志望大・学部を検討する中で、見逃している大学・学部がないか考えたことはあるかな?
実は「見逃し大学・学部」の中にこそ、自分にピッタリの大学・学部が潜んでいる可能性も。
志望大・学部が決まりかけている人こそ、自分に合う大学・学部の見逃しを防ぐ5つのポイントを確認してみよう。
見逃していた大学・学部がないか最終チェック!
ちゅーた先輩! 今度こそホントに志望大候補決まりました! 先輩に教えてもらった「大学・学部選びの落とし穴」もしっかりチェックしましたよ。
よし! やっと最終チェックに進めるな。
最終チェック!? まだ考えることあるんですか!
志望大・学部決定は、自分の将来に関わってくる選択だからね。最終チェックとして、今まで見逃してきた大学・学部がないかどうか確認することが大切なんだ。
見逃してきたなら、「あまり重要じゃない」ってことなんじゃ?
そんなことはない! 「見逃し大学・学部」の中にこそ、大事な選択肢が隠れている場合もあるぞ~。
それを知らずに進路を決めちゃったら...後で「もっと考えればよかった!」ってことになりそうですね...。
自分に合う大学・学部を見逃して、大学入学後に後悔した先輩の声
量子力学やVRに興味があったのに、「自分に理系はムリ」と思い込んで、どちらかというと文系寄りの学部に進学。今、「大学院からでも理系に進めないか?」と悪戦苦闘中です。
(某私立大 学際系学部 C・I先輩)
国際経済に興味があったので、その分野を学べる大学・学部を選びました。そのこと自体は後悔していませんが、「具体的に何を学びたいか」を突き詰めておかなかったので、入学後しばらくは学ぶモチベーションが高まらず迷走...。
(某国立大 経済系学部 A・I先輩)
「見逃し大学・学部」を防ぐチェックポイントはこの5つ!
「見逃し大学・学部」を発見するには、どうやってチェックすればいいんですか? 今まで見逃してきただけに、どう考えたらいいかわからないんですけど...。
5つのチェックポイントで考えてみるといいよ。
■ポイント1 目的意識を持つ
学びたい学問や取得したい資格を考えて、「進学して何をしたいか」「卒業するときにどうなっていたいか」を改めて意識。
■ポイント2 「今まで」にとらわれない
現時点で人気の学部系統や資格、収入の安定が見込める職業は、今後変わる可能性もある。
「10年後の社会はどうなっているか」にも目を向けて考えてみよう。
■ポイント3 思い込みを捨てる
「文系だから環境問題を学ぶのはムリ」「メディアの仕事をするなら文系学部」...
その考え方は、もしかしたら思い込みかも。
一度あきらめた進路に別のアプローチがないかどうか調べてみよう。
■ポイント4 いろんな角度から考える
気になる大学・学部が見つかってもすぐ「ここしかない!」と思わず、別の角度からもっとよい候補がないか探してみよう。
視野を拡げて探すことでチャンスは広がる!
■ポイント5 第三者の意見も聞いてみる
最終的に志望大を決めるのは自分だけれど、決定前に友達や家族、先生などに意見を聞いてみることも大切。
自分では気づかなかった進路のヒントをもらえる場合も。
う~、刺さるポイントが結構ありますね...。自分ではよく考えたつもりだったけど、視野が狭くなっていたかもしれないです。
オレも高2の時に先輩から5つのポイントを教えてもらってから、友達に意見をもらったりしてもう一度検討したよ。あの時しっかり考えたから、今は後悔ゼロ!
後悔ゼロの大学生活っていいな~。「やっと決まった!」と安心して気を抜いていたけど、もう一度、ちょっと冷静になって考えてみます!
大学・学部を見逃さず、後悔ゼロで学んでいる先輩の声
高校の授業の中でも国語が好きで文学部に行きたかったけれど、「具体的には何を学びたいのか?」とじっくり考えた結果、日本語学を学びたいと気づきました。そこで、文学部日本語学科の中に言語について学べるコースがある法政大へ。無意識で使っていた言葉にどんなニュアンスがあるのかを考えるのがとても楽しいです!
(法政大 文学部 Y・W先輩)
化学をもっと学びたくて理学部化学科に進学したいと思っていたら、担任の先生から「化学が好きなら薬学部はどう?」とアドバイスを受けたことがきっかけになり、就職先の選択肢も広いとわかって薬学部に進学。今は新薬開発という夢を持って、向上心の高い同級生といっしょにじっくり学んでいます。
(千葉大 薬学部 M・K先輩)
まとめ
「見逃し大学・学部」を防ぐチェックポイントはこの5つ!
1. 目的意識を持つ
2.「今まで」にとらわれない
3.思い込みを捨てる
4.いろんな角度から考える
5.第三者の意見も聞いてみる
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