高３・８月に部活を引退するまで勉強の時間が足りず、やっと受験勉強を始めてからも数学の苦手がなかなか克服できなかったI・Y先輩。そんな先輩を京都大合格に導いたのは、徹底した過去問演習でした。

先輩データ

京都大　教育学部教育科学科　 I・Y 先輩

兵庫県　神戸高校出身

高校時代の部活： 吹奏楽部 （ 練習は週６日、高３・ ８ 月に引退）

I・Y先輩の高校時代の成績データ

京都大の過去問をじっくり解いて添削を受ける

高１から京都大を目指していたにも関わらず、吹奏楽部の部活に打ち込んでいたので、本格的な受験勉強のスタートは高３・８月 とかなり遅めでした。

当時受けた模試の合格可能性判定はE判定で、苦手意識のあった数学だけは少しずつ勉強を始めていましたが、ほかの教科はほとんど手つかずでした。

「このままじゃ合格できない…」という不安はもちろんありました。

でも、せっかく今まで続けてきたのだから、「引退したら今までの遅れを取り戻そう！ 」と決めて、部活を最後までやりきったのです。

その代わり、引退後からは受験勉強に全力投球！

特に力を入れたのは、２次試験の過去問演習 です。

京大ではどの教科でも記述力や思考力が問われるので、過去問を解いて学校の先生に添削してもらいながら 、 答案作成や考え方のコツをつかんでいきました。

もちろん最初はまともに解けないし、時間もかかったけれど、過去問は大学合格に欠かせない最高の教材だと感じました。

京大の文系数学は傾向を押さえた問題演習で攻略

受験勉強で最後まで苦労したのは、苦手だった数学です。

それでも最後には、２次試験で闘えるレベルにまで実力を引き上げることができました。

決め手になったのは、やはり過去問演習です。

約30年分の過去問に取り組んで傾向をつかみ、 さらに書いた答案を先生に見てもらい、考え方の流れがわかる答案のコツ を身につけていきました。

過去問以外で数学克服に役立ったのは、『改訂版 世界一わかりやすい京大の文系数学合格講座人気大学過去問シリーズ』（KADOKAWA）という参考書です。

出題傾向がわかるだけでなく、過去問の中でも京大らしい問題が厳選して掲載されているので、何回も解き直すなかで確実に実戦力が身についたと思います。

京大の学びは自由で刺激的！

今は教育学部の１年生として、生涯学習など関心のある分野を学びながら、自然科学分野など教育以外の授業も 受けています。

特に面白いのが「生物学のフロンティア」で、生物学の著名な先生方が１回ずつ講義をしてくださる 貴重な授業です。

ノーベル生理学・医学賞受賞者の山中伸弥先生の講義も受けられて、とても感激しました！

京大教育学部をめざす高校生へのメッセージ

私が京都大をめざそうと決めたのは、高１の春休みからでした。

日本最高峰の大学のひとつで、自由な学生生活が送れそうだ と憧れたからです。

実際に学び始めてみても、入学前のイメージ通りで自由な学びができて、とても楽しく過ごしています。

今は部活が忙しくて受験勉強に時間をかけられない人も、「引退後は全力投球！」と決めて、今できることを少しずつでも頑張ってください！

I・Y先輩の受験基本DATA

※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。