高2が終わって4月になると、いよいよ推薦合格に向けて走り出すタイミング。
高3からスタートダッシュできるように、推薦入試でよく課される「提出書類・面接・小論文」の3項目について、オススメの対策を早めに知っておこう!
高3からの推薦対策1:提出書類は最低でも出願の2か月前から準備を始めてじっくり仕上げる
ミカコちゃん、どうかした? なんだか目がウルウルしてるよ。
文同じ部活の先輩が、総合型選抜で合格したんです! ずっとがんばってたのを知ってるから、私まで感動しちゃって...。
よかった! 身近な人が合格するとやっぱりうれしいよね。
でも、来年は自分の番だな、と思うと緊張します~。
4月には高3だしね。でも、「いつ・どんな対策をするか」を知っておけばあわてずに準備できるよ。
ぜひ知りたいです! 高2でできることは少しずつ始めてるんですけど、高3になってからの準備スケジュールがイメージできないんですよね。
早めに準備を進めたいのが、志望理由書とかの提出書類だよね。部活とか探究活動とか、がんばってきたことをアピールできるチャンスだから、納得いくものに仕上げないと!
いつごろスタートしたらいいですか?
10月から11月頃が推薦の出願ピークだから、先生に見てもらう時間も考えて、出願の2か月前、8月か9月くらいからスタートすると安心かも。その前から、何を書くかを少しずつまとめておくと、スムーズに書き始められるよ。
先輩の「提出書類」対策
5月から志望理由書の内容を練り始めて、9月から本格的に取り組みました。先生に添削してもらいながら、自分の思いが伝わりやすい文章が書けているかを何回もチェックしました。
(京都府立大 生命環境学部 学校推薦型選抜 公募制推薦合格)
私は教師になるのが夢で、教師になってからのビジョンと大学の学びを結びつけてまとめる「学修計画書」の提出が必要だったので、夏休みからWebで調べながら準備。先生に協力してもらって内容を何度も再考し、「教師としてどんなふうに働きたいか」を明確にしていきました。
(岐阜大 教育学部 学校推薦型選抜 公募制推薦合格)
高3からの推薦対策2:面接の練習は複数の先生にお願いする
推薦入試では面接試験がある大学が多いですよね。いつごろから練習したらいいですか?
私は本番の2か月前からかな。何人かの先生に模擬面接をお願いしたよ。
どうして1人じゃなくいろんな先生に?
例えば担任の先生だけだと、先生の質問のしかたに慣れてしまって本番力がつきにくいかも、と思ったの。いろんな先生に面接官をやってもらうと、思いがけないことをたくさん聞かれるから、「こういう質問にも答えを準備しとかなきゃ!」って気づくことが多かったよ。
ココロも鍛えられそうですね...。
だから面接の練習は、あまり話したことがない先生にお願いするのがオススメ。ちょっとコワそうな先生だと、緊張感も味わえるよ!
志望学部・学科の学問について質問されることもあるって聞いたんですけど?
確かに、教科に関する口頭試問を課す大学もあるし、志望学部の学びに関係のある社会問題について聞かれることも多いよね。志望学部の学問と関係ある教科の先生にも、模擬面接をしてもらうといいかも。
先輩の「面接」対策
試験本番の2か月前から、いろいろな先生とトータルで20回面接練習。1回ごとに「ここができていなかったな」と振り返りをして、次回はできるようにしました。友達同士でも練習し合ったり、相談に乗ってもらったりしました。
(愛知教育大 教育学部 総合型選抜合格)
「面接指導のプロ」として知られる他校の先生をご紹介いただき、みっちり対策。もともと人見知りで、最初はその先生に質問されると涙が出てくるほどでしたが、練習を重ねたおかげで本番では受け答えを楽しめました!
(明治大 商学部 総合型選抜合格)
高3からの推薦対策3:練習で書いた小論文は必ず添削してもらう
気になってる大学の学部では、推薦入試で小論文の試験があるんです。文章書くのが得意じゃなくて、めっちゃ不安です...。
私が受験した総合型選抜でも、小論文があったよ。小論文も、担任の先生にすごくお世話になったな~。
先生に添削をお願いしたんですよね? それがユウウツで...。
私も最初はそう思ってた! でも、先生に弱点を指摘してもらいながら書き直しをしていくうちに、どんどん自分の文章がよくなっていく実感があったよ。テーマによっては、ほかの先生にも見てもらって、貴重なアドバイスをもらえたよ。
確かに、1人で対策してると、「この書き方でいいのかな?」って迷うかもしれないですね。
だからこそ先生のチェックを受けると安心! 気が進まないのはよくわかるけど、「添削してもらうことで合格に近づける」って気持ちを切り替えられるといいね。
先輩の「小論文」対策
先生に添削指導をお願いしたり、「ゼミ」の小論文講座で課題に取り組んだりして対策。「なぜ自分はその意見なのか」を掘り下げて書くのに苦労したけれど、新聞のコラムなどを研究しながら、自分の主張に説得力を持たせる書き方のコツをつかんでいきました。
(旭川医科大 医学部 総合型選抜合格)
小論文の練習を実際に始めたのは秋からですが、対策開始は夏休みから。新聞やテレビで教育に関連するニュースをピックアップしてノートにまとめて、多様な知識や考えをインプットしました。
(東京学芸大 教育学部 学校推薦型選抜 公募推薦合格)
まとめ
・志望理由書などの提出書類は出願2か月前から準備スタート!
・複数の先生に面接の練習をお願いすると本番に役立つ!
・小論文対策は、先生に読んでもらいながら進めるのが基本!
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