みなさんの中には
というタイプの方もいるかもだが、受験においてはそんなこと言っている場合ではない。振り返ったほうがよい。つまりは、過去問にはちゃんと取り組んだほうがよいのである。
その点に関して、全国の受験生が特に気になっているのが、共通テストの過去問についてである。
共通テストの過去問は、いつから、どのように、取り組めばいいものなのか。
そこで、気になるその真相についてこのたび、実際に合格した先輩たちが、そのリアルを明かしてくれたので、さっそく紹介したいと思う!
過去問はいつから?
そんな共通テストの過去問に「いつから取り組んだか」、全国の先輩たちが教えてくれたのだが、その際に注目というか衝撃だったのが、このデータである。
※「過去問対策Web」より
!! けっこう早い段階から過去問に取り組んでいた!のであった。過去問って、高3になってから、なんだったら受験直前期に取り組むもの、という印象もあるかもしれないが、合格した先輩たちには、
高3の4月段階でそれなりに、さらには、高2段階からもう過去問に接していた!という人もいたのであった。マジかよそんな早くから!?という所感ももっともで、もちろん自分の勉強戦略に合わせて取り組んでいけばよいが、もし過去問を見かけた際には、今から目を通してみるのもいいかもしれない。
過去問はどのように?
では、そんな過去問に「どのように取り組めばいいか」だが、以前先輩たちに教えてもらったところ、非常に興味深い傾向が明らかになったので、特におすすめされていた3つの対策を紹介していこう。
オススメ① マーク形式に慣れる!
まずは共通テストの、その形式に対して。そう、普段の定期テストとは違い、解答を塗りつぶしていくなんとも独特な、マーク形式である。
(神奈川県立保健福祉大 いろ先輩)オススメ!
共通テストは、多くの二次試験とは異なって、マーク形式です。他とは違った問題形式だからこそ、過去問を何度も解いて、形式に慣れることが大切です。共テまで、過去問を解いて、自己採点して、見直しして、解き直して...というのを繰り返し行っていきましょう! マーク形式は、「慣れる」ことが最重要だと、勝手に思っています笑 慣れるだけで解ける問題が格段に増えます!慣れるために過去問を活用していきましょう!
クセのある形式ゆえ、とにもかくにも「慣れる」ことが重要なようであった。そしてその具体的な方法として...
(神戸大 なたゆー先輩)オススメ!
共通テストの過去問題を解くときは、必ず本番と同じ時間を測り、マークシートを用意して解いていました。過去問演習で大切なのは、本番にしっかり点数をとるための練習であると思っていたので、なるべく本番と同じ状況・環境で解いていました。普段から時間やマークシートに慣れることができたので、本番もひどく緊張することはなく解くことができました。
自分なりにマークシートを用意して練習するやり方もあるようであった。本番のあらゆる状況を想定して準備しておくことは、とても有意義だと言えよう。
オススメ② 時間を測って解く!
続いて先輩たちがやっていたのが、ただ問題を解くのでなく、解く時間を意識してみることであった。
(慶應義塾大 みいたん先輩)オススメ!
時間通りに問題にチャレンジしてみるのがおすすめです。一度や二度解いてみて、設定時間に対してどうだったかを振り返り、時間内に解き切るにはどうしたらいいのか、その問題の傾向を自分なりに掴んでみましょう。私は共通テストの地理の過去問を解いた時、初めは資料の読み取りに苦戦し、なかなか時間内に解ききれませんでした。なので、資料の読み取りが少ない、知識系の大問から解いていく、資料読み取り問題を練習するなどして、対策を進めていきました。
時間を測って取り組みつつ、そこから自分なりの解答時間戦略まで導き出せたら、だいぶ素敵であろう。そして、よりリアルなやり方としては、
(神戸大 さっち先輩)オススメ!
共通テスト本番と同じ時間で2日間かけて問題を解くこと! 時間をまとまってとれる週末におすすめです。休み時間の過ごし方の練習になり、最後の科目まで疲れずに解き切るための作戦を立てることができます!共通テストは2日間朝から晩まであるので、何度か過去問で練習すると、本番も乗り切ることができるのでおすすめです。
確かに、共通テスト後には、「2日間疲れ果てた」という受験生がとても多いので、試験直前期になったら、ここまでのシミュレーションもぜひ行っておこう。
オススメ③ センター試験も利用する!
共通テストの過去問記事としてお送りしてきたなか恐縮だが、最後に出てきたのが、センター試験である。
(名古屋大学 さこ先輩)オススメ!
今年から新課程になり、今までの過去問が使えるのかな?と心配している人も多いと思います。私も昨年受験した際に、共通テストの過去問は数年分しかなく、過去問の対策不足なのではないかと心配でした。そこでセンター試験の過去問も解こう!と思い解いてみましたが、共通テストとセンター試験はかなり内容が違うことに気がつきました。センター試験は知識があれば解ける問題が多く、共通テストはより思考力が求められる問題が出題されるからです。
ただ、その特性を利用することで、実際に受ける試験とは形式が違うものも活用することができます!特にセンター試験の地歴公民は、知識があれば解ける問題が多いので知識確認として使うことができます!形式が違う過去問は、得点を気にするのではなく、知識確認として使うのがおすすめです!
前身のテストではあるが共通テストより長きに渡り実施されてきたセンター試験、知識の確認には十分に使えるようであった。そして時に、
(立命館大 こぴ先輩)オススメ!
理科、社会系の科目は、一度解いた過去問に出てきた知識はすべて吸収することを目標に、間違えた問題は徹底的に復習して身につけるようにしていました。私の学校ではセンター試験時代の過去問も加え、約10年分の過去問が配られていたので、それらを解きながら知識を頭に入れていく作業を繰り返しました。。
10年分は結構な量だが、あの手のテストで問われる知識の定着のためには、センター試験も効果的に使っていこう。
過去を振り返ろう!
...と、共通テストの過去問に取り組むことの重要性と、その対策方法についてお送りしてきたが、これら先輩オススメの
① マーク形式に慣れる!
② 時間を測って解く!
③ センター試験も利用する!
やり方も参考にして、過去はちゃんと振り返りつつ、志望大合格という未来へと向かっていきましょう。ではまた。
<この記事を書いた人> 過去推し ヨシダ
※この記事は、記事公開日時点の情報をもとにしております。
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