「Boys, be ambitious」 （青年よ、大志を抱け）」というクラーク博士*の名言でも知られる北海道大学。

日本一の総敷地面積を持つ国立の総合大学 で、メインの札幌キャンパスだけで皇居の約1.5倍、他の施設も合わせると 東京23区を上回るという敷地には、農場や牧場、研究林なども。

そんな環境を生かした学びも期待できそうです。

*北海道大学の前身の札幌農学校の初代教頭だった人物。

様々な分野の12学部29学科

北海道大学には、国立大学では最多の12学部 が設置されています。

具体的には、文学部・教育学部・法学部・経済学部という４つの文系学部、理学部・医学部・歯学部・薬学部・工学部・農学部・獣医学部・水産学部という８つの理系学部。

その下にさらに合計29学科があり、人文・社会・自然科学のほぼ全ての領域をカバー しています。

北大の学び、ここがすごい！

では、先輩はどんな学部で、どんなことを学んでいるのでしょうか。

いくつかの学部・学科について、「ここがすごい！」を語ってもらいました。

●農学部

ひと口に農学といっても、食料、資源、環境などアプローチはいろいろ。

北大では生物資源科学科、応用生命科学科、生物機能化学科、森林科学科、畜産科学科、生物環境工学科、農業経済学科の 7学科に分かれ、国土の570分の１という広大なフィールドで学びを深められます。

●水産学部

全国的にも珍しい水産学部。

海洋生物科学科や海洋資源科学科など４つの学科があり、練習船や臨海実験所など施設・設備も充実。

水産学の対象となるフィールドに出て学ぶ機会もいっぱいです。

●文学部

伝統的な学問分野を基礎とする哲学・文化学コース、歴史学・人類学コースなど4つのコースに分かれて、人文学の興味のある分野を幅広く追究できるのが特長です。

●法学部

基礎知識から最新の国際政治に至るまでの幅広い分野から学び、リーガルマインドを身につけていく法学部。

学生は将来のビジョンに合わせて、法の専門家をめざす法専門職コースか、多様な分野での活躍をめざす総合法政コースのどちらかを選んで学んでいきます。

入学後に学部を選べる「総合入試」

すばらしい環境と様々な学びがあって魅力的な北大ですが、「面白そうな学部がたくさんあって選べない」という人には、「総合入試」という入試制度 があります。

これは 文系か理系かだけを決めて受験できる制度 で、制度を利用した場合は、２年生になるタイミングで志望と成績によって学部・学科を選ぶことができます。

先輩たちのように、学部を選びきれない人はもちろん、やりたいことがまだ決まらない人も、この「総合入試」を活用するのも一手です。

「北大っていいなあ」と気になり始めたら…

2026年には創基150周年を迎えるという歴史ある北大は、ノーベル化学賞の受賞者や宇宙飛行士など、世界で活躍している卒業生も多くいます。

ここで紹介しきれなかった学部・学科もまだまだいっぱい。

気になった人は、大学のホームページなどものぞいてみてくださいね。

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※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。