皆さん、こんにちは!
名古屋大学のモーガンです。
受験生の皆さん、配点が高い記述問題で、安定して得点できていますか? 記述力はセンスではなく「技術」です。
ここでは、明日から実践できる対策法を簡潔に紹介していきます!
記述問題を解く時の対策法
いきなり書き始めるのはNGです。高得点をとる人は、必ず準備をしています。
設問を分解する
「何を」「なぜ」「どのように」「何字で」といった問いの要求を正確に把握しましょう。問題文の条件に印をつけるのがオススメです。
構成メモを作る
問題用紙の余白に、入れるべきキーワードと話の順番を箇条書きでメモしましょう。この一手間が、論理的で分かりやすい答案への近道です。
最重要!添削・模試返却後の「3ステップ活用法」
答案が返ってきた時が、一番成績の伸びるチャンスです。点数だけ見ずに、以下の3ステップを実践してください。
【分析】 なぜ減点されたのか考える
自分の解答に何が足りなかったのか(知識不足・条件もれ・問いとのずれ・説明不足・言葉の選び方 など)を自己分析します。
原因を突き止めることで、次に何をすべきかがハッキリしますよ!
【減点原因チェックリスト】
□ 知識不足:「そもそも、このキーワードを知らなかった...」
□ 条件もれ:「『〜を踏まえて』という条件を無視してしまった...」
□ 問いとのズレ:「『理由』を聞かれているのに、『結果』を書いてしまった...」
□ 説明不足:「キーワードは書いたけど、『なぜそうなるか』の説明が足りない...」
□ 言葉の選び方:「もっと的確な言葉があったな...(例:「多くの」→「大多数の」)」
【比較】 模範解答から「得点の型」を学ぶ
「比較」とは、自分の解答と模範解答を並べて「完璧な答えには何が含まれているか?」という正解の設計図を学ぶ作業です。
●2色のマーカーを用意する
①まず、模範解答を読み、「これは絶対に必要だ」と感じるキーワードやキーフレーズを黄色のマーカーで塗ります。
②次に、自分の解答を読み、同じように「これはよく書けたな」と思う部分や、模範解答と共通するキーワードを青色のマーカーで塗ります。
●マーカーの色を見比べる
模範解答の黄色のマーカー部分のうち、自分の解答で青色に塗れなかった部分が、あなたに足りなかった「得点パーツ」です。
●「つなぎの言葉」に注目する
模範解答がキーワード同士を「そのため」「一方」「しかし」のような、どんな言葉でつないでいるかにも注目しましょう。これが論理的な流れを作るコツです。
【再現】 もう一度、自力で完璧な答案を書く
これが最も重要です。
比較の作業を行った翌日に模範解答を見ずに、学んだことを活かして完璧な答案を自力で再現してみましょう。
この「解き直し」で、知識が初めて「使える技術」に変わります。
記述力の向上は、地道な作業に感じるかもしれません。
しかし、一つ一つの問題に真摯に向き合い、「問いを分析し、要素を組み立て、添削から学ぶ」というサイクルを繰り返せば、必ず得点力は上がっていきます。
頑張っていきましょう!
応援しています!
<この記事を書いた人>
名古屋大学 モーガン
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。
記事にコメントする
【コメント送信前に必ずお読みください】
このコメント欄では、質問や相談はできません。