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ここが変だよ!?海外大入試 国内大と全然違うポイント5

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進研ゼミ高校講座

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コロナ禍の今ですが、数年先に選べる進学先の1つに「海外大」が加わっていたら、ちょっとワクワクしませんか?

この記事ではみなさんの進路の択肢を少しでも広げてもらうべく、海外進学・留学情報をお届けしていきます。

さて、海外大の入試って、どんなふうに行われるか知っていますか?
じつは同じ入試でも、日本とはかなり違います!

今回は、そんな「ちょっと変!?」と思ってしまうような海外の入試制度をご紹介しますね。


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ここが変だよ!?その①
「受験生が集まって一斉にやるペーパー試験」がない!

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なんと、欧米を中心とした海外の大学は本番一発の会場試験というものがありません。いわば、「オール書類審査(願書)」です。※今はオンラインが主流!

「やったーー!!」と思うかもしれませんが、学力はその願書に記入することで、各大学にきっちり伝えられます。

例えばアメリカの願書(=Application Form)には、下の①〜③の成績を記入します。

アメリカの大学入試に必要なもの(成績編)

①高校の成績
......5段階→4段階に換算

②学力試験「SAT」や「ACT」のテストスコア
......アメリカ版大学入学共通テストのような、受験料を払って外部の会場で受検するテスト。日本会場あり

③語学試験「TOFEL」や「IELTS」などのテストスコア
......英語力そのものを測る試験



合否には①を一番重視すると言われています。だから、今の「高校の成績」がむしろとっても大事。
「すでに今の成績がやばい!」という人も徐々に成績を上げていけばそれも見てくれます。


そして②③のいいところは受検のし直しができること!「しくじった〜」と思った時もスケジュールが合えば再チャレンジできるのはうれしいですよね。さらにコロナ禍で、最近はオンラインでも受けられるようになっています。



先輩体験談


SATの勉強で英語力そのものもUP!

SATの勉強をしてよかったと思う点は、英語の文章を読む習慣ができたことです。夏には毎日英語の文章を読むようにしました。その結果、徐々に読解力や読解スピードが上がっていくのが肌で感じられました。


Y. Y.先輩(アメリカ/バックネル大)


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ここが変だよ!?その② 
エッセイや課外活動、面接、推薦状などで、「人間性」が見られる!

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海外大入試は、成績だけではわからない「人間性」もかなり重視されます!


その人の魅力やどういうことに強みがあるか、その力を大学でどう生かせるかを見るためです。これらも願書に記入され、ちゃんと合否に影響します。



アメリカの大学入試に必要なもの(成績以外編)

①エッセイ
......徹底的に自己分析をしつつ、自分のことを文章につづったもの。お題は「自分の自分自身の核となるような背景やアイデンティティー」「興味、才能などのストーリー」など。願書提出日までに書き上げます。

②課外活動
......高校生活で勉強以外にがんばったこと。たとえばボランティアや部活、コンクールなどの入賞歴など。

③面接
......やるかどうかは大学によって判断(希望制のところも)。日本のカチンコチンの?形式のものとは違い、かなりゆったりした雰囲気で行われます。質問内容は、「高校でどんなことを勉強したの?」など。

④推薦状
......高校の先生が自分の高校での活躍を書いてくれるもの。もちろん英語で書くので、先生が日本語で書いてくれた場合には翻訳作業が必要!


先輩体験談


高3の12月までにエッセイを書きまくり!

高3の1学期までは課外活動等に時間を割いていました。そして9月中旬頃からエッセイを書きはじめ、何度も書き直して12月末にアプリケーションを提出。この3か月の間に8校ぶん、ボツ案もいれると合計20個ほど書きました!今考えるとあまりにキツいスケジュールだったので、もうちょっと早くから始めておけばよかったです。


Y. S.先輩(アメリカ/マサチューセッツ工科大 卒業)


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ここが変だよ!?その③ 
最初から学部を決めなくてもOK!

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日本では、入試の時に学部を選んで受験するのが一般的。いっぽう海外大は、入学後に自分の興味のあるいろいろな授業を受けてみて、「3年生のときにちゃんと決めればいいよ」ということがほとんどです。


もう少し詳しくいうと、例えばイギリスは、日本人は大体1年間「ファウンデーションコース(入学準備コース)」というものに行くので、その1年間のうちに決めればOK。

アメリカは文系か理系か芸術系かさえも、3年生になるまでに決めればよし。やる気になれば2つ専攻できるよ!という感じです。


やりたいことを見定めてから入学するのはなかなかむずかしいもの。専攻をじっくり決めたい派にもありがたい制度なのではない

でしょうか。

ここが変だよ!?その④
最初から4年制大学の受験をしなくてもよし!

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③と同じで海外大では「最終的に自分のベストルートを進めればOK」という考え方が主流。

ですので、短大や語学学校、職業専門学校で力をつけてから4大に編入や、またA大学からB大学に転校する、などが日本では考えられないぐらい、とってもフレキシブルにできます。

これは、教育機関同士が「お互いの単位を認めあう」制度が機能しているからです。

ここが変だよ!?その⑤
入試のスケジュールが国内大とズレてる!

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アメリカ・イギリスの一般的な入試スケジュールは

②9月〜1月 出願期間
③1月〜2月 (ある大学は)面接
④3月〜4月 合否決定
⑤5月(〜7月) 進学先を選んで決定


となります。ポイントは⑤で、9月入学に向けてゆっくり進学先を決められる!ということです。


日本の大学受験のように「まだ●○大学の結果が出てないけど一応入学金を支払って...」のようなこともありません。

スケジュールがズレているので海外大と国内大の併願も、じつは可能です。


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=まとめ=

いかがでしたか?

日本の入試制度からすると変!? と思うようなことも、なかなか理にかなってるのではないでしょうか。

「本番一発」の日本と比べ、長い期間をかけて努力した結果が反映されるしくみとも言えます。

最近の国内グローバル系大学で行われがちな「総合型」や「推薦型」の入試と似ていることもあり、国内大との併願受験もしやすくなっています。

海外進学・留学に興味があったら「自分が受けてみるとすれば...」というイメージから始めてみるといいかもしれません!


ちなみに「海外留学・進学ラボ」のサイトでは、海外大進学・留学についての詳しい情報や、海外大進学対策を実際にやってきた先輩たちの貴重なナマ声がたっぷり読めます。

興味がわいたら下のリンクをぜひチェックしてみてくださいね。

<この記事を書いた人>

ベネッセ海外進学・留学ラボ 
編集部 菊池彩子(mananico)

「海外進学ってなんかいいかも!」とよりたくさんの人に気付いてもらうため、記事を書きに来ました♡

※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。

 

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