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【高1・高2向け】志望大・学部決定にも推薦合格にも役立つ!? 「ポートフォリオ」について知ろう!

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進研ゼミ高校講座

ポートフォリオの基本

高校の進路指導などで使用される「ポートフォリオ」を知っていますか?

「そんなの聞いたことない」「知ってるけどきちんと使っていない」という人も多いと思います。

今回はそんな人に向けて、ポートフォリオの種類や作成するメリットなどについて解説します!

「ポートフォリオ」とは?

ポートフォリオは活動の記録

ポートフォリオとは、簡単に言えば学内外で取り組んださまざまな活動に関する記録のこと。

例えば、以下のような活動について記録します。

●学校での活動...毎日の学習や部活、委員会、学校行事、探究活動、留学など

●学外での活動...ボランティア活動やオープンキャンパス、市民講座参加など

そのほかに、学内外の活動で取った資格や大会での成績なども記録しておくとよいでしょう。

ポートフォリオの例

ポートフォリオ作成で重要なのは、活動の成果だけでなく「何を・どのように学んだか」「自分はどう感じたか」なども書くこと。

プロセスも含めて残しておくことによって、自分の課題や目標をあぶり出すことができ、成長につなげられます。

ポートフォリオの記入例(学校外のボランティアに参加した場合)

 

●活動の目的・ねらい

例:小学校の学童クラブで子どもたちに遊びや勉強を教えたい。

 

●活動内容

例:低学年の子と遊んだり、高学年の子に宿題を教えたりする。

 

●気づいたこと・成果

例:どうやったらこの子はこの問題が解けるのか?などを考えたりする事で、人に教えることが楽しいと思った。

 

●今後に生かしたいこと

例:夏休みは、簡単な実験などを用意して、子どもたちに遊びながら勉強への興味をもってもらうような活動を計画してみたい。

ポートフォリオをつくる3つのメリット

ポートフォリオの3つのメリット

「ポートフォリオを作るのはちょっと面倒...」と思うかもしれませんが、実は作成しておくとたくさんのメリットがあるのです。

主なメリットは次の3つ。

1. 活動を振り返ることで、自分の強みや興味・関心に気づける

参加した活動の内容や、そこで取り組んで考えたこと・感じたことを記録しておくことは、進路検討にとても役立ちます。

記録を読み返して活動を振り返りながら、「自分はこういう分野に興味があるんだ」「自分はこの学問に向いているのかも」などと気づくことができるからです。

2. 推薦入試で志望動機をアピールするための材料をストックできる

推薦入試では、面接や出願時に提出する志望理由書などで「なぜその大学・学部で学びたいのか」を力強くアピールできるかどうかが合否に大きく影響します。

ポートフォリオは、そんな時に力強い味方になってくれる存在。

ポートフォリオに、志望学部に関連する活動やオープンキャンパスに参加したことなどについて細かく記録しておけば、自分の体験と志望動機を結びつけて語りやすく、「この大学で学びたい!」という熱い思いに説得力をもたせることができるのです。

3. ポートフォリオを活用する推薦入試も

まだ数は少ないものの、推薦入試でポートフォリオを選抜の材料に用いる大学・学部もみられます。

高校生になったら早めにポートフォリオ作成に力を入れておくことで、本当に行きたい大学や学びたい学問を見つけるきっかけになり、勉強のやる気アップにもつながります。

ポートフォリオの種類

ポートフォリオの種類

ポートフォリオとひと口に言っても、さまざまな形式があります。

大学生の先輩に聞くと、デジタルツールを使ってポートフォリオを作成していた人と、ノートやルーズリーフなどの紙ツールで作った人に分かれます。

デジタルと紙のどちらでも、自分が使いやすい+後から振り返りがしやすい形式で作ればOKです。

もし、学校から指定された形式があれば、学校での進路学習なども含めた活動内容をその形式で記録していきましょう。

デジタルツールで活動を記録していた先輩の声

学校から指定された『Classi』というアプリを使ってポートフォリオを残していました。

(明治大理工学部 K・O先輩)

スマホの日記アプリを使っていろいろな活動内容を記録してあったので、後から見返すことができて便利でした。

(山形大医学部 H・Y先輩)

志望大のオンラインオープンキャンパスに参加し、説明の中で気になったものや大事だと思ったものはスクリーンショットで撮るなどして保存。残した記録をもとに、推薦入試でのアピール材料を考えました。

(神奈川県立保健福祉大保健福祉学部 A・M先輩)

 

紙のツールに活動を記録していた先輩の声

活動記録専用のノートを決めていつも持ち歩き、こまめに記録していました。

(三重大教育学部 K・O先輩)

高校から配布されたポートフォリオのためのノートに、部活や調べ学習などに取り組んで感じたことや今後やるべきことを書き留めていました。

(茨城大人文社会科学部 H・T先輩)

学校から配布されたバインダーに、オープンキャンパスをはじめ参加したイベントなどに関する資料をすべて収納。活動するうちにどんどんバインダーが埋まっていくので、達成感を感じました!

(名古屋大農学部 N・M先輩)

ポートフォリオを活用してミライを描こう!

ポートフォリオ作りを習慣化して、「どんな活動をしたか」「どう感じたか」「今後の課題は何か」を記録していくことは、自分のミライにつながります。

推薦入試などに役立つというだけでなく、今までの活動を振り返ることで「自分はどんな道に進みたいのか」「もっと結果を出すにはどうしたらよいか」と考えるクセがつき、「進化する自分」をつくっていけるからです。

初めは活動内容をメモするだけでもよいので、入試も意識しながらポートフォリオに取り組んでみてくださいね!

 

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