
みなさん、こんにちは!
香川大学医学部のふゆはるです!
高校生のみなさんは、医学部でどのようなことを学べるかご存知でしょうか。
多くの高校生のみなさんは、
「病気の勉強をしている」
「人間の体を解剖する」
といったイメージは持っていても、実際の中身についてはあまり詳しく知らないのではないかと思います。
実際に医学部に入ってみると、「そんなことまで医学部で学ぶの?」と驚く場面が何度もあります。
今回は、もう5年生にもなる私ふゆはるが、医学部で実際に学ぶことについて、少し意外な視点も交えながら紹介してみたいと思います。
人体の構造と機能を学ぶ(基礎医学)
まずは王道からです。
医学部では、主に低学年の間に以下のような基礎医学を徹底的に学びます。
解剖学(体の各部位やパーツの位置など、マクロな構造)
組織学(臓器や細胞などのミクロな構造)
生理学(体の各部位・臓器・細胞の働き)
生化学(体内で起こる化学反応)
筋肉・神経・血管・内臓
などを、見た目や配置といったマクロの視点、細胞や分子レベルでのミクロの視点の両方から理解していきます。
ここまでは、比較的イメージしやすい内容かもしれません。
ただし、その量・質・理解の深さは想像以上です。
例えば、「心臓はポンプである」という理解にとどまらず、なぜ心臓の筋肉は収縮できるのか、どのイオンがどのように動くと不整脈が起こるのかといったレベルまで掘り下げて学びます。
内容そのもの以上に、膨大な量を正確に理解し続けることに大変さを感じる学生も少なくありません。
病気を学ぶ(臨床医学)
次に、臨床医学です。
主に3〜4年生で学ぶことが多く、ここでようやく「医学部らしい勉強」をしていると実感する人が増えてきます。
この段階では、
病気の原因
症状の出方
検査の考え方
治療の方針
などを体系的に学びます。
よくある誤解ですが、医学部では自分の興味のある診療科だけを学ぶわけではありません。
内科・外科・小児科・産婦人科・整形外科・精神科など、ほぼすべての診療科について、主要な疾患を幅広く学ぶ必要があります。
覚える量も理解すべき内容も非常に多く、この時期に疾患の考え方をしっかり身につけておかないと、その後の試験や臨床実習についていくのが難しくなります。
医学部の勉強は、単なる暗記だけではなく、「なぜそうなるのか」を理解する力が強く求められるのが特徴です。
(もちろん暗記もめちゃくちゃ重要です、、、)
プレゼン・研究の基礎も学ぶ
これは意外に思われるかもしれませんが、医学部では以下のような内容も学びます。
プレゼンテーション
統計学
医学論文の読み方
研究デザインの考え方
医師は、医療従事者として患者さんを診るだけでなく、研究者として最新の医療に向き合い続ける役割も担っています。
医療は日々進歩しており、新しい治療法や薬、診断基準が次々に登場します。
その変化についていくためには、論文を読み、データを正しく解釈し、必要であれば自ら研究を行い、その成果を発表する力が欠かせません。
その基礎を身につけるために、医学部では研究や発表に必要なスキルもしっかりと学びます。
倫理や法律についても学ぶ
医学部では、医学そのもの以外の分野も学びます。
例えば、
延命治療をどこまで行うべきか
本人の意思が確認できない場合、誰が治療方針を決めるのか
医療事故が起きた場合、責任はどこにあるのか
患者さんを入院させる際に必要な手続きは何か
これらは、医学知識だけでは答えが出ません。
医療行為には常に責任と制約が伴い、その背景には倫理的価値観や法律があります。
これらへの理解が不足していると、患者さんやその家族との間に大きなトラブルが生じる可能性があります。
そうした事態を防ぐためにも、医学部では倫理や法律について体系的に学ぶ必要があるのです。
まとめ
今回は、医学部で実際に学ぶ内容について紹介しました。
医学部では、
人体の構造と機能
病気と治療
研究やプレゼンの基礎
倫理や法律
といった、非常に幅広い分野を学びます。
どれも、医師として働く上で欠かせない力ばかりです。
医学部に興味がある人は、ぜひ今のうちからどんなことを勉強するのか、少しずつ調べてみてください。
<この記事を書いた人>
香川大 ふゆはる
医学部は、理系なのに文系みたいだと感じる場面が結構多いですね。
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。








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