各大学の推薦入試は秋~冬に実施されることが多く、高3の先輩はまさに今、受験直前!
そこで、推薦入試当日の試験内容をチェックしてみよう。
合格した先輩たちはどんな試験対策をしたのか、そして当日どう立ち向かったのかを紹介するよ。
推薦入試当日によく実施される試験1:面接
もうすぐ高3の先輩たちの推薦入試です。なんだか私までドキドキします!
私も1年前に受験した時のこと思い出すな~。
推薦入試当日って、どんな試験があったんですか?
私が受験した総合型選抜では、面接と小論文があったよ。大学・学部によっても違うし、提出した書類だけで合否が決まる場合もあるけど、試験当日に面接と小論文を課す大学は多いかな。
「推薦といえば面接」っていうイメージがあります。千秋先輩は面接で、どんなことを質問されたんですか?
「志望動機」とか「大学でがんばりたいこと」とか、あとは志望理由書に書いた探究学習の内容を詳しく聞かれたよ。あ、文化祭実行委員会のことも!
緊張しましたか?
ほどよく緊張はしたかな。でも、高校でいろんな先生にお願いして何回も面接の練習をしたから、想定外の質問にも慌てず答えられたよ。
面接も事前の準備が大事なんですね!
先輩の面接試験対策
「どんな質問にも答えられるようになっておきたい」と考えて、理系科目の先生などにも面接の練習をしてもらいました。いろいろな質問に対する答えを事前に準備できたので、安心感につながりました
(早稲田大 法学部 学校推薦型選抜 指定校推薦合格)
先輩の面接本番エピソード
私が受験した総合型選抜試験では、面接時間が10分でした。いかに短時間で自分をアピールしきれるかがカギだったのですが、熱が入りすぎて気づいたら時間切れで面接終了...。時間配分も考慮しながらどう伝えるかを考えておくといいですよ。
(東北大 工学部 総合型選抜合格)
推薦入試当日によく実施される試験2:小論文
小論文の対策はどんなふうに進めたんですか? 私、作文にニガテ意識があるんですけど...。
実は私もそうだったの。でも、たくさん書いていけば必ずうまくなるから大丈夫! 小論文は担任の先生にお願いして、何回も添削してもらったよ。
自分で書く練習をするだけじゃダメですか? 先生に見せるのは恥ずかしいので...。
それはわかる! ただ、相手に伝わる文章かどうかは誰かに読んでもらわないとわからないし、先生は今までにたくさんの生徒を指導しているから、お願いすると安心だよ。
いつごろから書く練習を始めたらいいですか?
実際に書いてみるのは高3からでもいいけど、志望大・学部の推薦入試で小論文が課されるなら、出題形式とかテーマは志望学部や同じ学部系統の過去の出題傾向をチェックしておくといいね。
テーマがわかれば心の準備ができますね!
それと、数年分の過去問で出題されやすいテーマをつかんだら、新聞やニュースをこまめにチェックしてネタを拾ったり、普段の生活で「これは小論文のネタになりそう!」と思ったことをメモしたりしておくといいかも。
なるほど! ネタって短期間で集めようと思っても難しいから、今から意識しておくことが大切なんですね。
先輩の小論文対策
受験大はもちろん、他大の教育学部で出題された小論文の問題にも取り組みました。たくさん書いていくうちに、幅広いテーマに対応できるようになりました。
(文教大 教育学部 学校推薦型選抜 公募制推薦合格)
英文で問題文を読んだうえで資料を考察する設問が課されました。普段からニュースなどをチェックし医療知識をとにかくストックしまくって、問題文をスムーズに理解できるようがんばりました。ただ、用語の意味などを自分で説明できるぐらいになっておけば、本番でもっと納得のいく文章に仕上げられたかも...。
(岡山大 医学部 学校推薦型選抜 公募制推薦合格)
推薦入試当日によく実施される試験3:その他(集団討論、プレゼンテーション、口頭試問など)
小論文と面接以外で、試験当日におこなわれる試験ってどんなものがあるんですか?
高3で同級生だった子たちは、受験生同士の集団討論とか、試験官の先生の前でプレゼンテーションがあったって言ってたよ。理系の学部を受験した子は、面接の場で問題を出されて、その場で答える口頭試問を課されたみたい。ほかには基礎学力テストとか実技が課されることもあるよ。
うっ、どれも難しそう...。
推薦合格した友達も、高2のときには志望大の募集要項を見て「こんなの無理!」って言ってたよ。でも高3からはめっちゃがんばって、本番で結果を出せたみたい。今から知っておくことで、対策の時間も十分にとれるよね!
確かにそうですね。先輩たちの対策も参考にして、少しずつ準備していきたいと思います!
先輩の「集団討論」対策
集団討論では、ほかの受験生とのコミュニケーションのとり方や、討論の進め方が問われると思うので、慣れが必要です。そこで、同じ試験方式の同級生4~5人といっしょに練習を繰り返しました。
(東京学芸大 教育学部 学校推薦型選抜 公募制推薦合格)
先輩の「口頭試問」対策
地学の内容を問う口頭試問に向けて、地学の先生にお願いして何回も練習しました。正直どんなことを質問されるかわからないので、なじみの薄い内容が出題されても戸惑わずに答えるよう心がけました。
(東北大 理学部 総合型選抜合格)
まとめ
・面接は2人以上の先生に模擬面接をお願いし、いろいろな質問を想定しておく!
・小論文は早めにネタ収集をスタートし、書いた文章は先生などに添削してもらう!
・どんな試験が実施されるかを知るだけでも、1歩リードできる!
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