今年高校卒業となった3年生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
そして、ここまでの学習も本当にお疲れさまでした。
もう合格が決まっている人だけでなく、まだ受験やその結果発表が残っている人、もう一度受験に臨む人などさまざまな人がいると思います。
これから高校という学び舎を離れ、それぞれの学習に取り組んでいく皆さんに今日の記事では私から伝えたいことを盛り込みました。
大学に入って気付いた大学の中での学びだけでなく、自分の見方を大きく変えることになった種々の体験をもとに皆さんにエールを送りたいと思います。
ポイントは大きく分けて3つです。
Points
・新しい出会いはそこへ行ったからこそのもの
・スタート前のスタート
・何事にもやる気と希望をもって
それでは一つ一つ書いていきたいと思います!
新しい出会いはそこへ行ったからこそのもの
私は昨年の今頃、前期試験に失敗して後期試験の結果を待っていました。
気分的にもかなり落ち込みましたし、浪人はせず現役で入学すると決めていたので、このまま4年間、明るくやっていけるのだろうかと思ってもいました。
春休みは結局忙しさに圧倒されあまり考え込む時間もありませんでしたが気分があまりにも下がらないよう自分なりに工夫はしていました。
これについてはまた後ほどご紹介します。
そしてついに授業。
隣や前後に座った人に声をかけるか迷っていましたが、最終的に2限目からそれを実行してみることにしました。
すると思いのほか色々な人と仲良くなれて、授業外でも楽しく話したり交流したりできるようになりました。
その時には気づいていませんでしたが、私が今、近くにいる人達と話し、一緒に居るのはここに来たから、ここにいなければ出会うことはなかったのだなととてもありがたく感じています。
この先どんな環境に行くにせよ、周りの人と積極的に関わり、行き詰った時にはどうしてその人たちと出会えたのか?と考えてみてください。
きっと前向きになれると思います。
スタート前のスタート
先ほどお話した工夫についてですが...
私は最後の試験終了後、かねてよりの希望だったアラビア語学習に取り掛かりました。
それだけでなく、大学内容を予習したり、ペースを少し落としていた習い事に元のように時間をかけるようにしたりとできることに貪欲に取り組むようにしました。
何事も取り掛かる時に一生懸命スタートできるかがその後の流れを左右すると思います。
4月はある意味スタートあるいはリセットのようなときですが、その一歩前の3月から、自分は「これをやった」と思えるような過ごし方をすると自分により自信が持てるようになるかもしれません。
何事にもやる気と希望をもって
最近、江戸後期から明治期、日本において数学物理をベースとする科学が大きく進歩した時期、におけるそれらの分野の第一人者の様子をまとめた本を読みました。
当時から英語が非常に優れている人、海外に飛んで大物に師事し、信頼関係を築いた人、元の才能はもちろん朝から晩までの努力を怠らなかった人、とてもすがすがしいほど夢に向かって一心不乱に行動する姿に大きな勇気をもらいました。
今ほど学ぶことやカリキュラムも確立しておらず、生徒も先生も手探りの中で勇ましく学習に励む姿には、「これからの時代を作っていく」という希望と実感が現れているようでした。
高校卒業してからの学びが私たちの人生の学びのはじまりでもある、と言えそうな程、私たちがこれから学ぶことは、私たちにとって大きな意味を持つはずです。
今は自分たちで成果をだす、という前に学ばなければならないことが昔よりももちろん多くなっていると思います。
でも、皆さんなら昔と同じように、大きな希望を胸に努力をし続けることができると思います。
ぜひ一緒に、これからも進化し続ける世界を「作っていく」という気持ちで日々の学習に取り組んでいきましょう!
ずっと応援しています。
<この記事を書いた人>
慶應義塾大 なふるん
最近自分は乗り物オタクであるかもしれないと思っています。
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。
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