みなさん、こんにちは。
国際基督教大学のアマリリスです。
1月も終わりに近づき寒い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
今年の2月3日は二十四節気の立春。暦の上ではもう春が始まります。
ところで、英語のspring 春は、もともと「突然飛び出す」という意味があり、「バネ」や「泉」という意味につながりました。
活動を休止していた動物が出現し、木々も芽吹いてくる春をspringとするのもイメージできますね。
英単語一つ取っても、その語源はとても興味深いです。
皆さんも、何気なく気づいた言葉の由来を調べてみると面白く、気分転換になるかもしれません。
さて、今回はICUの大きな特徴である「リベラルアーツ」についてフォーカスしたいと思います!
ICUに限らず、最近「リベラルアーツ」というワードを聞く機会が増えているように感じます。
しかし、「リベラルアーツ」とだけ聞いても、具体的なイメージはつきづらいのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ICUの「リベラルアーツ」について、私の経験談も交えながら見ていきたいと思います!
そもそも「リベラルアーツ」とは?
まず「リベラルアーツ」の定義についてですが、直訳すると"自由な学問"という意味です。
古代ギリシャ時代の"自由七科"に起源を持ち、専門的な知識の習得だけに限らず、広範な知識・技能を広く深く育むための学問領域とされています。
私の通っているICUは、日本のリベラルアーツ大学の先駆けとして、早くからこの「リベラルアーツ」を教育の基盤としています。
学生は全員教養学部に在籍し、2年次までは一般教育科目や基礎科目を幅広く学び、3年次から専門のメジャー(専攻)に分かれていきます。
ここが、入学前に学部や専攻を決める必要がある他の多くの大学と異なる点だと思います。
またメジャーが決定した後も、一般教育科目や他のメジャーの開講科目を履修することができます。
このように4年間を通して、多角的な視野を養いながら、自分に合った学びを柔軟に追求していくことができます。
なぜICU = リベラルアーツ大学に入学したのか?
ここからは、なぜ私が「リベラルアーツ」を重要視しているICUに入学したのか、その理由について少しお話したいと思います。
私は将来についてあるビジョンがあり、それを実現したいと考えていますが、具体的にどのようなアプローチを通して実現していくのか、未だ模索中です。
例えばですが、『困っている人をサポートしたい』と考えた時に、"ダイレクトに現場で手助けをする"こともできれば、"社会の制度を変えていくこと"、"困っている人を助けるための製品を開発すること"など、様々な方法があると考えられます。
私は多くの大学のリサーチやオープンキャンパスに参加してきましたが、この(ICUの)「リベラルアーツ」教育が、私のビジョンにとても合っていると感じたのです。
最初から専門の学部に所属するのではなく、様々な学問を学んだ上で、自身が将来どのように目標を実現するのか、将来設計をじっくり考えながら、専門的な学びを深めたいと考えました。
現在私はICUの1年生ですが、目標実現に向けて、様々な授業を履修して視野を広げながら、自分の将来プランを検討し、模索しています。
「リベラルアーツ」を活用した私の授業履修!
最後に「リベラルアーツ」の側面から、私の履修授業を見てみたいと思います。
これまでに、必須の英語の授業と、一般教育科目や基礎科目を中心に、心理学、生物、化学、(言語)教育、法律など、多様な学問分野の授業を履修しています。
私は高校では文系でしたが、理系の科目も積極的に取っています。
一般教育科目として開講されている理系の授業は、科学や数学など専門的な内容にも触れつつ、他の文系の学問分野にもつながるような重要な考え方を体得することができます。
例えば、以前履修した生物学的視点からサステイナビリティーを学ぶ授業では、シミュレーション技法の演習等に加えて、様々な団体や個人の方の講演も聴講しました。
こうして、持続可能な社会を実現するためには"一つの問題を解決するだけではなく、より包括的なアプローチが必要である"ことを、学習しました。
このように文理を問わず、興味ある分野から多角的に物事を学ぶことができる「リベラルアーツ」の利点を積極的に活用し、学んでいます。
まとめ
以上、今回はICUの特徴である「リベラルアーツ」に注目してきました!
ミライ科では、他にも大学に関するものなど様々な記事が公開されています。
ぜひそちらもチェックしてみてくださいね。
また何か気になることがあれば、いつでも先輩ダイレクトに相談してください!
皆さんのことをこれからも応援しています!
<この記事を書いた人>
国際基督教大 アマリリス
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