
こんにちは!
九州大学歯学部のあくあです。
皆さんは「歯学部」と聞いて、何をイメージしますか??
将来歯医者さんになるというのはわかるかもしれませんが、それ以外のことってよくわかりませんよね。
実際、歯学部がある大学も少ないですし、それぞれの歯学部の定員も少ないので、あまりよくわからない珍しい学部だと思います。(笑)
歯学部では歯科医師となるために必要な歯や口の中についてはもちろん学習しますが、他にもいろいろなことを学習します。
「こんなことも勉強するの!?」というような内容も習います。
そこで今回は、歯学部で学べるそんな「意外なコト」について、お伝えしたいと思います!
全身の医学・解剖学(基礎医学)
歯学部では歯や口の中についてはもちろん学習しますが、その他の全身のことについても学習します。
解剖学という身体の正常な構造を学ぶ学問がありますが、心臓や肺などの内臓だけでなく、手や足の先まで全身について学習します。
また、生化学や生理学などの学問では、それぞれ「身体の中でどんな物質が、どんな化学反応を起こしているのか」、「生き物の身体がどのように動いて、どのように機能を発揮しているか」といったことを学習します。
例えば、「細胞の中でエネルギー源(ATP)がどのように作られているか」といったことや、「食べ物を食べた時、どのような仕組みでさまざまな味を感じているのか」といったことを学べます。
材料の特性(歯科理工学)
歯科治療では、詰め物や入れ歯、インプラント、歯列矯正用の器具など、いろいろな材料が必要不可欠です。
それらを生きているヒトの身体に使うという意味で、「生体材料」と呼びます。
生体材料の特性や、それらを扱うための精密な技術(金属の鋳造など)を学びます(歯科理工学という学問です)。
材料の機械的な特性や生体との反応についても学ぶので、物理・工学の内容や生物・化学の内容などについても知識を深めないといけません。
歯学部の学生の中でなかなか好き嫌いが分かれる学問です(笑)
(ちなみに私は苦手でした、、、(笑))
公衆衛生学
突然ですが、「むし歯や歯周病に罹りにくくする」にはどうすればいいでしょうか。
病院に来た患者さんに「むし歯や歯周病の予防処置を行う」というのは、一人ひとりの個人の患者さんをターゲットとしています。
一方、一人ひとりの患者さんに処置を行うのではなく、すべての人がむし歯や歯周病になりにくいように社会の仕組みを整えることも、「むし歯や歯周病に罹りにくくする」ことにつながります。
この考え方が公衆衛生学であり、地域や社会全体の人々の健康を守り、病気を予防し、生活の質を高めるための方法や考え方について学びます。
さっきの例で言えば、対策として「むし歯を防ぐためのフッ素洗口を学校で行う」、「砂糖の摂取量を制限する」などが挙げられます。
目の前の患者さんにアプローチすることも大切ですが、社会全体の人に対してアプローチして、みんなが健康になるようにすることも重要なんですね。
まとめ
今回は「歯学部で学べる意外なコト」について紹介しました。
一言で歯医者さんと言っても、いろ~んなことを勉強しないといけないんですね。
皆さんの進路選択の参考になるとうれしいです!!
最後まで読んでくれたあなたのこと、応援しています!!
何か質問や相談があれば、いつでも先輩ダイレクトで相談してくださいね。
<この記事を書いた人>
九州大 あくあ
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。








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