
こんにちは!
名古屋大学教育学部のなーくです。
今回は僕が学んでいる名古屋大学の教育学部でどんなことが学べるのかを紹介するよ。
『人間』と『社会』を、教育という窓から科学する場所
名古屋大学教育学部は一般的な教育学部と異なり、教員になることを目的とする学生が集まる学部ではないよ。
教員を目指すためには、通常の授業に追加して「教職課程」を履修する必要がある。
そんな教育学部では、「教育系」(教育についての学問を勉強するコース)と、「心理系」(公認心理士資格の取得を含む心理学を勉強するコース)に分かれて、それぞれの専門性を突き詰めていくよ。
専門性を突き詰めるといいつつ、ある意味一般教養とも捉えられるほど広い学問を勉強できることが、名大教育学部の特徴。
次の章では具体的にどんな勉強をしているのか紹介するよ。
社会と教育のつながりを考える
教育と聞いてイメージするのは学校かもしれないけれど、実は、学校のそとにも「教育」という要素はたくさんある。
社会教育学
例えば、「社会教育学」という学問。
この学問は、図書館、公民館、地域コミュニティ、あるいはボランティア活動など「地域社会の中での学び」や、博物館、あそび場など「学校の外で人がどうつながり学ぶのか」を考える学問だよ。
「生涯教育」という言葉とセットで扱われることが多く、子どものみならず大人にとっても教育の場が開かれたものであるよう、どのような取り組みがなされているのかを研究するよ。
みんなに身近な話で考えると、先ほど例示した図書館や公民館、地域のコミュニティセンター、児童館、子ども会、集会所での幼児教室など、実はこれまで生きてきた中で多く接しているものでもある。
このような施設や取り組みに対して、『「子ども食堂」は、子どもの教育にどんな役割を果たしているのか?』、『部活動の地域移行に地域の人々はどのように参加しているのか、その課題と今後の展望は』など、幅広いテーマからアプローチできる。
教育行政学
僕の専門は、教育行政学。
どのような仕組みで学校が運営されているのか、子どもたちを守る「法」はどのように作用しているのか、子ども/学校のみならず教育全体の「仕組み」に注目する学問だよ。
最近、学校の先生の長時間労働の話題を耳にすることがあると思うけれど、そのような長時間労働を防ぐためにはどんな制度が必要なのかを考えたり、学校に通えない子どもたちが第三の居場所として「勉強」に取り組むことのできる環境はどのように整備できるのか、そのために国はどのような支援を行うべきなのかについて考えたりするよ。
僕が卒業論文でテーマにしたのは、「教育費の無償化」について。
憲法や国際法上では、義務教育は無償だと定められているけれど、実は様々なお金を支払っている。
法規範上のルールはどう解釈されているのか、そのうえでどれだけのお金を支払っている現状があるのかについて研究したよ。
そのほかにも、今の教育の「当たり前」は、いつ、どうやってできたのか?を考える、「教育社会史」という領域や、「学校」という現場をアップデートすべく、ICTをどう使うか、授業をどう組み立てるかを研究する「教育方法学」という領域、教育になぜを突き詰めて考える「教育哲学」など、これ以外にもたくさんの領域があるよ。
まとめ
今例示しただけでもわかるように、教育に関連したことを幅広く勉強できるのが名古屋大学教育学部の強み。
世界に目を向けて横断的に研究をしたり、歴史に目を向けて時代縦断的に研究をしたり、統計を用いながら心理学に関する研究をしたり。
「教育」というレンズから何をやってもいい(と言いたくなるくらい広い領域を持つ)学部だよ。
何を勉強したいかわからないけど、漠然とこれまで関わったきた教育という分野に関心があるなという人には強くお勧めできるよ。
<この記事を書いた人>
名古屋大学教育学部 なーく
卒論の執筆も終了し、大学生活の終わりが刻一刻と迫っています...。
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。








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