数ある大学の学部の中でも、年々、志望者数が増えているのが看護系の学部。
進路について考えたとき「看護関係に興味があるけど、何から考えればいいかわからない」そんなふうに感じる人も多いと思います。
そんなキミは、まず患者に一番身近な看護師の仕事について理解すると、将来の進路として看護を考えていけるようになります!
とはいえ、これからやってくる「超高齢化社会」への対応や人手不足など、不安なこともあるはず。
そこで、年々ニーズが高まっていく看護師の仕事を、元看護師ライターが紹介します!
病棟勤務歴13年の元看護師、まぁです!
実際に働いていて感じるこの仕事のやりがいや楽しさはもちろん、大変なことなどリアルな現実もしっかり伝えていこうと思っています。
看護職に興味がある皆さんが将来をイメージできるようお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてくださいね!
今、そしてこれから大きな役割を担う看護師という仕事を知ると、「将来、社会で活躍する自分」がイメージできる!
また、今回「看護協会理事の佐川さん」から動画メッセージもいただきました!
普段、看護師の方に向けて講演を行う佐川さんが、今回特別に高校生向けに、これからの看護に求められる役割、やるべきこと、看護のミライなどを教えてくれる貴重な動画もぜひご覧ください!
「超高齢化」で看護師はより必要になり、活躍が期待されている!
2025年には国民の4~5人に1人が75歳以上となる超高齢化社会がやってきます。
参考:医療と介護を取り巻く現状と課題等│厚生労働省
超高齢化社会の到来にともない、医療や介護ニーズが高い高齢者を支えるため、看護師がより多く必要になっていきます。
実際に病院で看護師として働く中で、入院患者の年齢層は年々高くなっていると感じました。
高齢者は手助けが必要なケースが多いので、疾患の治療はもちろん、その人らしい生活が送れるように日常生活援助が必要です。
そのためには多くの看護師が必要であり、ニーズが高まっていると言えます。
また、みなさんの身近でもAIが活用されていることを実感する機会が多くなっていると思いますが、看護師の仕事はほとんどがAIによる代替が難しいものです。
そのため、将来的にAIにとってかわられるという心配があまりありません。
人とふれあい助ける仕事、「看護師・看護職」ってどういう仕事?
看護職の中には、看護師以外にも、保健師や助産師などが含まれます。
【保健師】
地域や学校生活が継続できるよう、生活指導や生活環境の調整・指導を行う職業。
主に、学校の保健室、保健所、企業、病院などに勤務する。
【助産師】
妊娠時の保健指導、出産時の介助、新生児のケア、不妊治療の相談等を行う職業で、主に病院・医院に勤務する。
保険・医療・福祉の幅広い分野で人々に寄り添って健康を守る仕事です。
看護師はその中で怪我・病気・妊産婦の療養上のお世話や診療の補助を行います。
患者さんと関わる機会がもっとも多く、一番近い距離で話ができるのが看護師なので、患者さんの心の不安に対して手助けをすることができます。
それと同時に、医師をはじめとした医療関係者と患者の橋渡しとして重要な役目を担っています。
実は病院だけじゃない!看護師の活躍の場
看護師というと、病院で働くことをイメージするかもしれませんが、地域で活躍する訪問看護、健康診断などを行う企業の健康管理室、保健所など、様々な場所で働く機会があります。
看護職にはどのような職業があるのか、また看護師の活躍だけでなく、大変さ・やりがいが動画で配信されているので、ぜひこちらも確認してみてくださいね。
社会に出て実感!手に職をつけることの大切さ
看護師の大きなメリットとして、職に困らないということも挙げられます。
例えば、結婚やパートナーの転勤にともなう転居、女性であれば出産というように、大学卒業後の人生において職を変えざるを得ないタイミングが出てきてしまう場合があります。
その場合でも、看護師の仕事はこれからの社会でもより必要となるので、活躍したいと考えた時にすぐ行動に移せる環境にあります。
転職・復職する際は気持ち的にも不安を感じると思いますが、さまざまな場所で受け入れ体制・相談先が整ってきています。
また、看護師になるには看護師資格が必要です。そして、資格を持つということは、その仕事をするためのその力・知識があるということです。
資格を持つメリットをいかし、何かあっても活躍していこうという前向きな気持ちを持てることは、今後の人生にプラスになる可能性があります。
これからもミライ科では、将来あなたが活躍する仕事、キャリアに役立つ情報をお伝えします。
<この記事を書いた人>
進研ゼミ高校講座 元看護師ライター/まぁ
病院勤務歴13年の元看護師。小さい頃に入院し、そのときに出会った看護師さんに憧れて看護師を目指す。
小児科、新生児集中治療室、血液内科での経験が長く、耳鼻科、眼科、内分泌内科の経験もあり。
さまざまな疾患・患者さんがいるので、日々勉強や葛藤もありますが、患者さんの笑顔や元気になった姿が大きな喜び・やりがいにつながる魅力あるお仕事です!ぜひ看護師を進路選択に加えてくださいね!
協力:公益社団法人 東京都看護協会
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。
赤い巻きスカートを穿いたゼシカ
2021年7月 3日 14:30
看護師志望の御方方‼大変だろうけども、頑張ってください!
このコメントに返信する >