皆さん、こんにちは。
上智大の えりす です。
12月に突入し、2024年も残り1か月を切りましたね。「師走」というくらいですから、年末年始の準備、そして皆さんであれば、共通テスト、2次試験対策に奔走されているころかと思います。
この時期はラストスパート。本番まであともう少しです。最後まで追い込みをかけていきましょう。
さて、皆さんの中には、「併願校」の受験を考えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?私が受験生の時も、上智大学のほかに数校、併願校を受験しました。
共通テストが終われば、2次試験までの時間はあまりありません。だからこそ、今の時期に、共通テスト対策と並行して進めるべきなのですが、「本命大:併願大、どのぐらいの時間比率で学習すればいいの?」「そもそも、どうスケジュールを組むべき?」という疑問にぶち当たってしまうことかと思います。
今回は、このような疑問について、私の経験に基づいてお話していこうと思います。是非最後まで読んでいただき、参考にしていただけたら幸いです。
「本命大:併願大」対策の比率は?
目安としては「7:3」
私は、本命大対策を7割、併願大対策を3割程度を目安に進めていました。
基本的には本命大の過去問中心に取り組み、「味変」として併願大対策に取り組む、というのが基本スタイルではありますが、これだと自分の気分依存になってしまうため、計画性に欠けてしまいがち。
こうなることを防ぐためには、「本命大、併願大の過去問に、最低1回は取り組んで出題形式や範囲を把握する」ことが必須となってきます。
大学ごとに試験形式は違いますが、本命大と出題形式や範囲がよく似ている大学は、同じ対策でカバーができますし、反対に本命大の対策だけで対応ができないものは、時間をかけて個別に対策する必要が出てきます。こうした学習計画を立てるためにも、過去問を使った出題形式や範囲の把握を必ずしておきましょう。
優先度は「本命大>難易度の高い併願大>難易度の低い併願大」
対策の優先度は、まず最初に本命の大学を置くことは当たり前ですが、それ以降は入試難易度が高い、もしくは入試に使う教科数が多い大学から対策をしていくのがおすすめです。もちろん、併願校の中でも「ここがいいな」という優先度が高いものがある場合はそちらを優先すべきですが、私は特に併願校として考えた大学に優劣をつけていなかったので、最も入試の難易度が高い大学の対策を中心に行っていました。
それぞれの大学について均等に時間を確保しようとしたら、いくら時間があっても足りないはず。このように優先度をつけることで、個別に対策をする時間を減らすことができ、その分の時間を共通テスト対策や本命大対策に充てることができると考えています。
対策優先度を踏まえた「今後のスケジュール」
12月~共通テスト直前まで:「共通テスト対策」中心
まず最優先にすべきは、共通テスト形式の選択問題の対策でしょう。共通テストの結果が多くの大学の入試結果を左右してしまうので、この時期はいったん記述対策を放り出して、共通テスト対策に絞ってしまうのも戦略としてはありだと思います。
入試を終えてからの実感なのですが、共通テスト対策を中心に行っていた受験生への配慮かどうかはわかりませんが、受験した併願校のほとんどの入試で、共通テストとよく似た選択式の問題が配点の大多数を占めていたように感じています(ちなみに、上智大学は受験した私立大学の中でも、受験日が共通テストに近い割にはかなりの記述量を求めてきた気がしますが......)。
共通テスト対策が、意外と2次試験対策にもなりますから、手を抜かずに取り組んでいきましょう。
1月下旬~入試日まで:記述対策&演習
共通テストが終わり、本命大と併願大がしっかり決まったら、いよいよ記述対策に移りましょう。以前の記事や先輩ダイレクトで、自分がよく「11月のうちに記述対策を始めておいた方がいい」と言っていたのは、ここで対策を再開したときに感覚を取り戻すまでの速度が圧倒的に早くなるからです。
実際、私は中学時代に、定期テストによく記述問題を出してくる中学校に通っていたため、よく記述問題のトレーニングをしていました。高校に入ってからも同じペースで記述問題に取り組むようにしていたので、記述系の問題は今でも得意です。「解き方を忘れたな...」と思っていても、いざ書き始めると結構コツ等を覚えているもの。もし11月までに記述対策を始めていなくても、その大学専用に特化して、しっかり時間をかければまだ間に合いますので、焦らず、優先度に従って対策を進めていきましょう。
まとめ
・「本命大:併願大」=「7:3」(目安)
・併願校対策は「難易度が高く」「教科数の多い」大学から
・共通テスト終了後までは共通テスト対策に専念してもOK
・終了後は記述対策中心に!
自分の受験予定校と相談して、自分なりの学習計画を作成し、優先度をつけて効率よく学習に取り組んでいきましょう。
これからますます冬本番になっていきますから、体調には気を付けて、頑張ってください!
<この記事を書いた人>
上智大 えりす
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。
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