5月に続き、今回で第2回目の「FROM合格戦略アドバイス」。
今回は、高2・6月のTOP3の悩みと解決法を、進路と入試のプロである「合格戦略アドバイザー」がお伝えしていきます!
※「合格戦略アドバイス」とは、進路・入試のプロである合格戦略アドバイザーに、進路や学習計画についての相談がWEBで出来るサービスです。
高2・6月の「TOP3の悩み」とは?
1位:学習戦略
2位:大学選択
3位:科目選択
※2020年6月に「合格戦略アドバイス」に寄せられた質問より集計
6月になると、5月は2位だった「学習戦略」が1位に。そして、高3からの「科目選択」に悩む人も増えてきて、ランク外から3位に出てきました。
さて、ここからは一つずつ見ていきましょう!
お悩み1位:【学習戦略】何から始めればいいか分からない...
高2生の悩み
行きたい大学(国立の北海道教育大)と仕事(日本語教師)は見つかったのですが、学力が足りず特に英語の成績が悪く、どこから勉強すればいいか分かりません。
1日どれくらい、どのような内容の勉強をすればいいですか?
合格戦略アドバイザーからの回答
【ココがポイント】 苦手な英語を第一優先に、今は英数国の3教科を基礎中心で!
英語の成績が特に悪いとのことなので、まずは第一優先で英語を勉強していくことが重要です。
そして、「英数国の3教科」は、力がつくまでに時間がかかります。
国立の北海道教育大を志望しているのであれば、大学入学共通テストで必須となり、全体的に見て配点が高いので、高2のうちから「英数国の3教科」の「基礎=土台作り」を優先的に勉強していくとよいでしょう。
では何をするかですが、通学時や休み時間などの「スキマ時間」を使って、英単語や古語などを繰り返し暗記していってほしいと思います。
数学も、基本的な解法を定着させることが重要です。
また、1日どれくらい勉強するかですが、時間も大切ですが、中身が大切です。
今は、毎日受験に向けた勉強をするという習慣を身につけることが大事なので、勉強の「開始時間」と「やること」だけを決めるという方法でもよいと思います。
終了時間を決めないと続けやすいので、まずはこの方法で習慣化してみるのが良いかと思います。
(例...○時になったら、この日は「チャレンジ」の数学の問題を解く、といった方法など。)
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お悩み2位:【大学選択】国際系の仕事に就きたいけど、どの大学がいいのかわからない...
高2生の悩み
洋楽を聞いたり、海外の映画を見たり、少しだけ留学経験もあり、海外の人と英語でコミュニケーションをとるのが好きなため、将来は国際系の仕事に就きたいと思っています。しかし、そこからどのように大学で学びたいことにつなげていけるかわからず、大学が選べないです...
合格戦略アドバイザーからの回答
【ココがポイント】 国際系に関連のある学問分野の中から、どの分野に一番興味があるかを探そう!
国際系の仕事に就くために、特別な資格が必要なものでないならば、特定の学部にこだわる必要はありません。
そのため、心から大学では「これを学びたい!」と感じたことを大事に、進路を決めていくのがよい選択だと思います。
ですので、「国際系」に興味があるのであれば、まずは「国際系」に関連のある学問分野を調べるのが良いと思いますので、国際系に関連のある学問分野を紹介します。
下記を見ますと、「国際系」と一口で言っても「外国文学・歴史学・国際関係学」など、幅は広く、この中のどの分野に最も興味があるか、どの言語・文化に興味があるかまで考えていけるとよいでしょう。
▼高校講座会員ページ>調べる>学問検索>キーワードから探す>国際
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お悩み3位:【科目選択】高3の科目選択で、物理・生物どちらを取るほうが有利ですか?
高2生の悩み
高3の科目選択で、化学を取ることは決めているのですが、物理と生物で悩んでいます。
どちらを取ったほうが入試で有利ですか?
合格戦略アドバイザーからの回答
【ココがポイント】 科目選択で重要な4つの観点を意識しよう!
入試において、有利不利というものはありません。なぜなら、入試問題は、どちらの科目もほぼ同じ点数になるように作問されているからです。
では、どのように選べばよいかというと、科目選択の観点は4つあります。
(1) 大前提として、志望大(仮でもOK)の入試科目に対応させる
(2) 入試で、自分が点数を取りやすい科目を選択する
(3) 受験勉強で、自分がより学びたい・積極的に学べそうと思える科目を選択する
(4) 大学入学後の履修にも目を向けて考える
(例:大学で学ぶ科目に生物系が多ければ、生物を選ぶ)
まずは観点(1)のためにも、仮でもよいので志望大の入試科目を、大学HPで調べましょう。
そして、そのうえで、(2)(3)(4)の観点を加味すると、選びやすくなりますよ。
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<この記事を書いた人>
進研ゼミ高校講座 「合格戦略アドバイス」サービス担当:芦田
※この記事は公開日時点の情報に基づいて制作しております。
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