こんにちは、東京科学大のすいです。
~20YY年MM月DD日、英語の授業にて~
先生「そろそろ定期テストだな。今から教科書本文の日本語訳を配るから、これを参考にしっかり勉強するように!」
すい(高校生)「やっべ、もうテスト5日前なのに何もやってねえ!まあ定期テストは日本語訳の丸暗記でも点数取れるし、いっか...」
???「ちょっと待ったあ!」
すい(高校生)「えっ、な、何の声...?」
すい(大学生)「毎回『日本語訳の丸暗記』でテストを乗り切っているようじゃ、入試で痛い目を見るぞ!」
~茶番 END~
怠惰な高校生のすい君は「日本語訳の丸暗記」でテストを乗り切ろうとしていますが、大人になったすい君に止められていますね。
それでは、どうして日本語訳の丸暗記は「入試につながらない」のでしょうか...?
入試問題は当然「初見の文章」
当然ですが、模試や入試の問題は全て「初見の文章」です。
教科書の文章のように、事前に授業で解説してくれたり、日本語訳が配られたりする訳ではありません。
なので、授業などで身に着けた知識を「総動員して、自ら日本語訳を導く」必要があるのです!
この力は、やっぱり「日本語訳を丸暗記する」だけでは鍛えられないと思います。
「単語&文法ベース」で文章を理解する
初見の文章への対応力を鍛えるには、教科書の文章であっても、その訳が「なぜそうなるのか」を理解することが重要です。
「この単語がこういう意味だから」「この文法がこういう意味だから」というのがわかっていれば、初見の文章の意味も論理的に導けるようになるはずです。
なので、高2からの授業では、「単語&文法をベースに文章を理解する」ことを意識してみてほしいです!
英語:まずは「文の構造」を理解する
ここからは、科目ごとの具体的なポイントについて。
まずは英語ですが、一文ごとの「文の構造」がわかる状態を目指しましょう!
(いわゆる「SVOO」とか「SVOC」といったやつですね。「副詞節」や「関係代名詞節」なども含まれるかもしれません。)
これによって、「誰が誰に何をした」といった、文の骨格が一気にわかりやすくなると思います。
また、文中に新しく出てきた単語や文法は、授業ノートに2~3回書くなどして、「それ単体でも」覚えるようにしていました!
これによって、「他の文章でその単語や文法が出てきた」時に、ちゃんと意味を導けるようになったと思います。
古典:助動詞や敬語に「印をつける」
もう一つ、読解で苦戦しがちなのが「古文」ですよね。
これも、一文ごとに文の構造を理解するのが大事なのは変わりません。
ただし、古文は英語に比べて、そもそも「使われている文法を見抜くのが難しい」かなと思います。
(特に助動詞なんかは、もともと1~2文字しかないものがコロコロ活用するので、わかりずらいですよね...!)
ということで、古文の授業では、一文ごとに「助動詞や敬語に印をつける」ことで、構造をわかりやすくしていました。
(助動詞は青の四角で囲う、敬語には赤の傍線を引く、といった感じです!)
これは、印をつけること自体も目的なのですが、「印をつけられるように先生の解説をきちんと聞く」ことがより大きな目的です。
特に助動詞と敬語の2つは、マスターすると「文章の和訳がかなり楽になる」ので、今後の勉強でぜひ意識してみてください!
(ちなみに、漢文も同じように「重要な句法を赤で囲う」といったことをしていましたよ。)
あえてテスト勉強の最初に「予想問題」を
最後に、「暗記に頼らないテスト勉強」について。
僕の場合、あえてテスト週間の最初から「定期テスト予想問題」を解くことが多かったです!
テスト週間の初期はまだ勉強が不十分ですが、そのことが逆に「暗記に頼らず、思考力を鍛える」ことにつながったのかなと思っています。
とはいえ、何もかも暗記しなくてよい訳ではないですし、やはり「授業の記憶を頼りに」、覚えている知識は最大限活用して解いていました。
また、間違えた問題は解答解説を必ず確認して、「不足の知識をそのつど覚える」癖をつけていました。
この時、自然と「どうして間違えたのか」を考えたことで、本文と日本語訳を結びつける、本質的な要素を理解することができたと思います!
おわりに
今回は、「入試にもつながる授業・定期テストの臨み方」についてお話ししました。
教科書本文の日本語訳は、「結果的に覚えてしまう」のはよいのですが、それだけが目的になってしまうと、本質的な力はつきにくいと思います。
なので、「なぜその訳になるのか」まで考えつつ、日々の勉強に向き合えるとよいですね!
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<この記事を書いた人>
東京科学大・すい
なぜ人は老いを避けられないのか(来月23歳になる男の嘆き)。
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。
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