中間テストも終わって、ほっと一息...
したいところですが、高2生活も軌道に乗りつつある今こそ、進路のことを考え始める絶好の時期です!
「まだ1学期だし、そんな慌てなくても...」なんて、ついのんびり構えたくなるのもわかりますが、2学期にはもう、高3時の「履修科目の決定」、そして3学期からは「高3・0学期」とも呼ばれるように、実質、受験生としてのスタートを切ることになるんです。
案外、進路を考える時間って限られていますよね...
なので、時間に余裕のある今のうちに、志望学部や志望校選びを進めちゃいましょう。
特にこれからの時期、絶対活用したいのが「オープンキャンパス(オーキャン)」!
「志望校が決まってないのでどこのオーキャンに行けばいいのか...」という人も、
「気になる学問はいくつかあるけど、絞り込めない...」という人も、
ぜひ読んでもらいたい、"志望を固めるための"オーキャン活用術をお伝えします!
志望校があやふや...から脱却するには?
ご存知かと思いますが、オーキャンとは大学が施設を開放し、キャンパスツアーや学校説明会、模擬授業など様々なプログラムを用意して、各校の魅力を紹介するイベントのこと。
オーキャンには、実際に大学のキャンパスで行われる「会場実施」とオンラインで開催する「WEB実施」があります。
WEB型はコロナ禍で急速に浸透しましたが、今年は多くの大学で会場型も復活している様子。両方を行うハイブリッド型を取り入れている大学も多いですよ。
オーキャンにちょっと敷居の高さを感じている人は、まずはWEBオーキャンをのぞいてみるのもいいですね。
自分が気になっている大学(「家の近くにある大学」「なんとなくいいなと思った大学」「先輩が進学した大学」...観点はなんでもOK!)から、オーキャン情報を調べてみましょう。
でも、もしその大学が会場でも実施しているなら、実際にキャンパスを訪れてみることをオススメします!
その理由は...? 先輩の言葉にあり!
百聞は一見にしかず!
志望校を絞り込めなかった私に先輩がすすめてくれたのが、オープンキャンパスに参加してみることでした。
試しに1校参加してみると、これがびっくり!
アクセスの良さ、キャンパスの広さ、現役大学生の先輩の雰囲気など、パンフレットだけでは気づかなかったことがたくさんわかり、大学への印象がガラッと変わったんです。
大学を自分の目で見て判断することが大切なんだと感じました。
会場型オーキャンのメリットは、なんといっても実際のキャンパスを目で見て確かめて、雰囲気を肌で感じられること!
大学の印象というのは案外重要で、オーキャンに参加したことが決め手になって志望校にしたという先輩も多いのです。
今や志望校選びの大きな判断材料として、オーキャンは外せないようですね。
複数の学校を見に行くべき!
教師をめざすようになってから、進学先は地元のS大と決めていました。
ただ、併願校をどこにするかまでは考えておらず、高3の夏に慌ててN大のオープンキャンパスに参加することに。
S大にはなかった魅力を感じ、志望校を迷ってしまいました。
もっと早くから複数校のオープンキャンパスに参加して、時間をかけて検討すべきでした。
いくつかの学校を見ておけばよかったと後悔している先輩。
まさに比較検討することで、より自分に合った学校が見つかることもあります。
それに実際に受験となると、第一志望校だけでなく複数の学校を併願する可能性も。
高2のうちなら余裕があるので、選択の幅を広げる意味でも、いくつかの大学のオーキャンに足を運んでおきましょう。
いざ受験生になった時に、併願戦略を考えるうえでもきっと役立ちますよ。
志望を固めるポイント
・オーキャンを利用して実際に学校を訪れ、五感で確かめる
・複数の学校のオーキャンに参加し、比較検討する
学びたい分野があやふや...から脱却するには?
「興味のある学問がいくつもあって、一番学びたいことを決めかねている...」「同じ学部でも大学ごとの違いがわからないので志望校を決められない...」
これもよく聞く高校生のお悩み。
たしかに、同じ学部・学科名でも大学によって学びの領域は違うし、同じ「〇〇学」でも取り扱っている学部によってその微妙な違いがわかりにくいことも...
同じような悩みや疑問をもっていた先輩たちは、どうやって解決したのでしょうか?
たくさんの学部・学科に目を向けよう
私はずっと、自分が学びたい学問は心理学だと思っていました。
ただ、オープンキャンパスに参加して模擬授業を受けてみても、なんだかしっくりこなくて...。
試しに同じ大学の社会学科の模擬授業を受けてみると、とてもおもしろい内容で、心理学以上に興味が芽生えました。
もっと知りたいと思い、社会学について調べたところ、私の興味・関心と研究テーマが完全に一致していたので、社会学部への進学を決めました。
学部や学科名だけではわからない、具体的な学びの内容に触れられたおかげで、よい進路選択ができたと思います。
わからないことは直接聞いて確かめて
志望校は高2の時に決めたものの、高3まで理学部と工学部のどちらに進むか迷っていました。
オープンキャンパスには参加したのですが、どちらの研究室も学ぶ内容は興味深いものでしたし、2つの学部の研究内容の違いがそのときはあまりわからず、余計に悩んでしまい...。
もっと詳しい内容を知るべきだと大学説明会に参加し、大学の教職員や学生に話を聞きました。
そこでやっと、研究内容の細かな違いを理解でき、将来やりたいことと照らし合わせて、工学部を志望することに決めました。
2人の先輩は、オーキャンで模擬授業を受けたり、大学関係者に直接話を聞いたりして、実際の学びを確かめられたことで解決したようです。
自分の興味ある学問は何か、やりたいことが進学先で学べそうかどうかを確認できる機会に恵まれているのが、オーキャンのいいところ!
そのメリットを使わない手はありません。
先輩たちのように積極的に見たり聞いたりして、疑問は今のうちにスッキリ解決しておきましょう。
志望を固めるポイント
・オーキャンの模擬授業などをいろいろ受けて、実際にどんなことを学ぶのか確認・比較する
・オーキャンの個別相談や学部説明会などで、わからないことは質問して解消する
学問分野からも探せる!オーキャン検索ならマナビジョンで
無数の学校の中から、自分の志望に合った大学を探し、1つずつオーキャン情報をチェックするって大変ですよね...
志望校が決まっている人も、まだ学びたいことがわからない人も、簡単にオーキャン情報を集める方法を紹介します。
まずは、高校生の進路応援サイト「マナビジョン」にある、「オープンキャンパス情報検索」へアクセス!
気になる大学がある場合は、大学名を入力すると各大学のオーキャン情報ページへ飛ぶことができます。
まだ志望校が明確でないなら、「日程」「エリア」「学問」「偏差値」など、気になる条件から絞って検索してみましょう。
例えば、学びたい学問があるなら「学問を選択する」から指定すると、その学問が学べる大学が表示されますよ。
検索結果一覧を見て、気になる大学があったら「+比較する」ボタンをタップ。4校までオーキャンの比較ができ、開催日程(WEB/会場)や場所、注目ポイントなどがひと目でわかります。
オーキャンへの第一歩は、情報収集から!
日程が合えば複数の大学のオーキャンに参加して、自分の志望を少しずつ固めていきましょう!
<この記事を書いた人>
「マナビジョン」編集局
※この記事は公開日時点の情報に基づいて制作しております。
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