大学入試で推薦合格をめざす人に向けて、高2のうちから押さえるべき「推薦用語」をまとめて紹介!
推薦用語① 入試制度編
志望大とやりたい学問が決まってきて、推薦のことを調べ始めたんですけど、難しいコトバがたくさんあって心が折れそうです...。
私も高2の頃は推薦入試の資料を読んでいても理解できないことばかりだったよ。まずは入試制度でまず知っておきたい、選抜方法の種類から解説していくね!
●学校推薦型選抜
高校の校長先生からの推薦状が必要な推薦入試。大学が指定する高校の在校生だけが出願できる「指定校制」と、どの高校の生徒でも出願できる「公募制」に分けられる。
●総合型選抜
高校の校長先生からの推薦状が不要で、自分で決めて出願できる推薦入試。受験者の意欲や適性をトータルで評価する。
学校推薦型選抜の公募制推薦入試は、さらに「一般推薦」と「特別推薦」に分けられるよ。特別推薦では、スポーツとか課外活動の実績・成果が評価されるの。
指定校制だと高い成績が必要って聞きますけど、公募制の一般推薦はどうなんですか?
大学や学部にもよるかな。一般的な傾向として、難関大と言われている大学ほど、高い成績基準が設けられていることが多いよ。
推薦用語② 提出書類&試験編
推薦入試ってたくさんの書類を提出しなきゃいけないし、いろんな形の試験対策をしなくちゃいけないんですね。
大学や学部によって提出書類や試験の内容は違うけど、主なものを紹介するね。
■提出書類
●調査書
推薦入試の出願をする時に提出する書類で、先生が作成する。「学習成績の状況」や特別活動(部活や委員会、ボランティアなど学習以外の活動)、出欠・遅刻の状況などが記載される。
●志望理由書
その大学・学部を志望する理由や自己アピールなどを文章にまとめた書類。書き方などは大学によって異なる。
■試験項目
●口頭試問
面接の場で、教科や専門分野に関する知識を試験官が質問し、口頭で答える形式の試験。理系学部で実施されるケースが多い。
●プレゼンテーション
提示されたテーマに沿って資料を作成し、試験官の前で発表する形式の試験。質疑応答がある場合も。
●集団討論(グループディスカッション)
グループに分かれて、提示されたテーマに沿って話し合ったり、グループ内で意見をまとめたりする形式の試験。時事問題や、その学部で扱われる内容に関するテーマが出題されやすい。
それと、学校推薦型の公募制一般推薦だと、大学・学部によっては共通テストなどの学力検査を課すところもあるよ。
推薦ならではの試験だけじゃないんですね! きちんと勉強しなきゃ〜。
推薦用語③ その他編
そのほかに、推薦入試でよく使う重要用語も知っておくといいよ。
ぜひお願いします。なんとなくわかりそうでわからないコトバがたくさんあるんです!
●アドミッション・ポリシー
大学側が「どんな学生を求めているか」を示す、学生の受け入れ方針で、大学・学部によって異なる。推薦入試では、その学生がアドミッション・ポリシーにマッチしているかどうかが合否に大きく影響する。
●学習成績の状況(評定)
高校の学習状況を示す指標で、高1・1学期~高3・1学期の成績の平均。推薦入試では「学習成績の平均値〇〇以上」と大学側から成績基準が示される場合が多く、その基準を満たさないと出願できない。
アドミッション・ポリシーなんて初めて聞きました...。
アドミッション・ポリシーは大学の学生受け入れ方針を示すものだけど、逆に受験生にとっては、「私はこの大学が求める人物像に近いかも」「私もこんな人になりたい」みたいな感じで、その大学の推薦入試を受けるかどうか考えるヒントになるよ。気になる大学・学部のものは、大学のHPなどでぜひ読んでみてね。
これだけは覚えておこう!
・推薦入試は大きく分けて「総合型選抜」と「学校推薦型選抜」の2種類。
・学校推薦型選抜は、「公募制推薦」と「指定校制推薦」に分かれる。
・推薦入試の出願時は調査書と志望理由書を提出することが多い。
・試験の内容は、大学・学部によって違いが大きい。
・アドミッション・ポリシーは、推薦入試を考えるときの大きなヒント。
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