先生や保護者の方から「志望大決めなさい」プレッシャーを感じつつも、まだ5月だし...と思っている方はいませんか?
油断していると、あっという間に「高2の夏休み」がやってきます。
夏休みはいろいろな大学でオープンキャンパスが開催され、志望大を検討する大切な時期。
でも、志望大決定と同じくらい重要なのが「その大学で何を学ぶか」。
夢中になれる学問を見つければ、大学生活は必ず充実したものになるはず。
この記事で、学びたい学問を見つけるヒントをつかんでください!
学問発見のヒントになるのは「今の興味」
大学で学ぶ学問を見つける時に基本になるのは、「今、どんなことに興味があるか」。
「おもしろそうだな」と感じる学問があれば、さらに深掘りして調べてみましょう。
また、学んでみたいことが特にない人は、自分の興味を見つめ直してみるのがコツ。
ここでは、「今の興味」を大切にしながら、学びたい学問を見つける3つの方法をご紹介します。
「興味」から学びたい学問を見つける方法1 実際に学んでいる大学生に聞いてみる!
「気になっている学問はあるし、Webでも調べてみたけど、イメージがわかない...」
こんな時は、実際にその学問を学んでいる大学生に話を聞くのが一番。
実際に取り組んでいる人だからこそ語れる意見は、きっと学問選びの参考になるはずです。
みなさんが通っている高校出身の先輩から直接話が聞ければベストですが、もしそんな先輩が身近にいなくても大丈夫。
「ミライ科」で、「自分が学んでみたい学部系統に所属する先輩チューターの大学生を探す→その大学生が書いた記事をチェック」という方法で、その学問ならではの楽しさに迫ることができます。
記事を読んで、さらに知りたいことがあれば、「先輩ダイレクト」で質問してみてもいいですね。
「先輩の声」を参考に学びたい学問を見つけた先輩の声
教員養成系より「学問としての教育学」に興味アリ。その学び方ができる大学のオープンキャンパスで教授や先輩の話を聞き、学び方のイメージをふくらませました。
(名古屋大教育学部 A・I先輩)
もともと医療系の仕事にあこがれていたので、私の高校を訪れた大学生OBに話を聞きながら、「具体的にどの領域を学びたいか」を絞り込みました!
(東北大医学部 T・T先輩)
「興味」から学びたい学問を見つける方法2 気になるキーワードから自分の興味を発見!
学びたい学問が決まっていない人は、気になるキーワードから自分の興味を掘り起こしてみるのがオススメ。
たとえば、新聞社のニュースサイトを見て、読んでみたい記事をピックアップし、記事本文に出てきた言葉をWebで検索してみるのも1つの方法。
この作業を繰り返すうちに、自分がどんな学問系統に興味があるのかだんだん見えてくるはずです。
4月号でお届けしている「My大学・学問決定BOOK」では、未来の社会を象徴する「国際」「クリエイティブ」「環境」「AI・情報」という4つのキーワードを切り口に、関連する学問を取り上げています。
4つのキーワードと関係する学問を、ここで一部ご紹介します。
●国際...外国語学、文化学、国際関係学
●クリエイティブ...美術・デザイン、経営・商学、工業デザイン
●環境...資源・エネルギー工学、建築・土木・環境工学、船舶・海洋工学
●AI・情報...情報科学、総合情報学、経営情報学
どんなキーワードから考えればよいかわからない時に、ぜひ参考にしてみてください。
「気になるキーワード」から学びたい学問を見つけた先輩の声
「貧困による教育機会の損失」というテーマに興味があったので、まずは担任の先生に相談。国際協力のあり方や多文化共生の実現性を学べる学部・学科ということで、今通っている津田塾大を志望大に決定!
(津田塾大学芸学部 Y・I先輩)
「少子高齢化社会が進行している」というニュースが気になり、大学卒業後は公務員としてこの問題解決に携わりたいと考えました。自分の興味を大切にしたくて、地域政策が学べる大学・学部を探しました。
(高崎経済大地域政策学部 T・M先輩)
「興味」から学びたい学問を見つける方法3 「気になる学問+関連学問」を調べてみる!
「興味のある学問について調べてみたけど、これでいいのかな...?」
こんな人は、「気になっていた学問」と関連しそうな学問も調べてみましょう。
たとえば興味を持ったのが「経済学」なら、「経営情報学」や「経営・商学」についてもWebで検索してみてはどうでしょうか?
より自分にピッタリくる学問が見つかるかもしれません。
「My大学・学問決定BOOK」では、つながりのある学問どうしを学問系統ごとに掲載しています。
迷ったら、ぜひチェックしてみてくださいね!
「関連学問」に注目して学びたい学問を見つけた先輩の体験談
数学が好きだったので大学でも学びたいと思いましたが、数学と関連する学問を幅広く調べたところ、数学の知識を生かしつつコンピュータを使った情報処理なども学べる情報科学に興味を持つようになりました。
(東邦大理学部 H・S先輩)
英語が好きだったけれど、語学そのものというより「多文化共生」などのテーマに興味がありました。そこで、少し視野を広げると人間科学という分野を発見。大学では、外見至上主義やSNSなど現代のホットトピックが取り上げられることもあり、興味シンシンで学んでいます!
(横浜市立大国際教養学部 K・I先輩)
「学びたい学問」を見つければ志望大決定もスムーズ!
自分の興味を軸に学びたい学問を探してみると、なんとなくでも「自分のやりたいこと」の方向性が見えてきます。
そうなれば、「この学部はどうかな?」「この大学なら興味のあることが学べるかも!」といった感じで、どんどん志望大・学部の候補を絞り込んでいけるはず。
興味を大切にしながら、少しずつでいいので学びたい学問を見つけていきましょう!
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