皆さん、共通テストの模試は受けましたか? 戻ってきた結果に一喜一憂している人もいるかもしれません。
模試の結果は重要ですが、復習がとても重要 です。
今回は、情報Ⅰの模試復習のポイントと注意点 をお伝えします!
最初に大問別の得点と時間配分を確認
復習に入る前に、まず、全大問を効率よく解き進めることができたかを思い出してみましょう。
共通テストは時間との勝負です。時間が足りなかった場合は、効率よく解くための土台ができていないといえるでしょう。
模試で時間配分がうまくできなかった人は、主に以下の3つのパターンに当てはまると考えられます。
それぞれのパターンに対して、復習の仕方をお伝えしていきます。
【パターン①】全体的に時間が足りなかった
全体的に時間が足りなかったという人は、情報Ⅰの全体的な基礎固めができていません 。
教科書の用語・知識レベルでつまずいていると、共通テストでは時間が足りなくなります。
まだ本番まで時間はあるので、着実に基礎を一から積み直すつもりで取り組みましょう。
まずは 模試の問題で解けなかった問題、迷った問題から解き直すとよいです。どんな間違いをしたのか、どう考えて間違えたのかを思い出しながら解答・解説を確認する ことが大切です。
正解した問題でも、選択肢で迷ったものは再確認しましょう。次に似た問題が出た場合にも、迷わず考えられることが重要です。
問題の解答だけでなく、説明文や問題文の内容を正確に読み取れていたかの確認もしましょう。
共通テストは問題文が長いのが特徴です。基礎が身に着いたら、問題文を正確にとらえる対策もしましょう。
オススメ教材は進研ゼミの「大学受験よく出る基礎」アプリ です。取り組みやすい問題演習を通して、基礎事項を確認できます。スキマ時間でできるので毎日少しずつ続けていきましょう。
【パターン②】第3問で時間がかかり過ぎてしまった
共通テストでは、比較的シンプルなアルゴリズムをもつプログラムが扱われます。
大事なことは、共通テストを解くために必要な力は、「複雑なプログラムを書く力」ではなく、「アルゴリズムを理解し、組み立てる力」であるということです。
模試の第3問ができなかった人は、これまで学んできたプログラミングの内容をあらためて確認してみましょう。
プログラミングにニガテ意識がある人は、実際にコーディングをしてみるのが良いのですが、そこまでできない人は 紙に書く形でも良いので、出題されたプログラムを自分で書いて みましょう。
プログラムの行でどんな動作が起きるのかをイメージ することが大切です。
共通テストのプログラム表記(いわゆる DNCL) で戸惑ったり、わからなくなったりした人もいるかもしれません。
DNCLの表記法は共通テストの過去問で使われており、模試もDNCLで出題されています。
その表記法をあらかじめ理解し、DNCLを扱った類似問題に慣れておくことも有効です。
進研ゼミ『共通テスト予想問題』でも、本番形式の DNCLのプログラミング問題に取り組めますよ。
プログラムの読み解きは慣れです。
プログラムを読んでその動作をイメージする練習をしましょう。
【パターン③】第2問・第4問で時間が足りなかった
第2問と第4問はシミュレーションやデータの活用の出題で、計算が必要な場合や、モデル化して考える問題、図やグラフの読み取りなど、見慣れない素材・資料が出てくる場合が想定され、解答に時間がかかりそうです 。
解き方のコツとして「見慣れない問題でも、既習の考え方に結び付けて考える」 があります。
間違えた問題の解説を読んでみましょう。
問題を解くために、習っていない全く新しい知識を求められたということはないはずです。知っている知識や考え方をどのように使っているかに注目してみましょう。関係する基礎知識が理解できていない場合は、必ず固めておきましょう。
復習としては、あらためて問題文を読み込み、問題設定と既習の知識とがどう関係しているかを意識して解き直してみてください。
問題の内容はちゃんと理解できていたのに、計算やグラフの読み取りでミスをしているなどの場合は、類題でトレーニングしましょう。
ニガテな計算や、色々なグラフ表示の問題に触れることが重要です。
途中式を残し、検算しやすくしておくことも有効です 。イメージしにくい説明などでは図などをかいたり、文章中の気になった語句にマークしたりするなど、読みやすいように工夫するのも有効です。
「大学受験よく出る基礎」で基礎を固め、「共通テスト予想問題」で、問題設定の読み取りや計算問題、図やグラフを読み取る問題に触れ、トレーニングしましょう。
まとめ
今回は、共通テスト模試での情報Ⅰの見直しポイントをパターン別に説明しました。
今回模試ができていなかったとしても次に生かせれば大丈夫です。
これを機に勉強する方針が明確になったと前向きにとらえて復習に励みましょう。
次回は、「【夏に制する】情報Ⅰここまでは押さえるポイント」をお伝えします。お楽しみに!
<この記事を書いた人>
「進研ゼミ高校講座」
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