「課外活動」とは、簡単に言えば、学校の勉強以外の活動のこと。
高校生のうちに取り組んでおくことで、大学入試や進路決定に役立ちます。
そこで今回は、高校生が課外活動に取り組むメリットや、オススメの活動について紹介します。
「部活はがんばっているけど、そんなに活躍しているわけでもないし...」「特にこれといった活動が思い浮かばない」という人でも大丈夫。
ぜひ、この記事を読んで、できそうな活動がないかチェックしてみてください!
どんな活動がある?
課外活動とは、基本的には学校の勉強を除くすべての活動を指します。
つまり、校内で所属している委員会や生徒会での活動、部活、生徒が個別に取り組んでいる研究や調べ学習なども課外活動に含まれるのです。
学校の活動以外では、例えば次のようなものがあります。
ボランティア
1日限定で参加できるものから、定期的に活動するものまでさまざま。
内容も、地域の清掃や募金活動、イベント運営の手伝い、小学生への学習指導など多種多様です。
学校の掲示板に貼られているポスターや、ボランティア募集情報サイトなどで、自分の興味に合うボランティアがないか探してみましょう。
ボランティアに取り組んだ先輩の声
高1・2の夏は地域の教育ボランティアに参加。子どもやその保護者と交流を持てたことで、教育への関心がより高まりました。
(淑徳大 総合福祉学部 N・A先輩)
職場体験・インターンシップ(就業体験プログラム)
職場体験もインターンシップ(就業体験プログラム)も、病院や教育施設、企業、店舗など実際の職場で活動しながら、その仕事に就いて働く自分をイメージできる活動です。
どちらもある程度時間がかかることが多いので、長期休みなどにチャレンジするとよいでしょう。
例えば「作業療法士」「職場体験」など、気になる職業や企業名などのキーワードでWeb検索をすると、職場体験やインターンシップの情報を見つけやすいはず。
職場体験をした先輩の声
医師の仕事に憧れがあったので高校生向けの医師体験に参加し、改めて「この仕事をめざしたい」と決心がつきました。
(横浜市立大医学部 J・T先輩)
大会・コンテストへの挑戦
大会やコンテストというと「学校の部活単位で参加するものが多いのでは?」と思う人が多いかも。
実はそれ以外でも、理系の知識を競うものからスピーチや小論文、語学系、環境関連、ビジネスアイデア募集まで、さまざまなテーマで、高校生を対象とした大会やコンテストが開催されています。
「高校生 コンテスト」などのキーワードで検索すると、さまざまな大会・コンテストが見つかるので、自分の得意分野に関するものがあればチャレンジしてはどうでしょうか。
コンテストに挑戦した先輩の声
大学で外国語を学ぼうと決めていたので、英作文コンテストや絵本翻訳コンテストに積極参加。英作文コンテストでは入賞できました!
(神戸市外大外国語学部 H・H先輩)
課外活動に取り組むメリットは?
課外活動にはたくさんのメリットがありますが、進路に関係のあるものを2つ紹介します。
1.進路を具体的に考えるきっかけになる
興味あるテーマにじっくり取り組むことで、進学したい学部・学科や将来の職業などを考えるきっかけをつくれます。
実際に活動してみるとその分野の楽しさがわかることもあれば、逆に「もっと違う分野に取り組んでみたい」と感じる場合もあるので、後悔のない進路選択にもつながります。
2.推薦入試でアピールできる
推薦入試では、学生の主体性が評価されます。
課外活動に意欲的に取り組んだ経験は、面接や出願時に提出する志望理由書などで、自分の主体性をアピールするための材料になるはずです。
特に部活は、取り組んだ経験を通じて
「主体的に行動できるようになった」
「勉強と両立することで計画力が身についた」
「部活で興味を持ったテーマを大学でさらに学びたい」
といった自己アピールにつなげる人がたくさんいます。
課外活動のポイント・注意点
課外活動に取り組むにあたっては、次の3つのポイントを押さえておきましょう。
1.記録を残しておく
活動した内容はポートフォリオやノートに記録し、「印象に残ったこと」「学んだこと」などを残しておきましょう。
後で見返せるようにしておけば、活動内容を振り返って「やはりこの職業に就きたい」「意外とこの分野は自分に合っているのかも」などと考えるきっかけになります。
推薦入試を考えている人は、出願時の書類や面接、小論文などで活動経験をしっかりアピールするためにも、しっかり記録をとるとよいでしょう。
2.手を広げすぎない
課外活動は、基本的には興味を持てるものに取り組めばOK。
しかし、あまりたくさんのことを一度にやろうとすると、すべてが中途半端になってしまう場合も。
「楽しい!」と感じられる活動に出合ったら、しばらくは目移りせず集中的に取り組んでみましょう。
また、経験を積みながら「この活動をもっと深めるには大学で何を学んだらいいかな?」などミライを意識してみることも大切。
活動を通じて、進路決定がスムーズになるはずです。
3.勉強としっかり両立
活動が楽しければ楽しいほど、時間を忘れて取り組みたくなることも。
そのせいで勉強がおろそかになれば学校の成績が下がる場合も。
推薦入試では「学習成績の平均値」が重視されることが多く、学校の成績が低下すれば進路の可能性を狭めることになりかねません。
忙しくても、「予習と宿題だけでも毎日やる」などと最低限の勉強内容だけでも決めて実行しましょう。
課外活動を進路選択のきっかけになる!
課外活動にしっかり取り組むのは時間がかかるし、進めていく中で大変なことにもぶつかります。
それでも、活動してみることで「もっとこの分野を知りたい」「自分ってこんなことが得意だったんだ!」などたくさんの発見があり、本当に行きたい大学・学部や目指したい職業を見つけるきっかけになる可能性も。
将来の自分に出会うきっかけの1つとして、活動を考えてみませんか?
あんず
2023年3月13日 07:20
推薦にも利用できるって凄くいいですね♥️ボランティアはあまり参加していなかったのですが、これから興味のあるイベントは参加したいと思いました!!
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