勉強や進路の悩みを大学生の「ゼミ」OB・OGに気軽に直接質問できるサービス「先輩ダイレクト」。
この記事では、11/29~12/12に高1生から寄せられたお悩みで、この時期ならではのものをピックアップしてお届け!
今回は「ほとんど手をつけられていない「ゼミ」教材を有効活用するには?」、「北大をめざしたい!親を説得するには?」です。
「ゼミ」の教材が使えていなくて続けていいか悩んでいる人、あこがれの大学があるけれど成績にギャップがあって保護者に伝える勇気が持てない人、必読です!
今週のみんなのお悩みその1
高1生のお悩み
「ゼミ」をこのまま続けていいのか悩んでいます。学校の課題や予習復習もたくさんあって「ゼミ」にはほとんど手をつけられていません。でも、テスト前にわからないところを確認したりするのに「AI strike」を使ったり、テキストを確認したりすることもあります。だからやめたくはないんです。今回の期末テストが悪かったので、「ゼミ」をもっと有効活用したいと思っています。何かいい方法はありませんか?また、国語、数学、英語とも学校の範囲にあってなくて、でもリクエストできる回数が限られているのでできません。どうしたらいいでしょうか?(高1生Hより)
先輩の回答
全部使わなきゃいけないという固定観念を捨てて、学校第一、進研ゼミ教材は補助的に使うといいですよ。
Hさん、こんにちは!
中央大学・法学部・法律学科のなべです!
まず、「ゼミ」教材を網羅的に活用しなければならないという固定観念を捨てましょう。
もちろん、すべてやり切った方が力はつくだろうし、金銭的にもったいないと思わずに済むと思います。
しかし、現実問題、学校の予習復習は大変です。
「ゼミ」教材をやっていて学校の課題をないがしろにするといったことは本末転倒なので、学校第一に考えて、「ゼミ」教材は補助的に使うというスタンスでいくことをオススメします。
通信教材の良いところは、必要なものだけを自分のペースで出来る点だと思います。
そのため、今の使い方を前提に、進研ゼミを続けることをオススメします。
そのうえで、テキストを確認することを、テスト前だけでなく、普段から日課にしてはどうでしょうか?
例えば、漢文の授業では、新出の文型だけでなく既出の文型も触れると思います。
その際、既出の文型の理解が定着できているのかの判断をするために、進研ゼミ教材を活用します。
このようにその日(またはその週)の授業と関連づけると、短時間で「ゼミ」教材を活用できるのではないかなと思います。
それから、範囲が合わないのであれば、普段は使わず長期休暇に一気に復習するなど、臨機応変に学習すると良いと思います。
つまり、普段は学校の課題・テキストだけで過ごし、長期休暇(試験前等も?)に「ゼミ」教材を使うという事です。
そうすれば、ある程度範囲にずれがあっても、対応できると思います。
私のアドバイスや他の先輩チューターさんの意見を参考にして、頑張ってください!
応援しています!
また何かあれば、いつでも質問してくださいね!
普段は使わず、長期休暇にまとめて復習に使うというやり方もアリですよ!
今週のみんなのお悩みその1 まとめ
いかがでしたか?
なべ先輩のいうように、「ゼミ」教材は全部使わなきゃいけないと思い込まず、学校の学習を最優先に考えて、「ゼミ」はその理解や復習のために必要な部分を使うというのは、ほとんどの先輩が実行してきたことだと思います。
進研ゼミを受講している目的は何でしょうか。
きっと、学校の予習・復習が効率的になることだったり、テストで好成績が取れることですよね。
すべて消化することが目的になってしまって、本来の目的が達成できなければまさに本末転倒。
他の先輩はどんな風にピンポイントで活用していたのかも参考に、自分なりのOKラインを決めていってくださいね。
>>実際の質問とほかの先輩たちの回答はコチラ
※上記のリンクが飛べない場合は、「高校講座アプリ」画面の一番下の「質問・相談」タブの「勉強法・進路」から「先輩ダイレクト」にアクセスしトップページの「検索する」タブで質問No.(185746)を入れて検索してみてください。
さて次のお悩みは、「北大をめざしたい!親を説得するには?」です! あこがれの大学があるけれど成績にギャップがあって保護者に伝える勇気が持てない人、必見ですよ!
今週のみんなのお悩みその2
高1生のお悩み
こんにちは!
私は北大に行きたいと思ってます。中1まで札幌に住んでいて、検定試験の会場が北大になった時があり、すごく素敵なキャンパスで魅力を感じました。
けれど、中2になる時に父の仕事の関係で関西に引っ越すことになりました。近くに大学はたくさんあるのですが、北大に行きたいなぁと思ってます。
進路についてまだ知らないこともたくさんありますし、実際模試の偏差値だって53~55です。こんな自分が北大なんて言っても、、、や、一人暮らしにもなってしまうと思い、親に伝えてみようと思いましたが、テストの結果も良くないので勇気が出ません。どうすれば思い切って言えますか?アドバイスよろしくお願いします。(高1生Pより)
先輩の回答
僕も高1時代は成績が良い方ではありませんでしたが、北大で学べて充実しています!北大の魅力と勉強法をお伝えしていきますね!
Pさん、こんにちは!
北海道大チューターのあつぼーです。
先輩ダイレクトでの質問、どうもありがとう!!
まず率直に、北大志望の方からの質問、本当に嬉しいです◎
都心に近い割に自然豊かで、ほとんどの学部が1つのキャンパスにまとまっているという大学は他にあまりないと思います!
ぜひ一緒に夢を叶えていきましょう!
今回の悩みとしては「北大に行きたいことをおうちの方に伝えられない」「成績面で自信が持てない」の2つだと思うので、北大入試を経験してきた立場で回答させていただきます◎
少しでも参考になる部分があれば嬉しいです。
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【1】なぜ「北大に行きたいと思っているか」話せるようにする!
まず重要なのが「数ある大学の中でなぜ北大なのか」ということだと思います。
質問文の中でPさんは、「キャンパスの魅力」を志望理由としてあげていましたが、他に「ここがいいな!」と思ったポイントはありますか?
例えば僕の場合は、
・チャレンジしてみたい勉強ができる
・総合入試制度があるため学部決定に余裕が持てる
・留学支援制度がある
・ずっと本州に住んでいたので、新しい土地に行きたい
・ウィンタースポーツや旅行を楽しみやすい
などがあり、北大に行くことに決めました。
他の人であれば、
・獣医学や水産学など、他大では学びにくいことを学びたい
・そもそも北海道が好き
・興味がある研究をやっている先生がいる
・都心に近い割に物価が安い
などをあげている人もいました。
おうちの方に話すときに、
「いろいろな面でやりたいことを実現できる」
「北大であれば夢を叶えられる」
などの理由があれば、話したときに即「ダメ」と言われることはないと思います!
ただそうは言っても、まだ進路については掴みきれていない部分もあり、本当に北大を志望したいのか不安になることもあると思います。
そんなときは「こんな大学生活を送りたい」という理想像から考えてみると良いです◎
例えば
・テストに縛られず、勉強したいことをノビノビ勉強したい
・学問の最前線で、最新の知識を学びたい
・勉強だけでなく、バイトもサークルも恋愛も両立したい
などなど、いろいろ「こんなことをしたい」という想像をしてみましょう。
そうすると、「こんなところが北大と合致するから、北大に行きたい」となることもあるし、「やっぱり他の大学の方が合ってそう」となることもあると思います。
(一旦北大から離れて考えてみると、やりたいことが見つけやすくなるかもしれません。)
入試までの残り2年、「やりたいことを考える」→「それに当てはまる大学を探す」→「オープンキャンパスに行ったり先輩に聞く」というサイクルを繰り返し、納得いく進学先を探してみてください◎
【2】まだ高1、あと2年で十分合格はねらえる!
いろいろ考えたけど、やっぱり北大に行きたい!でも点数的に不安がある。。
そんな状況でも、全然大丈夫です!
正直なところ、僕は高1の頃、偏差値が55になればいい方で、あまり勉強は得意ではありませんでした。
そんなときでも、
・ちょっとでも疑問を持ったら、納得いくまで調べたり先生に聞く(分からないところを丸暗記で乗り切らない)
・どんなに忙しくても、毎日1時間は必ず勉強する
・テストや模試では毎回計画を立てて勉強し、「こんなスケジュールであればうまくいく」という成功イメージを持つ
などを意識した結果、センター試験ではB判定まで持ち直すことができました。
目の前のことに一生懸命になっていると、「このままじゃやばいんじゃないか。。」という気持ちになってしまうこともあると思います。
でも一旦冷静になって、「今の自分に必要な勉強は何か」「何を変えれば今後うまくいくか」を考えてみると、気持ちも楽になり、状況がよくなることも多いです。
なので現段階で、偏差値は気にしすぎる必要はないと思います。
(「参考値」くらいの認識でOKだと思います。)
むしろ気にしすぎると、自分の将来の可能性を狭めてしまうことになるので、「ここを強化したい」というように自分の状況を診断する材料として活用してみてください◎
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ここまで長くなってしまいましたが、読んでいただきありがとうございました!
「やりたいことの明確化」「できることの増加」の2つがうまくいけば、自信を持っておうちの方にも進路について話せるようになると思います!
なのでまずは、「こんなことをしたい」という想いを言葉にして、それをおうちの方に共有した上で、勉強の方も進めてみてください◎
Pさんの夢の実現、心から応援しています!
また相談したいことがあれば、気軽にダイレクトを活用してください☆
「やりたいことの明確化」「できることの増加」ができれば、きっとおうちの方にも話せるようになると思いますよ!
今週のみんなのお悩みその2 まとめ
いかがでしたか?
あつぼー先輩のアドバイス、実際に北大に通う先輩だからこその説得力がありましたよね。
少々ギャップがあってもあの大学に行きたいと思えるあこがれの大学に出合えることは、とても幸せなことだと思います。
成績が伸び悩んだときや苦手科目の壁にぶつかった時、時間が取れない時などでも、「どうしても行きたい大学」の存在はモチベーションになりますから。
せっかく出合えた目標大への思いを大事にしてほしいな、と思います。
保護者の方にも応援してもらえるといいですね。
北大をめざす上で勉強法に悩んだ時はまた「先輩ダイレクト」で相談すると、似た状況を経験した先輩や北大の先輩からアドバイスがもらえるはずですよ。
「先輩ダイレクト」は、今の勉強法や進路の悩みを大学生の先輩たちに気軽に何度も相談できる人気の高いサービスです。
どんな風に学部学科を決めたのか?や、ニガテ科目の勉強法、自分の状況に合わせた効果的なゼミ教材の活用法なども聞くこともできますよ。
気軽に「先輩ダイレクト」に投稿して聞いてみましょう〜!
<この記事を書いた人>
進研ゼミ高校講座 ライター中原絵里子
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