１年間の浪人生活を経て北大医学部医学科に合格したT・T先輩は、浪人時代に「基礎固めを徹底した」と言います。どんな戦略で勉強を進めたのか、あれこれ教えてもらいました。

【先輩データ】

北海道大　医学部医学科　 T ・ T 先輩

埼玉県　川越東高校出身

高校時代の部活： なし

T・T先輩の高校時代の成績データ

基礎があやふやなまま浪人決定。基礎の徹底からやり直した

基礎をしっかりと固め切らないまま入試に突入してしまった僕は、１年間の浪人生活ののち、北大医学部医学科に合格しました。

現役時代の反省を踏まえて 浪人時代に心がけたのは、基礎をとことん身につけること でした。

やり方は科目によってそれぞれですが、例えば化学は教科書に線を引きながら何度も読み直し、数学は塾の問題集を、わからないところがなくなるまでくり返し解いていった感じです。

その際に心がけたのが、あれこれ手を出さずに、「これ」と決めたものを徹底的にやり込む ということ。

さらに、物理ならかならず単位を確認するように心がけたり、数学は検算を忘れずにやったりと、やり残しやうっかりミスが出ないようにしました。

その結果、共通テストでは科目平均で9割近くとることができるまでに力がついていました。

過去問を解いて時間配分を検討

東京医科歯科大（現・東京科学大）が第一志望だった僕が、北大医学部に方向転換したのは、浪人時代に共通テストを受けた後のことなんです。

受験のために乗った都心の電車の混雑ぶりに「うわーーーっ」という気持ちになった時に、小学生の時に北海道旅行で見た、牛がいるのんびりとした風景をふと思い出したからなんですが … （笑） 。

共通テストで９割近くとれたとはいえ、北大を受けるなら、北大の二次試験の対策もしなくていけませんよね。

そこで共通テストから二次試験までの間に急ピッチで僕がやったのが、北大の過去問を徹底的に解くこと でした。

もちろん、ただ腕試しに問題を解いたり、出題傾向を見たりしただけではありません。

本番で時間切れにならないように、時間を計りながら問題を解いて、「どの問題から解くか」「１問に何分かけるか、どう時間配分するか」といった作戦を徹底的に立てました。

１年生は広く基礎科目を学習

晴れて北大医学部に合格した僕ですが、北大の授業は、全学生が１年次に教養科目や基礎科目を学び、２年生になってから専門的な分野に入るのが特徴 です。

だから現在 １年生の僕も、今は物理や化学といった必須科目を勉強中。さらに、体育や留学生との交流授業なども幅広く取って楽しんでいます。

医学部だけでなく、いろいろな学部の学生と交流できるのもおもしろいところです。

学食も自慢の北大です！

北大生になって感じているのは、北大には「北大に行きたい」と思って頑張り抜いた人が、全国から集まってきているということです。

さらに留学生も多く、向上心が高くて、勉強以外にも何かしらを極めている学生がいっぱい！

例えば、プログラミングなら朝飯前っていう人もいるし、野球サークルに入ってフォームの一つひとつにこだわっている人もいるし、一人ひとりから刺激を受けてわくわくする毎日です。

それから 学食がすばらしい というのも、忘れずに自慢しておきたいことの一つ。

北海道らしく「アイヌ料理フェア」なども開催され、いくらののったどんぶりが食べられたこともあったりして、楽しくておいしい北大ライフです！

※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しています。

※ここで紹介した体験談は2024年12月に実施した「進研ゼミ高校講座」を受講していた大学生へのアンケートをもとに構成しています。紹介している入試内容や大学生活は変更になっている場合があります。ご了承ください。