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【名古屋大】これからの時期の、共テと個別試験の学習バランスを考える!

  • 志望大
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この記事を書いた人

名古屋大 法学部  サンライズ

【名古屋大】これからの時期の、共テと個別試験の学習バランスを考える!

こんにちは!

名古屋大学法学部のサンライズです。

さて今回は、共通テストと個別試験の、理想の学習バランスを考えるというテーマです。

この時期、徐々に年明け後の共通テスト(以下、共テ)が近づいてきて気になる一方で、「個別(二次)試験対策も、まだまだやらなきゃ...」などと思っている人も多いのではないでしょうか。

僕は、後でも書くように「共テ重視」の受験勉強をしていたのですが、それでも当然、二次試験対策をしていなかったわけではありません。

むしろこの時期は、「本当は本腰を入れたい共テ対策に、どのタイミングで切り替えようか...」などと考えていた記憶があります。

そんな経験から僕が考える、「共テと個別試験の学習バランス」を、まさに今の時期を念頭に、書いていきたいと思います。

参考になることがあれば嬉しいです!

ポイント① 自分の到達点を把握する!

やや結論めいた言い方になりますが、究極的には、「共テと個別試験の学習バランス」は、人それぞれ異なると、僕は思います。

どういうことか、これから詳しく書いていきますが、まず皆さんに意識してほしいと思うのは、

☆☆ 今、自分が合格ラインに対してどのくらいの水準に達しているのか把握する ☆☆

ことが、非常に大切だということ。

共テと個別試験の学習バランスを考えるうえでは、自分の学習がどれくらい進んでいるのかを知ることが不可欠。

「今の水準」、言い換えれば自分の"現在地"が分からなければ、合格という"目的地"へ向けて何をすれば良いかも分かりません。

共テと個別試験の学習バランスを考える前提として、それぞれの学習の進捗状況を把握することを強くオススメします!

ポイント② 科目ごと/試験の内容ごとに、分けて考える!

先ほどまで書いたように、学習バランスを考えるうえでは、「いま現在、自分は合格ラインに対してどのくらいの位置にいるのか」という視点が大切になります。

そのうえで、実際に「この時期」どのようなバランスで学習を進めれば良いか、ここから考えてみましょう。

まずは、しつこいようですが、各自の"現在地"の把握が欠かせません。

「共テは全体的に得意だけど、二次試験ではあまり得点できない」

「共テにも二次試験にも、それぞれ苦手科目があって足を引っ張っている」

...他にも様々な"現在地"があると思います。

皆さん一人ひとり、受験科目も受験方式も異なるので、これは当たり前。

学校の試験や模試など、資料は何でも構わないのですが、「合格ラインに対して、自分は今どのくらい得点できるのだろうか」という視点をもって結果を見てみましょう。

続いて、「合格ラインに対する距離」を基に、学習バランスを考えていきます。

ここで僕が重要なポイントだと思うのが、

☆☆ 科目ごと/試験の内容ごとに、学習バランスを分けて考える ☆☆

ということです。

先ほど挙げた例を使って、もう少し具体的に説明します。

「共テは全体的に得意だけど、二次試験ではあまり得点できない」という人。

(「いつまでやるか」は別として、)二次試験対策に力を入れたほうが良さそうですよね。

ただし、大学によっては共テの配点が大きかったり特定の科目に傾斜配点がされたりします。

つまり、入試形式によっては、「全体的に得意」な共テをきっちり固めて、二次試験については「比較的よく得点できる」科目を中心に勉強していく(苦手な科目に時間を割きすぎない)方が合理的ということも、あり得ます。

続いて、「共テにも二次試験にも、それぞれ苦手科目があって足を引っ張っている」という人。

同じ「苦手科目」なので、対策に費やす時間は均等でも良いとも言えます。

が、先ほどと同じように、大学によっては共テか二次試験か、いずれかの形式が重視されることもあります。

より「ダメージを小さくしたい試験」の苦手科目に力を入れて対策するという考え方でも、良いかもしれません。

ちなみに僕の場合は、共テ利用型の推薦入試を視野に入れていたため、「共テの得点が合否を分ける」と考えて、共テ対策にかなり偏った対策をしていました。

もちろん、二次試験に向けた勉強もしていましたが、「苦手な数学は最低限、全員が正解できるような問題だけ取れたらいい」「得意な小論文、英語で勝負」と腹を括って、主には英語の対策しかしていなかったのが正直なところ。

極端に思えるかもしれませんが、要は「自分が合格するのに必要だと思う部分」を伸ばすことに注力していました。

ここまで、いくつかの具体例を見てきましたが、共通するのは

どの試験形式/科目を重視するかによって、学習バランスは変化する

ということ。

共テの中でも苦手な科目に注力した方が良い場合もあれば、(共テに苦手科目があったとしても)配点の高い二次試験を重視して勉強を進めるべきといえるケースも考えられます。

皆さんに意識してほしいのは、「必要だと思うのなら、(共テか二次か、を問わず)苦手科目を重点的に対策したり、配点の高い入試形式の勉強を継続したりするのも、全然アリ!」だということです。

もちろん、(この後で書くように)タイミングの目安などはあると思いますが、結局は各自の合格プランによって「その時にやるべき勉強」が決まってきます。

だからこそ!!

何度も言うように、「今、自分が合格ラインに対してどのくらい得点できるのか」といった視点が必要になるんです...!

補足: 「いつから・どうやって共テに注力するか」見通しをもつ!

さて、結局のところ「各自で勉強のバランスを考えるしかない」という結論になりつつありますね。

僕自身、そのような方針で受験に臨んだので、大まかな方向性は、これでも問題ないのではと思っています。

ただし、一点だけ慌てて付け加えておきたいのが、

☆☆ 共テ対策として、いつから何をするのか見通しだけはもっておくべき ☆☆

ということ。

言うまでもないことですが、多くの大学では、(配点の偏りはあるとしても)共テが一つの重要な指標として合否判断に用いられます。

さらに、志望大学の二次試験に出願しようとしても、共テの点数があまりにも低ければ難しいことも多いです。

実際、僕が受験した年は共テの平均点が全体的に大幅に下落し、二次試験出願の前に先生や保護者の方から志望大学の変更を勧められた友人が何人もいました...。

「そもそも受験できない」のでは、後悔してもしきれないですよね。

共テ自体、試験形式もある意味では特殊であり、そうしたことも踏まえると、どんなに二次試験対策に力を入れたくても「まったく対策しない」わけにはいかないと思います。

というわけで、皆さんにはぜひ、「共テ対策として自分がやるべきこと」を洗い出し、「そのためにはいつから何をすれば良いのか」逆算して見通しておいてほしいです。

ちなみに僕は、苦手な数学の対策は早いタイミング(秋ごろ)から、得意な英語の問題演習は年末ごろから急ピッチで、それぞれ勉強した記憶があります。

そのほか、地歴系科目(僕の場合は、世界史・日本史)の対策は、毎回の模試を見直し、間違えたポイントをノートにまとめていましたが、逆に言えば目立った対策はそれだけ。

全体的に二次対策が遅れがちだったので、「共テ対策としてやるべきこと・タイミング」の見通しはもちつつ、タイミング的にはかなり遅くまで二次対策も並行させていました。

とはいっても、先にも書いた通り「受験勉強全体を見渡せば」共テ対策の量が圧倒的に多かったと思います。

いずれにせよ、強く意識していたのは「自分なりに見通しをもって、そのペースを乱さないように勉強する」ということ。

言い換えれば、「二次対策が多少遅れていても大丈夫」といった精神的な余裕をもって、焦らずに対策を並行させていました。

「気づいたら共テ直前だった」といった状況では、焦って対策することになり「できたはず」の問題で落としてしまうといったリスクも上がります。

逆に、見通しをつけて勉強していれば、共テが近くなっても「このペースで最後まで勉強しよう」と自信をもつことにもつながります。

僕自身、そして友人の経験からも、共テにおける精神的な余裕は侮れません。

本番はもちろんのこと、対策の段階から、「自分のペースで」勉強を進められるかどうかが大きなポイント!

というわけで、「共テ対策として」何をいつからやるのか考えることを忘れないでください。

☆最後に:とにかく「現在地」の把握を怠らない!

最後に改めて、「いま皆さんが、合格ラインに対してどの位置にいるのか」確認してほしいということを、強調しておきます。

何をするにしても、計画するにしても、合格ラインとの距離が分かっていなければ話が始まりません。

各自のペースで、それぞれの受験プランに沿って落ち着いて対策するためにも、今の自分のポジションを把握することを忘れずに行ってください。

いよいよ秋から冬に入り、年明けには共テがやってきます。

体調管理も怠らず、自分のペースを大切にして勉強を進めてください。

応援しています!!

<この記事を書いた人>
名古屋大・サンライズ

最近の気持ち:僕の嫌いな寒い季節がすぐそこに。せめて、友達と鍋パしたい!

※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。
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