自分が目指したい職業や仕事という進路を考えるとき、『自分の価値観』から考えるということをよく言われるかもしれません。
進路に悩むキミにとって、「価値観から考えるってどういうこと...?」「そもそも価値観って何!?」と道に迷ってしまうことも多いですよね。
そんなときヒントになるのが「人の役に立ちたい」という気持ち。『自分の価値観』から『人の役に立つ仕事』を考えると、自然と自分の進路が見えてくるかも...?
そこで、進路に悩むキミに合う『人の役に立つ仕事』の見つけ方を教えます!一緒にキミにぴったりな進路を考えてみましょう!
進路を考えることは、『自分の価値観』を知ること!
進路を考えるときに、大切とよく言われる価値観。普段でもよく使うコトバかもしれませんが、その意味って考えたことがありますか?
価値観とは、何に価値があるかを判断する基準のことを言います。わかりやすく言い換えると、「自分は何が好き・嫌いと思うのか、うれしい・気になると思うのかを感じる基準」ですね。
キミが普段生活をしている中では、視界に入るだけでもすごい量の情報がありますが、その中でも好きなことや気になることがあると思います。
例えば
・友達の笑った顔が好き
・体調の悪そうな友達を見て心配になった
・新型コロナで飲食店の人が大変そう
・電車で席を譲ることができて嬉しかった
こんなふうに、よくある・些細なことかもしれませんが、自分が感じたことは、自分にとって大切な、価値あることかもしれません。
そんな自分の価値観に合う進路(職業)で活躍できたら、本当のやりがいや楽しさを感じられるはず。
だから、進路を考える時は、自分の価値観が大切なんです!
どうしたら『自分の価値観』から進路が考えられるようになる?
『自分の価値観』を知ることが進路を考えることにつながるのがわかったら、実際に『自分の価値観』から進路を考えてみましょう!
社会問題と結び付けて~というような、難しいことは考えなくても大丈夫。
先ほどの日常生活の例にあったように、自分の価値観は身近なできごとや家族・友達を例に想像することで、はっきりとイメージしていくことができます。
『自分の価値観』から考えよう
①身近なできごとから考える
・家族や友達が笑顔になるとき
・家族や友達のことが心配になるとき
↓
②そのために自分が何をできるのか、どう役に立つのかを考える
↓
③それを実践している職業は何かを考える
こうして『自分の価値観』から考えることで、なんとなく好きとか興味があるではなく、自分にとって本当のやりがいや楽しさを感じられる進路を見つけることができます。
『人の役に立つ仕事』って例えばどんなものがある?
自分が人のためにできること、人の役に立つことができるものと聞いて、みなさんはどんな仕事を思い浮かべますか?
身近な例として挙げられるのが、看護師をはじめとした医療・看護・福祉領域の職業。
大きな病気ではなくても、例えば風邪などで、誰でも一度は病院に行ったことがありますよね。体調が良くなって嬉しかった・助かった、きっとそう思ったはず。
また、看護職はコロナ禍でとくに注目された職業でもありました。最前線で戦っている医療現場は、やりがいを強く感じる場所かもしれません。
「病気になった家族を治してくれて嬉しかった」「高齢の家族を介護してくれて助かった」そんな身近なできごとをきっかけに、自分がどんな人を助けたいのかを考えてみましょう。
『自分の価値観』に合う仕事がわかったら、詳しく調べてみよう
ここでは例に出した看護職が、どんな役割を担っているのか、実際に働いている人がどのような思いをもって働いているのかを調べてみましょう!
こうして『自分の価値観』に合う仕事を詳しく調べると、実際に自分がどんなことで人の役に立ちたいのかを、より強くイメージできるようになってきます。
日本看護協会のサイトでは、看護職が実際にどんな仕事をしているのか、動画で見ることができます。
看護師以外にも、助産師や保健師、ドラマで見るようなフライトナースといった様々な職種・役割があるんですよ!
目指す職業への進学ルートを調べよう!
自分が目指したい役割・仕事がはっきりとしてきたら、次はそれを実現するための進学ルートを調べてみましょう!
看護職の場合、看護師だけでなく助産師や保健師といった資格があり、それぞれ活躍の場が違います。
そして、国家資格となるため、それぞれ国家試験で合格することが必要です。
大学以外にも短大や専門学校などの進学先がありますが、どこに進学すると自分が目指す職業の資格を取れるのか、考えなくてはいけません。
ちなみに、「看護職を目指すなら、理系を選択する必要がありますか?」という相談が多くありますが、看護職は文理問わず活躍できます!
もちろん目指したい役割・仕事によっては、ニガテ教科の配点が大きい場合もありますが、目標があればニガテ教科をがんばる原動力になります。そこで進路を諦めずに、挑戦してみることも大切ですよ。
<この記事を書いた人>
進研ゼミ高校講座
ライター/クロロ
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。
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