を書いた人>
「ベネッセi-キャリア」 dodaキャンパス運営事務局
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