こんにちは!
神戸大学医学部の、のいです。
高校3年生のみなさん、進級おめでとう!
高校ラストの1年間、思いっきり楽しんでほしいです...!
今回、私からは、自分のいる医学部医学科の授業をちょっぴりご紹介します。
医療系を考えているみなさんは特に、受験勉強のモチベーションになれば嬉しいです。
「医学生って、どんな勉強してる?」
医学生ってどんな勉強してる?
ちょっと医療に興味ある人なら、一度は思ったことあるかも。
教科書ガチガチの難しい話?
いやいや、それだと半分だけ正解。
医学部に入ってすぐ、私たち出会うのはまさに「人の体そのもの」。
ちょっと特殊な医療の世界。決して科学だけじゃない、最も人間らしさの詰まった世界。
ちょっと覗いていかへん?
まず始まるのは
1年生の一般教養を終え、すっかり大学生気分になった2年生の私たちを、まず待ち構えていたのは、「解剖学」。
1ヶ月の座学でひたすら知識を詰め込んだら、実習が始まります。
初めて体験するひんやりとした空気と匂い、いつもはふざけ合う友達の緊張した顔。
目の前に並ぶのは、"献体"として、学びのために自分の体を提供してくれた人たちです。自然と背筋が伸びました。
この体、たしかに生きてたんや。
正直、最初は圧倒されました。
でも、見ていくうちに気づくのが、
「この体、たしかに生きてたんや」
ということ。
私はここから最大限学ばなければ。
皮膚のシワ、筋肉や臓器の重さ、途切れそうで何十年も途切れることのなかった血管のつながり。
全部が、その人の人生の痕跡なんです。
医学部に入って初めて、医師になる覚悟と責任、恐怖を感じました。
私はここから最大限学ばなければ。
そう強く思ったことを、今でもよく覚えています。
面白さと、覚悟と
解剖学から始まる"命"と向き合う授業。
2年生以降は基本的にずっと医学と医療の勉強です。
怖さもあるけど、圧倒的に面白い。
そして、とっても重い。
「人の命を預かるって、こういうことか」
それを、肌で、目で、心で知るのが
医学部の"最初の授業"なんです。
最後に:ちょっとでも興味ある君へ
ここまで読んでくれてありがとう!
今回は4月早々、いつもよりちょっぴり深い、私が大学に入って最初に感じた医師になる覚悟のお話でした。
どの大学・学部でもそうですが、大学では、より一層専門性の高い授業が始まります。
医療系学部では、それがそのまま将来の職業に直結していきます。
自分の本当にやりたいことを見つけることは難しいけれど、こんな風にいろんな学部や分野の先輩のお話を聞いて、大学とその先を見つめられると、選択肢も考えやすくなるよ◎
そしてもし、医療に少しでも興味があるなら、ぜひその目で見に来てほしいな。
ここでは表せないようないのちの不思議に感動しつつ、やっぱり勉強にも追われつつ、アルバイトや部活動にも勤しみながら、みんなのことを待っています!
なにか相談したいことがあったらいつでも質問してね。
のいより
<この記事を書いた人>
神戸大 のい
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