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問題演習を重ねて得点につながるコツをたたき込む!
- 合格体験記
- 2025/02/25

高2の夏に東大受験を決め、高2冬から模試の判定はずっとAだったA・K先輩ですが、「理系なのに化学が苦手」という弱点があったそうです。どんな方法で克服し、合格を実現したのでしょうか?
先輩データ
東京大 理科二類 A ・K先輩
東京都 渋谷教育学園渋谷高校出身
高校時代の部活: ダンス部(活動は週 3 日、高2・ 11 月に引退)
A・K先輩の高校時代の成績データ
問題演習しながら知識を固め、解くスピードアップ
大きな苦手科目はなく、模試でもずっとA判定をキープできたのですが、唯一のネックは化学でした。
定期テストでは高得点でも、共通テストレベルの問題だと解くスピードや正答率が低く、「これで2次試験 は大丈夫かな…」と不安でした。
それでも、「定期テストは解けるのだから、基礎知識は身についているはず!」と考え、化学の難関大レベルの問題集を活用 して、演習に力を入れました。
解き方は、「時間を気にせず解いて知識の使い方を習得→制限時間を決めて解き直す」 という手順で進めました。
この方法で問題集を2周したら、共通テストの過去問で安定して9割取れるようになり 、解くスピードもアップしました。
そこで改めて化学の2次試験対策に取り組み、解けない問題に繰り返しチャレンジしながら、ハイレベルな問題を易しく読み解くコツを身につけていきました。
英作文は「減点されない文章」を心がける
化学と同じくらい力を入れたのが英語です。特に 英作文 は、どんな内容を書くか迷ってしまうテーマが出題されるので、最初は戸惑いがありました。
でも先生から、「 難しいフレーズでなくてよいし、内容も簡単で構わないから、文法をミスしないように 」とアドバイスいただいたので、減点されない文章をめざしました。
ただ、自分ではミスのない英文を書いているつもりでも欠点に 気づかないこともあるので、10年分の過去問で英作文問題に取り組み、先生に何回も見ていただきました。
過去問25年分に取り組んで形式に慣れる
英作文の演習に加えて、英語の得点底上げに役立ったのが、東大の過去問25年分を収録した問題集 。
高3の春から、東大の形式に慣れるぐらいのつもりで気軽に取り組んでいきました。
特に英文を日本語で要約する問題など は、たくさん解くことで構えずに解けるようになっていきました。
入学後にじっくり専攻を決定できる
私が東大の理科二類を受験しようと決めた理由の1つは、生命科学や応用化学に広く興味があり、学びたい分野を絞りきれなかったからです。
東大では1・2年生で幅広く学びながら3年次からの専攻を決定できる ので、自分にはピッタリだと思ったのです。
入学後はいろいろな授業を受けながら、農学部獣医学専修に進むことを決めました。獣医師の資格が取得できるうえに研究にも取り組めるので、今から楽しみです。
東大理科二類をめざす高校生へのメッセージ
東大の理系は女子が少ないイメージがあるかもしれません。でも、理科二類には女子が意外に多く、友達もたくさんできて楽しく過ごしています。
同級生の中には、「この人、すごい!」と感じる人がたくさんいます。言語学オリンピックで優勝経験がある人や、自力で就活イベントを主催する人…。 話していると刺激を受けて、「自分もできることを頑張らなくちゃ!」と前向きな気持ちになれます。
3年生からは農学部で獣医学を専攻します。最先端の動物研究に取り組み、テレビの科学番組からも取材を受けている先生方 のもとで学べると思うと、とてもワクワクします!
A・K先輩の受験基本DATA
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。