高 ２の冬になって、化学と生物の知識が身に付いていないことに気づいたM・K先輩。数Ⅲにも不安を覚えましたが、気になるところを見つけるたびに確実につぶしていったことが、合格の一つの秘訣かもしれません。

【先輩データ】

神戸大　農学部資源生命科学科　 M ・ K 先輩

滋賀県　膳所高校出身

高校時代の部活： バドミントン部 （活動は週 5～6 日、高 3 ・ 6 月に引退）

M・K先輩の高校時代の成績データ

化学と生物の知識が抜けて問題が解けない…

授業はそれなりにまじめに受けていたのですが、化学と生物は定期テストが終わったらそれっきり。

だから、高２の冬頃になると、高 １ や高 2の前半に習ったことはほとんど記憶から抜け落ちてしまったうえに、わかっていても習った範囲だけで …。

模試で 「授業で習ったことはあるけど解けない」という問題が、ポロポロ出るようになった んです。

そこで 高3の夏休みは、化学と生物に徹底的に向き合う ことに。

問題集の基本問題から応用問題までとことん取り組んで、早めに不安をなくしていきました。

後期までの約10日間で数Ⅲを固め直した

神戸大学の ２ 次試験の特徴は、英語の問題数が多い ことです。

しかも、長文読解のうち物語文については、読みやすい年と読みにくい年がはっきりと分かれているので、私は過去問を使って両方のパターンを解いて、どちらが出ても対応できるようにしました。

理系学部の数学では、数Ⅲの範囲から必ず出題 があります。

ところが後期日程で神戸大を受験した私は、前期の試験が終わった時点でその数Ⅲの勉強が足りていないことを痛感 していたので、後期までの10日くらいの間に数Ⅲの『フォーカスゴールド』 （啓林館） を解き直しました。

ちなみに、神戸大の数学では決まったパターンの問題が出ることが多いのですが、類題が解ければそのパターンはきっと解けますよね。

『フォーカスゴールド』にはまさにその類題や同じ解法のものがあったので、解き方をしっかり確認したことがとても良かったです。

大学の農場で好きな野菜を育てる実習も

神戸大の農学部って、すごいんです。

キャンパスと同じ神戸市内に農牧場実習ができる施設があり、例えば私が所属する資源生命科学科応用植物学コースでは、1年の前期に実習があり、実際にぶどうや梨を育てたり、畑をもらって自分の好きな野菜を自由に育てたり できるんです。

また、受講している「樹木学」という授業でも、フィールドワークをしながら木の成長の仕方や植生、病気について学んでいるので、ただただ講義を聞くよりも、より植物を身近に感じられるようになって楽しいです。

まじめに学び、思いっきり遊ぶ！

神戸大学は小高い場所にあるので坂道で鍛えられます。

その坂を上った先にある図書館がとてもきれいで、私は気に入っています。

しかも、キャンパスの周りにはカフェもいっぱい ！

農学部はまじめに勉強している学生が多いので、授業はしっかりと受け、放課後は思いっきり遊ぶ ！　と、メリハリをつけた大学生活を送れると思いますよ。

※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しています。

※ここで紹介した体験談は2024年12月に実施した「進研ゼミ高校講座」を受講していた大学生へのアンケートをもとに構成しています。紹介している入試内容等は変更になっている場合があります。