こんにちは、東京大のぴこさかです!
受験生のみなさん!過去問の使い方、掴むことが出来ていますか?
受験にとって過去問は、その大学の問題傾向を知ることのできる唯一無二の資料です。
ですから、過去問を上手に活用することができるかどうかは、合否に直結するといっても過言ではありません!
さて、みなさんの過去問の使い方は⋯?
なぜ過去問を解くのか?
過去問を解く理由、そんなことは考えたことがないかもしれません。
みなさんはいつも使っているゼミ教材や参考書との違いを説明できますか?
他の教材と過去問の違いは、誰が作った問題か、ということです。
もちろん、過去問はみなさんが志望する大学で実際に出題された問題ですから、みなさんが実際に受ける入試の問題の傾向を推測することが出来ます。
傾向というのは、難易度だけでなく、問題形式(選択肢問題なのか、記述式問題なのか)、出題分野など多岐にわたります。
その傾向を分析することはみなさんの受験対策で意識すべきことに直結するのです。
しかし、「そんなこと知ってるよ!」と思ったそこのあなた、では、その分析は誰がしましたか?
インターネットや先生が、と答えてしまった人、厳しい言葉かもしれませんが、「甘い」です。
問題形式や出題分野はともかく、難易度の感じ方は人それぞれです。
世間一般で感じられている難易度とみなさんが実際に感じる難易度は違っていることがしばしばあると思います。
実際に私も、数学の過去問を解いているとき、「易しめ」と分析されていたにも関わらず、私にとっては難しく感じることが何度もありました。
ですから、みなさんには実際に過去問を解いて、どの科目の、どのような問題(問題番号や分野)が難しく感じられるのか、確実に点数にできると感じられるのかを考えてみてほしいと思います。
どれだけ過去問を解くのか?
この時期に書店に行くと、多くの大学の過去問が並んでいると思います。
また、難関大学ではその大学の特定の科目の過去問を20年以上収録した本が売られていることもあります。
では、これらの過去問をどのくらい解けばよいのでしょうか?
この問いに対しては様々な考えがあると思いますが、私は、「解けるだけ解く」ことが正解だと思います。
私が受験生だった頃は、東京大学の過去問をそれぞれの科目25年分ずつ程度持っていました。
でも⋯
始めた時期がやや遅く、25年分解き終えるまでにタイムリミットが来てしまい、20年分しか解くことができませんでした⋯
先述したように、過去問は問題傾向を掴む大切な資料なので、沢山の問題に当たって解くための力をつけてもらいたいです。
過去問を解くときの注意点って?
まず、過去問は基本的に時間を計って解いてみましょう。そして、大問ごとで時間を空けて解くのはできる限りやめましょう。
大学入試がなぜ難しいのか。その一つの答えは試験時間にあると思います。
時間がもっとあれば、もっと良い答えを作ることが出来た、と考えるのは日常茶飯事です。
ですが、試験本番にそんな願いはもちろん叶いません。
ですから、時間内に解き切ることも一つの大事な力なのです。
しかし、「時間内に解けなかった、さ、答えを見よう。」、では、なかなか「解く」力がつきません。
まだ入試まで少し時間のある共通テストくらいまでは、時間内で問題と格闘したあとに、アディショナルタイムとしてさらに思考して問題を解いてみましょう。
そして、答えを確認したあとも、自分に足りない考えや知識は何であったのか振り返り、メモを取るなり、教科書に書き込むなりしてさらなる定着を図りましょう。
その書き込みが入試では一番の力を発揮します。自分だけの参考書が出来上がれば最高です。
まとめ
私はこの記事を書くにあたって、「考え」という言葉を多用しました。
一見抽象的なこの言葉ですが、意外と難しいことでもあります。
しかし、受験において「考える」ことはどんな局面でも必要なことです。
この記事を読んでいるみなさんには、志望校の入試まで絶えず、「考え」続けてほしいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
質問があればこちらまで!
<この記事を書いた人>
東京大学 文科3類 ぴこさか
先日、大学のボランティア活動で実家のお祭りに参加してきました
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。
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