こんにちは。京都大学のふなまるです。
「夏休みまでに苦手は克服しておけ」と学校の先生やゼミ教材でも何度も言われてきたと思います。
それでも無理だった......!って人はたぶんいますよね。人間だもの。
夏休みまでに苦手対策を乗り越えたライバルと比べると、かなり苦しい戦況になっているということは最初にお伝えしておきます。
それでもその逆境にどう抗っていくか?というのを頑張って絞り出したのが今回の記事です。
なぜ苦手科目を克服できなかったかのタイプ別に分けて、解決策を提案します。
【部活などで忙しかった人→模試で優先分野を把握して集中対策】
部活を引退する時期が遅かった、もしくはまだ部活を引退していなければ、忙しさゆえに苦手対策を十分にできなかった人もいるのではないでしょうか。
夏休みが明けて授業が再開すると、また自習時間が短くなってしまうでしょう。
そんなときは、苦手分野を絞り込んで集中的に対策するのがおすすめです。
定期テストや模試の結果から、点を取りこぼしている分野を特定しましょう。
そして、その分野の問題をゼミや市販の問題集で探して演習を積むのです。
時間が最大の敵である人は、勉強する範囲を厳選することがとても大切です。
自分が何を勉強するべきなのか、ということを重点的に考えて勉強してください。
【苦手分野を勉強したくなくてついつい避けてしまった人→これ以上逃げると危険】
時間はあったのに、苦手分野を勉強するのはやる気が起きないから放置してしまったという人も中にはいるでしょう。
気持ちはわかります。でも、受験って嫌なこと避け続けて楽々受かるような甘いもんじゃないです。
考えてみてください。あと5カ月ほど現実から目をそらさずに、途中で心が折れても苦手分野を取り組んで、4年間楽しい大学生活を送るか、5カ月ちまちま嫌なことを避けて、第一志望に受からず4年間「あのとき頑張っていれば......」と後悔する大学生活を送るか。どっちがいいですか?
ずっと苦手だったんだから今から向き合っても無駄だろ、って思う人へ。
私は高3の春から膨大な暗記が必要とされる世界史を、ほぼ0から勉強し始めました。
大半の人なら、高1、高2でコツコツ世界史を勉強していて、高3ではある程度の知識はすでに身についていると思います。
しかし、私は高1のときに年にたった12回の授業と簡単なレポートをやったっきり、高2では何も勉強しませんでした(通信制高校でした)。
なので、高3になってからは高1の内容なんてほとんど覚えていないです。
共通テストなんてとても太刀打ちできる知識はもっていませんでした。
それでも世界史を捨てるのではなく、肝心の理系科目の時間をある程度犠牲にしながらも、がんばって年号を覚えました。
その結果、共通テスト本番では8割得点することができました。
昔の出来事はイメージが湧きにくいですし、年号という数字をひたすら覚えるのは苦行でした。
それでも、高校3年間の内容を、なんとかして1年で叩き込むことに成功したのです。
なので、「もう今から苦手対策しても無駄なんじゃないか」なんて思わないでください。
本人の気合さえあれば、なんとかなります。
あと入試まで5カ月ですから、私の例に基づけば1年とちょっとの範囲は身につけることができます。
苦手が多すぎる、って人はもう全部克服しようなんて思わなくていいです。
最低でも1つは克服できるよう努めてください。
苦手を克服できたという経験は、大きな自信につながります。
その自信が入試直前期の自分を助けてくれることでしょう。
忙しかった人は優先的に取り組む分野の絞り込み、つい逃げてしまった人は第一志望に受かるために必要なんだというマインドを身につけてください。
厳しい道のりになるとは思いますが、一緒にがんばっていきましょう!
<この記事を書いた人>
京都大 ふなまる
研究と院試対策を両立する中で、部活で忙しい高校生ってこんな感じなのかなあと思う日々。
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。
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