「受験に向けて頑張り始めなきゃ」と思いつつ、部活も行事も忙しくて焦りがつのる高2秋。
先輩たちに聞いてみると、「高2から少しずつでもやっておけばよかった!」という先輩ばかり。
わかってはいるけれどなかなか勉強ができない人へ、大学生の先輩に、今思えば悔やまれる...高2後半の勉強失敗談を聞いてみました。
英数の基礎固めを優先すればよかった...と後悔する先輩が最多!
基礎固めに時間がかかる英語と数学は、入試での配点が高いため「早い段階から固めておけばよかった」という意見が多めでした。
京都大教育学部 Y・W先輩
英語の文法など、基礎から全部復習できるのは高2まで。
できるだけ早くから英語の基礎を固めておくことをおすすめします!
駒澤大経営学部 S・K先輩
英単語など、時間のかかる暗記系は早めに取りかかること。
1日に1つでも覚えれば、高3までの1年間で365個も覚えられます!
英単語・英文法など暗記が重要な部分は、高2のうちにぜひ固めておきたいですね。
千葉大文学部 M・M先輩
数学の模試は必ず見直した方がいいです!
私は数学が大の苦手で、模試を受けたあとは触れたくもなくて放置。
自分の誤答と向き合い、ひとつでも多くの解法を頭に入れておくべきだと後悔しました...。
苦手科目をどこから取り組むべきかわからない人は、模試の復習からスタートすることがおすすめです。
志望大の入試科目によっては理科と地歴公民もポイント!
英数国の主要科目の後悔が多い一方で、理科と地歴公民も大事だという強い声もありました。
名城大情報工学部 M・S先輩
「英数国は早いうちから! 理科はとりあえず後でいい!」と言われがちですが、理科も早めに取り組んでいた方がいいと思います。
理系に進むなら、理科の配点はかなり高いことが多いですよ!
早い時期に、志望大の配点を確認することも大切ですね。
金沢大人間社会学域 A・T先輩
公民科目の勉強で後悔しています。
私の学校は2年生で政治経済、3年生で倫理を履修。実際に受験で使ったのは2年で習った政治経済でした。高3の夏頃から対策を始めても最後まで覚えきれず、共通テストでも良い点を取れなかったのが悔しかったです。
2年生で終わる科目は、2年生のうちから復習するのが大事だと思います。
共通テストで使う可能性がある科目を、2年生で履修する場合は要注意!
入試科目も早めに決めていくと、今~受験勉強までの計画も立てやすそうです。
推薦入試や資格・検定試験のこともチェック!
そのほかにも、推薦入試(学校推薦型選抜・総合型選抜をここでは推薦入試としてお伝えしています)や資格・検定試験を見据えた声も聞かれました。
上智大外国語学部 A・S先輩
推薦をねらっているのなら、ニュースを見たり新聞を読んだりして世の中の情報を集めておくべきです。
高2のうちから習慣化しておくと、高3になって抵抗感なく小論文の対策に入れますよ。
大和大法文学部 N・I先輩
英検を受けておくことがおすすめ!
入試で英検などが優遇されている大学が多いからだけではなく、英検®の勉強をすることで自然と受験勉強にもなります。
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
時事問題にアンテナを張って情報収集することも、資格の勉強も、遠回りのように見えても、無駄にはならず受験勉強につながります。
時間の高2のうちに取り組んでおくといいですね!
勉強習慣は必ずつけていく!
最後に、勉強習慣を早めにつけておくべきだったという切実な後悔を紹介します。
西九州大子ども学部 S・S先輩
もう少し早い段階から受験勉強を始めておけば...という後悔がずっとあります。まだまだ先のことだと思っていたら、受験はあっという間にきました...。
勉強の習慣化と基礎の定着、わからないことをそのままにしなかったらきっと大丈夫です。
U大 R・I先輩
高2のまだ周りが受験勉強に力をいれていないころから一歩上の努力をしていれば、第1志望大に手が届いたのかなと感じています...。
名古屋大教育学部 Y・O先輩
週末、友達と公民館の自習スペースに行くことがおすすめです。
私は受験直前期に始めたのですが、本当にはかどったので高2のうちからやっておけばよかったです。
自習スペースの中なら会話できないから集中できますし、昼食を一緒に食べながら解いた問題を解説しあったり、「こんなの解けないよね!?」と愚痴を言い合ったりするのが本当に楽しくもありました。
自分に合った楽しみを見つけながら勉強を習慣化できると、無理なく続けられそうです。
高2の今を楽しみながら、毎日少しだけ受験を意識して勉強スタイルを変えてみてくださいね!
<この記事を書いた人>
ライター/阿川
※この記事は公開日時点の情報に基づいて制作しております。
※この記事で紹介しているデータ・体験談は2024年5月に実施した「進研ゼミ高校講座」を受講していた先輩大学生300名へのアンケートをもとに作成しています。
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