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【大学進学総合】「次の主役は君だよ。」運動音痴の私が"文化祭"で手に入れた大切なもの。

  • 高2コーチ
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この記事を書いた人

近畿大 総合社会学部  ラリマー

【大学進学総合】「次の主役は君だよ。」運動音痴の私が

皆さん、こんにちは!

近畿大のラリマーです!

2学期が始まりましたね。

そろそろ文化祭や体育祭の準備をしている時期ではないでしょうか?

クラスの練習が本格化する中で、「うまくできるかな」「周りに迷惑をかけないかな」と、少し不安を感じている方もいるかもしれません。

実は私自身、中学時代にダンスのことで「邪魔だから出ないで」と言われ、深く傷ついた経験があり、高校で再びダンスをすると決まった時、心の底から「逃げ出したい」と思っていました。

しかし、高1の文化祭は、そんな私の人生を大きく変える2日間になりました。

今回は、私の経験を踏まえて、文化祭に一生懸命取り組むことで得られることをご紹介します!

文化祭の準備

夏休み明け、訪れた試練と希望

夏休みが明け、文化祭の出し物がダンスに決まったと聞いた時、私の心は曇りました。

「またダンスをしなければいけないのか...」

中学時代の辛い記憶が、心を重くします。

しかし、今回のクラスの雰囲気は、以前とは全く違いました。

「大丈夫だよ、みんなで乗り越えよう!」

クラスの学級委員の言葉が、クラスに一体感を生み出しました。

そして、クラスのメインの曲は、明るくテンポの良い曲で、「今度こそ、頑張ってみよう」と、私も練習に前向きな気持ちになれました。

誰も私を侮辱することなく、むしろ少しでも上達すると「今の動き、良かったよ!」と声をかけてくれる。

そのような「安心できる環境」のおかげで、私は更に練習に前向きに参加できるようになりました。

「奇跡の1週間」が教えてくれたこと

驚くことに、あれほど苦手意識のあった私が、わずか1週間でダンスの振り付けをすべて覚えることができました。

「もう覚えたの?すごいね!」という、クラスメートからの称賛の声が、素直にうれしかったです。

中学時代の私からは、到底考えられない変化でした。

そして、いつの間にか「ここの部分、教えてほしいな」「この振り付けはどうやるの?」と、私が友達に教える立場になっていました

「ありがとう!」と言われるたびに、少しずつ自信を持てるようになりました。

温かい環境と周りの人々の支えがあれば、自分でも信じられないほど成長できるということを、身をもって体験しました。

思いがけない大抜擢、そして生まれた絆

クラスのダンスが順調に進むと、文化祭の1週間前に「もう2曲追加で踊らない?」という提案があり、心がざわつきました。

そのうちの1つは「短期間で痩せる」と話題のエクササイズ系の曲でした。

運動が苦手なメンバーが集められる中、信じられない一言が。

「ラリマーちゃん、センターで踊って欲しい」と言われた時、頭が真っ白になりながら引き受けたのですが、より練習へのモチベーションが上がりました!

その日から、毎日放課後遅くまで練習に打ち込む日々が始まりました。

汗を流しながら、振り付けを教え合ううちに、今まであまり話したことのなかったクラスメイトとも自然と会話が弾むようになり、クラス全体の団結力が日に日に強くなっていくのを感じました。

そして、友達や副担任の先生から「ラリマーちゃん、すごく頑張ってるね。私はダンスが苦手だからうらやましい」と言われて、更に自信が持てるようになりました

【1日目】運命のステージで見た、最高の景色

文化祭当日。

体育館は、他の学年の生徒や先生方で埋め尽くされていました。

「緊張する...」、「でも、絶対うまくいくよ」と、友達やクラスメートと話した後、本番になりました。

私は初めて、ステージの中央、センターポジションに立ちました。

観客席から「わあー!」という大きな歓声が上がった瞬間、緊張が喜びに変わりました。

皆さんが笑顔で手拍子を送ってくれているのが見えて、心から「楽しい」と感じられました。

共に練習してきた仲間たちも、晴れやかな表情で踊っている。

一人ひとりの努力が、クラス全体の大きな力になることを実感した瞬間でした。

幕が下りた時、今までに感じたことのないほどの達成感が、胸いっぱいに広がりました。

【2日目】ハプニングから学んだ、協力の重要性

日目は、クラスでワッフルとレモネードのお店を出しました。

私はレモネード作りを担当。

ところが、私たちの予想をはるかに超えるお客様が来てくださり、あっという間に行列ができてしまいました。

「レモネードが、全然追いつかない...どうしよう...」

一人で焦っていた、その時でした。

「手伝うよ」と言われて振り返ると、担任の先生が立っていました。

そして、レモンの原液に炭酸水を入れる作業を手伝ってくださりました。

そして、先生と共に作業をする中で、仲間と協力することの大切さを学びました。

文化祭の最後の結果発表は...?

すべてのプログラムが終わり、閉会式での結果発表。

優秀賞、最優秀賞と、完成度の高い劇を披露したクラスの名前が呼ばれていきました。

私たちのクラスの名前が呼ばれることはなく、誰もが「ダンスで賞をいただくのは、やはり難しいだろう」と感じていました。

私たちは、ただ静かに前を見つめていました。


これで終わりか、と思ったその時、司会の声が体育館に響きました。

「そして今回、審査員の先生方から強い推薦があり、特別賞を設けることになりました」

会場が少しざわめきます。

「特別賞は...1年3組です!」

クラスの名前が呼ばれた瞬間、一瞬の静寂の後、「わーっ!」という大歓声がクラス中から上がりました。

信じられなくて、みんなで顔を見合わせ、飛び上がって喜びを分かち合いました。

中学時代に「邪魔だ」と言われた私が、センターで踊り、クラスで賞をいただくことができた。

これまでの努力が認められた気がして、今までにない達成感を感じられました

文化祭で得られたこと

この文化祭を通して、私は5つの大切なことに気づくことができました。

・過去の辛い経験があっても、勇気を出して挑戦することで乗り越えられる。

・一生懸命取り組むことで、何か得られるものは必ずある。

安心できる環境が、人の可能性を最大限に引き出してくれる。

・自分の発言や態度を意識することで、良い雰囲気は作れる

・自信は、モチベーションに繋がる!

このように、文化祭に一生懸命取り組むことで、普段は得られない達成感や自信が得られ、素敵な思い出を作ることができます!

最後に

今回は、私の体験談を踏まえて、「文化祭で得られること」をご紹介しました!

皆さんも、過去の経験や不安から挑戦することをためらうのではなく、ぜひ文化祭等の学校行事に全力で取り組んでみてくださいね

そうすることで、同級生や先生方と仲良くなったり、新しい自分を発見できると思います!

「クラスのことで困っている...」、「何から受験勉強を始めればよいかわからない...」等、質問や相談などがあれば、是非、先輩ダイレクトで聞いてくださいね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

<この記事を書いた人>
近畿大 総合社会学部 ラリマー

文化祭では、クラスの出店だけではなく、茶道部では5分程度で20人分のお茶をたてる係もしていました!

※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。

 

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