「早く志望大を決めるように」と学校で言われて、「もう決めなきゃダメ?」「まだ迷ってるのに...」と感じた経験はありませんか?
志望大・学部はいつごろ決定する人が多いのでしょうか?
そんなにスムーズに決まるものなのでしょうか?
ほかの人が決めているのかどうか、気になる人もいるでしょう。
そこで、大学生の先輩に「志望大・学部を決めた時期」と「どんな理由で迷ったか」をアンケートで聞きました。
先輩たちの決定時期や迷いドコロを知ることは、志望大・学部を考えるための大きなヒントになります。
ぜひ参考にしてください!
「志望大決定は高3」の先輩が5割超え!
まず「志望大を決めた時期はいつですか?」と質問したところ、57%の先輩が「高3で決定」と回答。
細かい時期別では、「高3の4~7月」と答えた人が目立ちました。
「意外と遅いんだな」と思うかもしれませんが、高1が14%、高2が29%と少なくないのにも注目したいところ。
同じクラスや部活の友達も、「まだ全然考えてないよ~」と言いながら、実は志望大をすでに決めているかも!?
学びたい学問は高1・2で決めた人が合計で約6割
「志望学部(学びたい学問)を決めた時期」になると、高1・2で決定した人が約6割とグッと増えます。
さらに細かく見ると、「高1の4~7月に決定」という先輩が19.4%もいました。
志望大の検討では学力も考慮しなければいけないので、学問は志望大よりも早めに決まっている、という人が多いと考えられます。
学びたい学問が決まっていると、自然と「どの大学でその学問を学ぶか?」を考えることになるので、志望大検討も早めにスタートできるでしょう。
早め早めに決めていくことで、対策も早めに始められ、受験で一歩リードできる可能性が高まります。
先輩が志望大・学部決定で迷った理由は大きく分けて3つ!
「志望大・学部を決めるのに迷いましたか?」という質問をしたところ、「とても迷った」「まあ迷った」と答えた先輩が合計で7割。
多くの人は、決定までに何かしら迷うポイントがあったようです。
では、先輩たちはどんなことで迷ったのでしょうか?
多くの人が挙げた「迷った理由」を紹介します。
1.学びたい学問が決まらない・1つに絞り込めない
「迷った理由」として、「学びたい学問が2つ以上あったから」「将来やりたいことを絞り込めていなかったから」とコメントした先輩が多数。
「とにかくこの大学に通いたい!」という憧れから志望大を決める人もいますが、まずは「何を学びたいか?」から進路を考え、立ち止まって迷う人が多いようです。
興味の幅が広かったため、1つの学部に決められず苦戦。ひどい時は、志望する大学や学部が毎日のようにコロコロ変わった時期もありました。
(立教大 社会学部 A・S先輩)
「本当に自分がしたいことは何か」がよくわからず、どの学問にも同じくらいの興味しかわかなかったので、どの学域を受験するかはかなり迷いました。
(金沢大 理工学域 A・N先輩)
2.候補になりそうな大学が2校以上ある
「学びたいことは決まっているけど、同じ名前の学部がいろいろな大学にあって、志望大決定に迷った」という声も少なくありません。
多くの大学に設置されている工学部や経済学部、文学部などを目指す人は特に、1つの大学に絞り込むのが難しいようです。
「幼児教育の資格が取得できる」+「自宅から通える」という条件で大学を探していましたが、数がとても多かったので絞り込むのが大変でした。
(東京家政大 家政学部 M・M先輩)
もともと英語が好きだったので、国際系や英語系の学問を学ぼうと高2の夏休みに決心。ただ、その内容を学べる学部・学科がある大学はたくさんあるので迷ってしまい、高3になってやっと志望大を決定できた。
(青山学院大 文学部 F・Y先輩)
3.行きたい大学・学部はあるが学力面で不安がある
「自分の学力で合格できる自信がない」
「模試の判定が悪くて不安」
行きたい大学・学部はあるけれど、自信のなさから志望大宣言までに時間がかかった、という先輩も。
また、共通テストで結果を出しきれず、「志望大を変更するかどうかで悩んだ」という人もみられました。
高1の春休みから「筑波大の体育専門学群で学びたい!」と憧れていましたが、高3になっても模試でE判定ばかりだったので、本当に受験してよいものかギリギリまで悩みました。
(筑波大 体育専門学群 K・M先輩)
共通テスト本番で思うように得点できなくて出願する大学に迷ったけれど、「ずっと目指してきた九州大しかない!」と決めて受験しました。合格できてよかった!
(九州大 歯学部 S・N先輩)
たくさん迷って「納得の志望大・学部」を見つけよう!
先輩たちの声からもわかる通り、志望大や学部の決定で迷うのは、それだけ真剣に将来を考えているから。
しっかり悩んで、いろいろ調べて、本当に行きたいと思える大学・学部を発見しましょう。
「進研ゼミ高校講座」からも、進路の迷い解消につながる情報をお伝えしていきます!
※この記事でご紹介したデータ、及び体験談は、「『進研ゼミ』サポーター222名へのアンケート」(2022年8月実施)より作成。
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