こんにちは!千葉大学法政経学部のてぃーえすです。
皆さん受験お疲れさまでした!
受験生としての一年間本当に辛かったと思います。
成績が上がらなくて悩んだ時期、なかなか勉強のモチベーションが上がらなかった時期、いろいろあったでしょう。
まずはそういった一年間に耐え抜いた自分を褒めてあげてください。
さて、私の記事では何を書こうか悩んだのですが、私自身の経験を活かして「結果が振るわなくて、浪人を悩んでいる高校生」向けに書こうと決めました。
今回の記事では
①私が浪人をしたきっかけ
②時期別浪人生活スケジュール
③まとめとアドバイス
をお話しするので、悩んでいる人は1例として判断材料にしてもらえたらと思います。
①私が浪人したきっかけ
私は浪人したといったのですが、実は現役の時にすべり止めで合格した大学に進学しています。
あれ、矛盾してない?と思ったそこのあなた!
実は矛盾してないんです。
なぜなら私は入学後の4月後半に再受験を決めて受験勉強を再開したから、つまり私は仮面浪人生だったのです。
浪人するか進学するかものすごく悩みましたが、「もう疲れてしまった、一年間落ちる恐怖と戦い続けられる自信がない」と考え進学を決めました。
しかし入学後第一志望に合格し、楽しそうに入学式の写真をあげている友人たちの姿をみるたびに、心がズキズキと痛みました。
そして「このまま受験をやめてしまったら、一生後悔が残る」という思いに至り、再受験をするために好条件が重なったため受験勉強を再開しました。
併願校に進学して、そこで頑張るという選択肢もとても素晴らしい選択肢だと思います。
そして努力の結果、大学で活躍している友人たちも大勢見ています。
だからこそ、皆さんには、浪人を選ぶにしろ、進学を選ぶにしろ選んだ道を正解にできるように努力を続けてほしいと強く願っています。
②浪人生活について
まず最初に前提として、私は大学の講義を受けながら受験勉強もしていたので一般的な浪人生の生活スケジュールとは違います。(と言ってもコロナ禍でほとんどオンラインだったので、実質的な宅浪でありましたが(笑))
夏前(5月~7月)
まず勉強開始直後に、インターネットやSNS、さらには友人などの情報を使って志望大学の合格者たちが各科目どれくらいの点数を取っていたのか研究しました。
ライバルより少ない時間で勉強をしなければいけないため、合格に自分が足りていない部分を把握して、最短距離で勉強したいと考えたからです。
そして私の弱点は「英語」「共通テスト」の2つであるとわかりました。
そこで、夏前は平日5時間休日8時間を受験勉強に費やし、その勉強の8割を英語に割くことで苦手を克服しようと努力をしました。
ここだけ見ると頑張っているように見えますが、モチベーションの波はなかなか激しく、再受験をやめて今の大学で頑張ろうか悩んだ時期もあります。
夏休み中(8月、9月)
1日平均で8時間くらいを勉強に費やしていたと思います。
この時期からは少しずつ英語以外の勉強も始めましたが、依然として英語に半分くらいの時間を費やしていた記憶があります。
夏休み後半に受けた英検で準1級の一次試験に合格したり、千葉大の過去問を解いた時に正答率が上がるなど、努力の成果が少しずつ現れてきて嬉しかったです。
秋(10月、11月)
大学の講義は始まりましたが、運よくすべてオンラインだったので、大学の課題次第で、勉強時間としては6~10時間程度だったと思います。
この時期は浪人して初めて模試を受けました。
千葉大専用の模試だったのですが、英語は努力の成果合って現役時より15近く偏差値が上がっていたものの、あまり勉強できていなかった数学は現役時より下がってしまった記憶があります。
この時期から焦り始めて、英語の勉強を減らして、他の教科の勉強や共通テスト対策も始めました。
共通テスト直前期(12月、1月)
勉強時間は秋と変わらずですが、より10時間以上勉強する日が増えたと思います。
英語だけは冬休み前まで二次試験の過去問に注力していました。
また、共通テスト対策としては直前の努力で点数を伸ばしやすい理科基礎や社会系の教科に注力して勉強していました。
本番の共通テストでは努力の成果が結びついた教科と失敗した教科に綺麗に分かれ、千葉大のB、C判定に収まりました。(例えば地学基礎は12月の模試から23点上がって47/50という好成績を収められたものの、得意の国語は失敗してしまい、かなりショックを受けました...)
二次試験直前期(1月、2月)
共通テスト後の1週間は大学の溜めていた課題を消化する時間に使いましたが、その後は平均10時間以上を勉強に費やしました。
私は別の大学に在籍していたこともあり、千葉大学前期日程以外受験しませんでした。
そのため、勉強内容としても二次試験対策一色です。
千葉大の過去問を10年~20年分解いたり、英語に関しては筑波大や東北大など他の大学の過去問にまで手を出しました。
また過去問の復習だけでなく、単語や熟語を覚えたり、問題集で弱点補強なども欠かさずに行いました。
自分より千葉大対策に時間を使った受験生はいないと思えるくらい努力したので、本番は緊張したものの自信を持って回答できたと思います。
以上が受験勉強再開から合格までのスケジュールです。
浪人生はまず、現役の自分には何が足りていなかったのか、各教科どのくらい点数を上げる必要があるのかをまずは把握してください。
浪人の1年間はあっという間なので目標を明確化して効率的に勉強していかないと、成績を上げるのは難しいです。
③まとめとアドバイス
今回は私自身の浪人経験を中心にお話ししました。
一応大学生の身分であった私でも浪人生活は誘惑との戦いや落ちる恐怖との戦いで辛かったです。
そのため、普通の浪人生が一年間で感じる恐怖やストレスは想像を絶するものであると思います。
まずは自分自身がその環境で耐え抜いて努力を続けられるか考えてみてください。
一方で、自分が思わしくない結果で不完全燃焼のまま過ごす大学生活もまた辛いです。
特に入学当初にSNSで見る友人の楽しそうな姿への憧れや羨望は今でも印象強く残っています。
自分自身でこの2つを天秤にかけて、自分はどちらを選択したら後悔しないか、よく吟味をしてみてほしいです。
私自身は選択に対して後悔はしていません。
正解は自分自身が決めるもの、そして自分自身で選択した道を正解にしていくものだと思っています。
そしてどちらの選択をしても私たち先輩チューターやベネッセの社員が応援していることを、忘れないでください。
皆さんが後悔のない選択をして、楽しい生活を送ることを、心より願っています。
この記事を書いた人
千葉大 てぃーえす
※この記事は記事公開日時点の情報に基づいて制作しています。
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