高校生になって、進路に関する最初の大きな決断「文理選択」。文理どちらにするかを決めた人の中には、行きたい大学も決まっているという人もいるかもしれませんね。
高1で志望大を決めることができれば、受験までの長い時間を有効活用できます!
「志望大を決めたら、やっておいたほうがいいことってあるの?」そんな疑問を持つ人もいると思うので、大学生の先輩たちの声をもとに、今やっておくべきことを紹介します。
実際に進路選択をし、大学受験をした先輩たちが必要と感じた「今やるべきこと」。これを参考に、スグ行動に移してみよう!
勉強面でやるべきこと
高1のうちに行きたい大学が決まっていると、勉強面で大きなアドバンテージになります。
目標が決まっているということは、それに合わせて計画や対策が立てられるので、最短距離で合格まで走ることができるってこと!
そんな勉強面で先輩が伝えたいことは、3つありました。
行きたい大学・学部・学科の入試情報をチェック!
行きたい大学が決まったら、まずは入試情報を調べましょう。もちろんキミが受験する年は、今の入試形式から変更点があるかもしれませんが、ひとまず計画・対策を立てる目安として使えます。
岐阜大 N・M先輩
行きたい大学の必要な科目など、今年度分を調べてみると良いです。そうすることで、勉強の範囲が分かるだけではなく、勉強のやる気にも繋がり一石二鳥です。
東京外国語大 M・M先輩
大学によって最も重視される科目があると思うので、1年生のうちはその科目にたくさん時間をかけると良いと思います。
入試情報が分かる=やるべきことが明確になります。自分が何に力を入れて、どんな勉強をすべきなのか、合格までの道のりをイメージしてみましょう。
ニガテ科目・分野を克服する!
勉強面で、意識してほしいことが「ニガテ科目・分野を克服する」こと!
東北学院大 C・K先輩
受験まではまだまだ時間があるように感じるかもしれませんが、あっという間に受験の日は近づいてきます。
日々の授業や課題を疎かにせず、苦手な分野を放置しないことが大切です。
名古屋大 R・F先輩
大学の入試科目を確認し、苦手科目を早いうちから克服することが大切です。
実際に大学について調べ、なぜその大学がいいのか考えると、早いうちから高いモチベーションで勉強に取り組めます。
受験勉強ではニガテを克服することが大事と、これから何度も聞くことになると思います。
でも、それほど大事なことなんです!成績の底上げは、得意をさらに伸ばすことよりも、ニガテを克服するほうが、より高い効果が上げられるからです。
だからこそ、先輩たちも早めの対策が大事だと教えてくれました。
あまりに特化した勉強はしないように心掛ける
目標が決まり、やるべきことが明確になると、どうしてもそればかりになってしまいがち。
「この科目は入試で使わないから、時間かけて勉強しなくてもいっか」こんなふうに思う人もいるでしょう。
行きたい大学を早く決めた人ほど陥りがちな失敗がこのパターンなんです!
明治大 M・H先輩
志望大と自分の学力の差を埋める勉強をしていくことが必要だが、今後志望大が変わる可能性もあるので、あまり固執せずに勉強していくほうが良いと思う。
北海道大 K・S先輩
行きたい大学が決まっているからと言って、受験に使う科目だけ真剣にやればいいか!ということにはならないでください。まだ行きたい大学ややりたいことが変わるかもしれません。自分に選択肢を残しておきましょう。
長い高校生活の間に、自分の価値観が変わったり、新しい社会問題に興味をもったりして、進路を変えたいと思うことは、決して珍しいことではありません。
そんなときに、今の進路に特化した勉強をしていると......どうなるか想像できますよね?
自分のミライを狭めるようなことになりかねません。特化した勉強をしがちになる気持ちはわかりますが、それ以外の勉強こそ大事にする気持ちも忘れないように。
進路面でやるべきこと
続いて、進路面で先輩が伝えたいこと。
「第一志望が決まったんだから、進路はもう考えなくてもよくない!?」って思うかもしれませんよね。
でも、高1で志望大を決めて余裕がある状態なら、もう一歩進んで進路を考えるようにしておくと、もっとキミに合う進路が見つかるかも!?
常にアンテナを張ろう!他大学にも目を向け続ける
まずは、他大学にも目を向けてみることを大事にしてください。
横浜国立大 H・S先輩
高1のうちからここしか見えない!と高い目標を掲げて勉強するのもいいと思うけど、自分は大学で何がしたいのか?他の大学はどんなことをやっているのか??など視野を広げる努力も大事かなと思います!
南山大 R・K先輩
ここ!と一直線になるのもいいけど、他にも同じことやってる大学あるかもしれないし、なんか違くない?て思ったときに志望大を変えるのが重荷にならないよう、高1の間はゆるく定めるにとどめるのがいいかなと
大事な進路です。学年が変わったときに、「あれ?なんか違うかも...」って思うこともあるかもしれません。
そう感じて志望大を変えることは、決して恥ずかしいことではありません!
そういうときのためにも、常にアンテナを張り続けて、他大学のことを知っておくことも大切なんです。
併願大を調べる余裕もあるのが、大きな利点
そして、けっこう悩んだり、調べる時間を取られてしまいがちなのが、併願大を決めること。
これをじっくり考える時間があるのは、大きな利点です!
東京理科大 R・M先輩
もう決まっている場合は、さらに併願大も決めておくと、自分が重点的に学習しなければいけない科目がわかるので、良いと思います。模試でどこの大学を書くか悩む必要もなくなりますしね。
北海道教育大学札幌校 S・S先輩
志望大学についてよく調べることももちろんだけど、同じ学問が学べる大学についても調べることで併願校を決めやすいし、他大の魅力に気づいて進路が変わったり、志望校のよさをより実感できる。
併願大の入試情報も併せて調べておくと、より計画や対策を立てやすくなりますよ!
勉強面と進路面でやっておくべきことを挙げていきましたが、志望大が決まったからこそ、やることが意外と多い!?
でも、目標があるからこそ、モチベーションも爆上がりなはず!その気持ちを大事にして、これからの高校生活を楽しみながら、目標に向かってがんばりましょう!
<この記事を書いた人>
進研ゼミ高校講座
ライター/クロロ
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。
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