1/18日(土)・19(日)に実施された、2025年度大学入学共通テスト（本試験）。
新課程になって初めて実施された共通テストで、その中でも新科目「情報I」は受験生の間で大きな話題となりました。
来年・再来年に受験する高1・2生にとって、新課程「初」の共通テストは傾向を知るための重要な資料になること間違いなし！
そこで、試験を終えた高3先輩のリアルな声をもとに、「情報I」の出題内容や特徴、受験生が感じたポイントを速報としてお届けします！
試作問題と同じ大問4つの構成
2025年度大学入学共通テストの「情報I」は、大問4つで構成されていました。
第1問「小問集合」（20点）
第2問「領域融合・モデル化とシミュレーション」（30点）
第3問「プログラミング」（25点）
第4問「データの活用」（25点）
全体的に、教科書レベルの基本的な知識を用いた情報の活用力が問われ、難易度はやや易しいと評価されています。
初見の題材が出題された第1問への対応がカギだった
「情報I」で多くの受験生の印象に残ったのは、第1問でした。
M・S先輩
第1問が、予想問題や模擬テストなどと傾向が異なっており、少し難しく感じました。
第1問では、知識を問う問題が少なく、計算やデータの処理に重点が置かれたことが特徴でした。
第1問以外は、試作問題や模試に近い形式
第1問の変化に戸惑った受験生が多い中で、それ以外の大問は試作問題や模試に近い形式だったと感じた受験生が多かったようです。
hanale先輩
模試と比べて第1問から若干違う問題で、最初焦ったけど、全体を通して見ると内容が模試とほとんど同じに感じました。
Y・S先輩
プログラミングは試作問題と同程度の難易度で安心しましたが、最初の方の問題は今までの模試やワークで解いたことがないもので、少し焦りました。
Y・E先輩
第1問以外は、想像していたより簡単だった。
第1問で焦らず、冷静に対応することが2025年度共通テスト「情報I」のカギだったと言えます。
落ち着いて、問題文を読み込むのがポイント！知識だけでなく、読解力・計算力が問われた
2025年度共通テスト「情報I」では、知識を直接問う問題よりも、文章を正確に読み取り、データやグラフを解釈する力が求められる問題が多く見られました。
H・H先輩
「情報」というより、文章を理解する国語力、地理に似た資料の読み取り力、が試される、様々な教科を応用する「総合」という感じだった。
問題文が読み取れないと話にならない感じで、問題文さえ読めればあとは簡単だった！
T・S先輩
知識問題が少なくてデータの読み取りや資料読んで答えるような問題が多くて、国語に近いと思った。
読解力や思考力が必要な問題が多い
知識を直接問う問題が想定より少なかったと感じた受験生が多く、読解力や思考力が必要な問題が多いと感じたようです。
S・R先輩
模試や予想問題と違って、知識を問われる問題が少なかったこともあり、少し戸惑いを感じています。
国語力や読解力がある人は確実に高得点をとっているなと思います。
M・M先輩
情報の知識に関する問題(プロトコルやビットの計算)などがあまり出題されず、正直その場で状況を理解する力が求められているかもしれないなと思いました。
数学的な処理能力も求められる
グラフやデータの分析に加え、計算問題が含まれていたことも特徴です。このため、数学的な処理能力や問題文を素早く理解する力も求められました。
A・M先輩
「情報」と言うよりも、グラフの読み取りや計算があって、数学に近い感じがしました。
M・R先輩
考える問題が多くて、どれだけ早く問題の意味を捉えられるかが大事だと思った。数学みたいな計算がちょっとあって、びっくり仰天！
H・H先輩
知識より読み取りとか計算が多いから、問題慣れしておくといいと思う！
F・C先輩
模試や「ゼミ」の問題から大きく差があるということはなかったので、落ち着いて挑めました。
知識も問われますが、計算力やデータを読み取る力が大切だなと思いました。
解答数は47、時間をかけすぎると解ききれない可能性も
「情報I」では時間配分に関する声は少なかったですが、解いてマークする問題はそれなりの数があるため、問題文の読み取りに時間をかけすぎると解ききれない可能性がありそうです。
U・Y先輩
思考力を問われる問題にとても時間がかかり、そこに時間を取られすぎてしまうと時間内に解ききれなくなってしまうと思いました。
慌てずに丁寧に読むことで解ける問題も多いと感じました。
プログラミングはやや難しい？複雑ではないが、問題文から状況設定を理解する必要あり
プログラミング問題は、やや難しいと感じた受験生が多かったようです。
M・M先輩
プログラミングが難しかった。初年度だから簡単なのかなと思ったけど、そうでもなかった。
Y・Y先輩
プログラミングの解き方がわからなくて、難しかったです。
初年度という難しさも
初年度ということもあり、過去問が存在しないことや公開情報の少なさから、事前の対策が難しいと感じた受験生も多くいました。
T・N先輩
プログラミングなどで、もっと凝った問題が出るかなと思っていたのですが、ベーシックな問題が多くて良かったと思います。ただ、過去問が全くなく、情報も少ない中だったので、対策は大変でした。
また、読解力や数学の力で解ける問題もあったので、取り組みやすかったと思います。
その中でも問題文の読解力や数学的な力があれば取り組みやすい内容だったという声もあり、問題形式への慣れが高得点へのカギだったようです。
2日目の最後の科目！集中力を維持できるかも重要
「情報I」は共通テスト2日目の最後に実施される科目です。
長時間の試験を経てなお、最後まで集中力を保つことが重要だと感じた受験生がとても多かったです。
あお先輩
疲労度との闘いだと思う。二日間やってきた疲労感はすごかった。
これでラスト教科だという気力だけで乗り切った。
理系受験生は集中力が途切れやすい
特に理系受験生にとっては、プレッシャーのかかる理科と数学の試験後で集中力が途切れやすく、雰囲気に流されない強い気持ちが必要だったようです。
T・K先輩
特に理系は勝負どころである理科と数学のあとに情報があるので、全体の雰囲気も少し緊張感が緩んでいたように思います。周りに流されないことが大切だと思いました。
S・I先輩
2日目の最後の科目で、理数科目で頭をフル回転させた後に解くため、集中力と注意力を保つのがとても大変でした。
疲労が影響して、実力を発揮できないことも
2日間の疲労や集中力の低下が影響して、実力を発揮しきれなかった受験生も多かったようです。
T・A先輩
難易度は模試と同じくらいだったけど、最後だったからいかんせん頭がうまく回らなかった。
K・Y先輩
簡単そうに見えてたくさん考えないといけないから、集中力が切れたら一巻の終わり。
「簡単そうに見えて実際には考える必要がある」問題が多いため、注意力の維持が重要だったことが分かります。
やっぱり頼りになった、「ゼミ」教材！
対策が難しい初年度「情報I」ですが、その中で進研ゼミの教材が役立ったとの感想も多くあったことは、「ゼミ」生への朗報ですね！
特に「共通テストFinalチェック」は、「情報I」でも役立ったという声が多かったです。
F・H先輩
「共通テストFinalチェック」に載っていたデジタル署名が出題されたので得点できた。
Y・R先輩
時間があったので、最後に「共通テストFinalチェック」を見たところ、メチャメチャ役に立ちました。
名義尺度とか間隔尺度はそのまま出たのでびっくりしました。ありがとうございます。
ゼミ教材の「共通テストFinalチェック」では、試験で出題されたデジタル署名や尺度水準（名義尺度・間隔尺度）などがカバーされており、それが得点につながったという声が多くあがりました。
試験直前に見直したことで、正解を確信できた受験生もいたようです。
高1・2生の皆さんも、「ゼミ」教材を活用して、自信を持って共通テスト本番に挑みましょう！
共通テスト2025 「情報Ⅰ」まとめ
2025年度共通テストで初めて導入された新科目「情報I」は、思考力や読解力を重視した問題が多く、従来の模試や予想問題とは異なる形式や傾向が見られました。
受験生の声で分かった「情報I」ポイント
【第1問の対応がカギ】
模試とは異なる形式が見られ、焦らず取り組むことが重要でした。
【読解力・計算力が試された】
知識よりも問題文を正確に理解し、資料を分析する力が問われました。
【プログラミングはやや難易度高め】
状況設定を読み取る力が求められ、基礎力に加え柔軟な対応が必要でした。
【2日目最後の試験の集中力】
長時間の試験を乗り越え、疲労と集中力の維持が課題となりました。
新課程での「情報I」は、単なる知識ではなく実践的なスキルを問う試験であり、将来の社会で求められる能力を反映した科目でした。
皆さんが実際に受験する共通テストに向け、引き続き対策を進めていきましょう！
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共通テスト2025 受験生の声
①科目＆試験の感想
②新科目「情報I」
③当日やってよかったこと
④後輩へのメッセージ
＜この記事を書いた人＞
進研ゼミ高校講座
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。
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