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英・数の基礎を固めつつ得意の国語は先取りで2次試験対策!
- 合格体験記
- 2025/02/21

英語と数学の基礎に不安があり、点数が安定しなかったというF・I先輩。高3の7月までほぼ毎日部活があるなかで、合格にたどり着くために、どんな戦略で立ち向かったのか、教えてもらいました。
先輩データ
名古屋大 文学部人文科学科 F ・ I 先輩
長野県 松本深志高校出身
高校時代の部活: 吹奏楽部 (活動は平日ほぼ毎日、高3・ 7 月に引退)
F・I先輩の高校時代の成績データ
不安な英・数は高3の夏まで土台づくり
名古屋大を志望大に本格決定したのは高2の冬。
当時、模試の合格可能性判定はD判定で、特に不安だったのは英語と数学でした。
英・数は共通テストでも2次試験でも課される重要な教科なのに、基礎があやふやで点数が安定しなかったのです。
でも、逃げていてはますます合格が遠のいてしまうので、高3 の 8月末までは英語も数学も基礎固めに徹しました。
特に頑張ったのは、部活引退後の夏休みです。
具体的に取り組んだのは、数学の基本問題演習と、英単語の暗記です。
「周りはもっと難しい問題を解いているのかな…」と心配になることもありましたが、基本的な知識や解法を固めないと応用問題や長文問題も解けないと考えて、粘り強く取り組み続けました。
秋からは少しずつ取り組む問題の難度を上げていきました。
基礎が定着してからは明らかに取り組みやすくなり、模試の判定もC判定にUPしました。
苦手な教科がある人は、高3の夏まで は焦らずに土台をつくるのもよい方法だと思います!
得意の国語は早めに2次試験対策スタート
英語や数学に比べると国語は得意教科だったので、早めに名古屋大の過去問に目を通して、問題傾向などを確認しました。
特徴的だと思ったのは、古文の問題です。
古文の一節や和歌をわかりやすく現代語訳する問題が多く出題されていて、「古文の読解力はもちろんだけど、表現力も身についていないと厳しいな」と感じました。
そこで取り組んだのが、『三十一文字で古文を攻略! 和歌で身につく古典文法』(駿台文庫) です。
解説文を読みながら確認問題を解くことで古典文法を定着させ、「和歌はこんな感じで訳せばいいんだ」といった感覚を身につけていきました。
2次試験対策を始める前に、名古屋大対策に直結する形で古典文法を固め直したおかげで、過去問演習がスムーズに進みました。
名古屋大文学部の学びはとても刺激的!
名古屋大文学部では、1年次は文学や言語学、歴史学など様々な分野に触れながら興味を広げ、2年次から専攻分野を決めて学びます。
いろいろな授業を受けていますが、特に楽しいのは「日本史概論」の授業です。
日本史学研究室の3人の先生が、それぞれの専門分野について講義してくださる 授業で、高校まで に習った日本史よりさらに奥深い内容にハマっています。
また同級生も、多様な分野に興味を持った人が集まっているので、話す度に 「そういう考え方もあるんだ!」などと刺激を受ける毎日です。
名古屋大文学部をめざす高校生へのメッセージ
名古屋大文学部で学ぶことは、私にとって高2の春からの夢でした。
その頃は手の届かない存在だったけれど、計画を立てて勉強することで着実に学力を身につけ、合格にたどり着くことができました。
高3の7月まで吹奏楽部の部活が忙しく、引退後もなかなか成績が伸びなくて落ち込むこともありました。
でも、「足りない力を補強していけば合格できる!」と信じてコツコツ努力を続けました。
今、十分に勉強時間が取れない人は、計画だけでも立ててやるべきことを明確に決め、合格に向けて踏み出してください!
F・I先輩の受験基本DATA
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。