みなさん、こんにちは。上智大学の えりす です。
夏らしい気候になってきて、いよいよ大会や文化祭の季節ですね。皆さんの中にも、準備や練習で忙しくしている方も多いのではないでしょうか。
最高学年である皆さんにとって、この時期の大会や文化祭は、「最後」であり、そして終われば引退、ということになります。
是非高校生活の素敵な思い出の1ページとして残してほしいですが、それと同時に、この時期から考え始めたいこと。それは、「引退後の学習計画」についてです。
引退後はそれまで部活などに充てていた時間を自由に使えるようになり、持て余しては勿体ない......ということで、今回は私が、部活動を引退した後、どのように学習計画を立てて進めていったかについてお話していきます。
是非参考にしながら、引退後の学習計画を作成してほしいです!
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先輩の部活動「引退前」スケジュール
私は高校ではフォークソング(軽音楽)班に所属していて、キーボードを担当していました。
クラシックピアノからの転向ということもあり、コード暗記など基礎基本の練習から必要で、キーボードパートがない楽曲のアレンジ譜面作成や普段の練習、シンセサイザーの音作りなど部活外での個人活動が多く、部活動内での合わせ練習は週に2回程度だったものの、実際は毎日部活があったようなものでした。
また幼いころから毎週英会話塾にも通っており、英検準1級の受検にも挑戦していたので、毎週1~2時間ほどはそのための学習に時間を取られていました。
合わせのない日は学校から17時頃に帰宅し、そこから2時間ほど練習や作業といった個人活動に充てていました。合わせのある日や英会話塾のある日は帰宅がさらに遅くなり、自習に使える時間は寝る前2時間程度でした。
こんな状態だったのでやはり引退するまでは学習時間があまりとれず、課題を進める程度に留まっていました。文化祭前やコンテスト前は毎日リハーサルがあったので、余計に学習時間を取ることができませんでした。
先輩の部活動「引退後」スケジュール
そんな私も、文化祭終了後に引退し、自由に使える時間が増えました。始めはどうしていいかわからず、開放感からダラダラしてしまいました。しかし次第に危機感を覚え始め、学習計画を立て、進めていくことにしました。
計画を立て、学習を進めるために活用したものの一例を紹介していきます。
①高校の「補習」の時間
私の出身高校は県内でも進学校だったこともあり、受験対策に力を入れていたので、放課後に1時間程度、自分の受講したい科目や内容を選んで追加で学習できる「補習」の時間がありました。私は苦手だった数学の補習をたくさん受講していました。
頑張っている友達やライバルと一緒に学ぶことができ、またわからない部分をすぐに先生に質問に行くことができました。この時間を活用して、学習習慣をつけ、ニガテの解消に挑戦していきました。
②「ゼミ」教材
引退後は学校の課題の量が増えましたが、「ゼミ」も並行して進めていました。課題が多い日や塾がある日には、短時間で取り組める教材を活用し、時間の取れる休日に復習として、重い教材を進めました。
また暗記BOOKなどを通学時間に活用するなど、スキマ時間の学習にもとても便利で、大変お世話になりました。
③大学の「過去問」
時間が取れるということ、そして受験が近づいていることもあり、様々な大学の過去問にも手を付け始めました。夏休みまでは国語や英語など、進度にかかわらず取り組みやすい科目から、最難関校から地方大学まで、幅広いレベルの様々な形式に取り組んでいきました。得意科目であったこともあり、こうした挑戦をした経験が受験本番に活きたと思っています。
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まとめ
私が計画を立てる上で大切にしてきたのは、「使えるものは何でも使う」こと。
高校や「ゼミ」、塾などのサポートを受けながら、やることを自分で考えるよりも用意してもらい、「やらなければ」と考えて片っ端から手を付けることによって学習を進めていきました。
もちろんこれは私の性格上の問題で、これが合ったやり方だったというだけであり、人によってはやることを自分で設定した方がやる気が出る、という人もいます。
自分の性格や学習習慣を把握し、自分に合った新しい学習計画を作成して引退後の自由時間を活用していきましょう。
もし計画の立て方に迷ったり、次何をすればいいか困ったら、先輩ダイレクトも活用して気軽に先輩たちに相談してみましょう!
<この記事を書いた人>
上智大 えりす
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。
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